またまた賀名生分校組がやってくれました(*^^)v
「やってくれた」って言っても悪いことじゃないですよ。

何かって言うと・・・。

先生に勧められて、ダイスケが陸上部に入って練習をつづけていましたが、今日がその陸上競技会だったんです。

とはいえ、新しい学校に通うのでいっぱいいっぱいになって
相変わらずの集中力の無さと不注意に、
学校生活に慣れるまで、
一学期は社長から部活禁止令が出されており
本格的に練習を始めたのは夏休みに入ってからでした。

で、２学期は台風でほとんど学校に行けず、
練習らしい練習を積むことなくこの大会に臨みました。
出場種目は走り幅跳びと２００ｍ走。

本人も我々もまあ出場することに意義がある・・・ぐらいにしか思っていなかったのですが、
でも、学校に復帰して初めての晴れ舞台と言うこともあって、寮生みんなで橿原公苑運動競技場に応援に行きました。

スタンドについたら、トラックにダイスケがいました。
走り幅跳びの練習中・・・

社長：「おーいダイスケーっ頑張れよー」
ダイスケ：「・・・・」
緊張で聞こえてないみたい・・・顔ひきつってるし（笑）

ようやく気付いたので
お前本番に弱っちいから、スタートでこけるなよー
とのヤジでようやく表情が少し和らぎました　（^^;）

で一発目は走り幅跳び、計６回飛べるそうです。

位置について・・・行きまーす

タッタッタッタ・・・・

踏みきりはバッチリ！


んー、他の生徒に比べるとなんだか飛んでる感がイマイチ・・・
すごい生徒は空中でも走ってるんですが、ダイスケはなんか溝をまたいでる感じ・・・(>_<)
それでも４ｍ８０台を飛びました。

他は見た感じ５ｍ台の選手が何人かいたので、まあ入賞はないなと・・・。

気を取り直して、次は２００ｍ走

位置についてー

よーい

パンっ、一斉にスタートしました


黒いユニフォームがダイスケ。なかなかいいスタートを切りました。


綺麗なフォームでロケットスタートを決めぐんぐん追い上げます。
手も上がってるしいいぞ！

３位に上がりトップの二人に迫って行きます。
このままいけばトップゴールかああああ！！！！
みんなも期待して声援を送ります。

１００ｍを過ぎたころから・・・ん？？？？？

始めの勢いはどこへやら・・・手はだらんと下がり
明らかにスタミナ切れ・・・ショボ(>_<)

４位の選手が迫ってきました・・・頑張れ―っ！＼(゜ロ＼)(／ロ゜)／


何とか逃げ切り３位でゴール。

二組出場でのタイム順の結果はナント４位入賞！

なんと近畿大会出場権がをゲット！やったーっ＼(^o^)／

そして走り幅跳びも５位入賞でこちらも近畿大会出場権をゲットしました。

それにしてもほとんど練習らしい練習もせずにこの結果はすごい！
顧問の先生も練習すれば幅跳びもあと１ｍは伸ばせるとおっしゃってくれました。
やったねダイスケ。

ユカコもそうですが
この結果、本人の主体性に任せて、いい子いい子ヨシヨシだけでは決して手には出来なかったでしょう。
生活組→作業組と下積みを経験し困難を乗り越えて努力してきたからこそ大きな結果を手にしているのです。
いつも言っている通り、ハードルを下げて本人が余裕で出来ることをやらせても決して力はつきません。
それで心は元気になったとしてもやがて待っているのは大きな挫折です。
それよりも本人の力より少し無理をさせることで、力がつき、積み重ねることが大きな自信につながって行くのです。

それを本人の主体性に任せると言うのは、周囲の大人が「お前の決めた事で俺の知ったこっちゃない」と無責任に逃げているのと同じです。
親も含めてかかわっているものが、本人の力を信じて共に困難に立ち向かわせることこそ本当の子育てではないでしょうか？
そんな中から自分の欠点を自覚し、長所を伸ばし育てる。
それが彼らのこの結果につながっているのです。