日経新聞の記者で同紙に連載されている
「心のページ」という記事で
いろんなところに一か月泊まり込んで体験するルポを書くために

8/23から約一カ月にわたってNOLAにボランティア体験に来ていた須貝さんが、
その一か月の刑期！？を終えて今日東京に帰られました。

五十ウン歳という御歳でNOLAのハードワークによくぞ耐え抜かれました。（笑）お疲れ様でした。

新聞記事は来週から、１２月末まで約３か月間にわたって毎週木曜日の夕刊に掲載されるそうです。みんな日経新聞買ってねー！

さすがに一か月もいると、皆名残惜しくて、最後の朝にみんなで記念撮影をしました。

写真中央、NOLAの看板を持っているのが須貝さん

須貝さんと入れ替わるように新しい寮生が入寮してきました。

名前は「マイコ」ちゃんで、リョウと同じ中１の女の子です。
まだちょっと無口だけど、

これからお世話になる地域の皆さん、顔を見たら声をかけてやってください。
よろしくお願いします。

丹波の事件を受けて、他のフリースクール（共同生活）の現状を知りたいということで、２２〜２３日に朝日放送の方が取材に来られました。
ブログにもあるとおり我々も共同生活の日常を少しでも多くの人たちに知ってもらうために情報公開に努めていて、今回もその一環としてお受けすることにしました。

取材快諾していただいた父母の皆さん、地域・関係者のみなさんありがとうございました。

放送は２４日の１７：１５頃〜５５ぐらいのNEWSゆうの中で放映されるそうです。みんな見てね(^^)v

テレビカメラの前で作業中の康司＆真一・・・動き硬っ（笑）

台風接近でこの日の柴島でのソフトは中止になりましたが、
代わりに降り続く雨のおかげでNOLA湖は約２か月ぶりに満水になり、湧水も復活。
ようやくNOLAの取水制限も解除になり、洗濯や風呂も平常通り使えるようになりました。
ご心配いただいた皆さんありがとうございました。

けれど近年の異常気象を考えるとこのような渇水は今後も考えられるため第二井戸の掘削は緊急の課題となっています。

経費節減のため、夏タイヤを買わずに、
昨年のスタッドレスタイヤを
なんとかこの冬まで持たせようと頑張ってきたけれど、
とうとうボウズになった菊ちゃん号（デリカ）のタイヤ。

台風接近で雨が予想されさすがに危険なので
冬までのつなぎに
廃車になったデリカのタイヤを履き替えることに・・・。

今は作業組は大人の寮生二人なので
せっかくだから、みんなタイヤ交換ぐらい
できるようになっておこうということで
社長＆柴ちゃん指導のもとタイヤ交換教室を開催。

あの普通、ボルトは時計回りに回すと閉まるんだよー
って何度もやってるんだけど・・・
閉め忘れや、いったん閉めたボルトを緩めたり
てんやわんや・・・(；一_一)

でも何事も経験です。

もちろん後で閉め忘れの点検＆増し締めはしましたよ(^^)v

このところ少しガソリンが値下がりする傾向で、
うれしい限りですが、
先月のガソリン代の請求はなんと２３万円！！
先々月の２１万を軽く更新してしまいました。

一日に全車合わせると１００ｋｍ以上走行するNOLAですが、
運送屋とかではないので、いくら走行してもお金を生み出してくれないすべて経費。
寮生一人当たりの燃料代は３万円近くにもなります。

何とか他で節約してきましたが、水不足での銭湯＆温泉代も響いて
生活実習費だけでは賄いきれなくなり
やむを得ず寮生のお家から今月は
燃油サーチャージをいただくことにしました。

そんな負担をしていただいているにも関わらず
今度はメイのおうちから
３０ｃｍはあろうかという大きなスイカを送っていただきました。
これがまた甘い！
ほんとうに父母の皆さんには感謝です。

そしてNOLAでは現在、このような経済事情であり、
いくら受益者負担とはいえ、
父母の皆さんにお願いするのも限界がありますので

この掲示板をご覧の皆さん
NPO法人会員入会はもちろん、寄付・寄贈・差し入れ、スポンサーetc
何でも大歓迎です<(_ _)>
尚いっそうご支援賜りますようよろしくお願いいたします。

寮生もみんな揃って和太鼓に励んでいますが
和太鼓は菊ちゃん担当なので、佐藤家のほうも、
童莉夢、宗一郎、拓人も久しぶりに
部活やスポ少もなく全員揃ったので、
ログハウス組立の続きを家族でやりました。

雨の予報だったので新しくつけた垂木が
雨で痛まないようにパパの監督のもと
子供たちで保護塗料を塗りました。

学校組のみんなも休みで揃ったこの日
いつもボランティアで和太鼓の指導をしていただいている
和太鼓グループ「鼓粋（こいき）」の岡田さんと山名さんが
来てくれて、出張和太鼓教室が開かれました。

あいにくの悪天候だったので
昨年夢基金さんの助成をうけて作った全天候型多目的作業場の
ＣＦ（コミュニケーションファクトリー）に太鼓を運んで練習。
雨や雪でも作業やイベントが開催できるＣＦの威力を存分に発揮
していました。

ビシバシしごいてもらって、皆、手にマメを作りながらも
がんばって練習に励んでいました。

今日は中秋の名月なので、さっそくススキと月見団子をお供えした後、少し曇っていましたが、たき火を囲んで十四夜のお月さまを見ながらみんなで月見だんごを食べました。

コバちゃんが煙っているけど、焚き火のせいです。
心霊写真ではありません（笑）↓

古くは戸塚ヨットスクール、風の子学園、最近ではアイメンタルスクール等、そして今回と同じような事件が繰り返されることに、
同じ共同生活による支援を行う者として胸が痛みます。

共同生活自体は大きな効果・成果があるにもかかわらず、
一部の行き過ぎた支援指導によってダーティーなイメージで見られること自体も非常に残念です。

ただ報道での情報でしかなく全容がわからないので断定的なことは言えませんが、少なくともＮＯＬＡをはじめ私たちがネットワークしている共同生活寮では、スパルタや暴力による支配を否定しており、私もあんまりな寮生には手を挙げることもありますが、基本はあくまで対話による指導です。
そのことは青少年自立援助センター・はぐれ雲・北斗寮の３団体から出ている、「共同生活のルール」という本（￥３００、ＮＯＬＡでも扱っています）に書かれている内容に準拠しており、同団体が主催する定期的な会合や勉強会に参加するなど、スタッフ自身の技術、意識向上に努めています。
　過去に事件のあったところは情報を非公開または制限付きであったり、また同じくネットワークを持たず、地域に対して閉鎖的な場所が多いようです。
　自立支援にこれさえすれば１００％立ち直るという方法は無いにもかかわらず、天上天下唯我独尊と言わんばかりの自分たちだけでどのように向上できるのか不思議です。
　いつも言っていますが、引きこもり支援者自身が地域やネットワークから孤立し、ひきこもっていては本末転倒と言わざるを得ません。

ただ共同生活は、親元を離れて生活するため、その全容は見えにくいのは確かです。
学校でもそうですが、地域に開かれているというのは重要なテーマだと思います。

ＮＯＬＡでは極力ＯＰＥＮにするために、ＨＰに寮生本人の日記を載せたり、この掲示板に生活の様子を載せる。
あるいは地域の方たちとの交流やボランティア参加などを積極的に
行う
情報公開を行う努力を行っておりますが、限られたスタッフやプライバシーの問題などで限界があることも確かです。

また外部からの取材や見学の受け入れ等も行っていますが、興味本位での冷やかしや中傷があると、精神的にナイーブな子たちを預かっているだけに、あまり無責任な言動をする人には制限せざるを得ないと思います。

情報公開と、防犯やプライバシーを守ることは相反する要求で非常に難しい問題です。
私自身こうすればいいという１００％の方法はわかりませんが、唯一つ思うことは、不登校や引きこもりの問題自身が情報が閉鎖されやすくて、なかなか当事者と支援者がつながりにくいという問題もあります。
ＮＯＬＡのＨＰにも書いていますが、寮生および親御さんに言っていることは、「他人助けてわが身助かる」の精神で、自分の経験やＮＯＬＡでの様子などを彼ら自身が公開して、今度は今、光が見えず、苦しんでいる人たちの力になっていただきたいのです。

そして自立支援は親御さん、地域、外部の様々な方のご協力がないと成り立ちません。
このような事件を繰り返さないためには、公平中立な第三者による定期的な査察や監査が必要であると考えていますが、ただ今の私には具体的にどうすればいいのか、知恵も金も人脈もありませんのでぜひ皆さんから広く意見をたまわりたいと思います。
私たちも、今後も自分たちの向上のための努力は惜しみませんので尚いっそうのご支援ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。