「あんまりにも話が弾んじゃったので、裕子は暫くはセーラー戦士たちのアジトに留まることにするわ。」

「宇宙に乗り出したついでに、セイラー戦士たちにも会ってきたの。最近は地球に来る機会がなかったみたいで、大分ご無沙汰してたけど、ブランクを全く感じさせずに、極自然に迎えてくれたわ。実は２年前、第３次宇宙大戦のとき、裕子は彼女たちと共闘して暗黒星に突入したことがあったの。この子達は相変わらず長い脚を強調した超ミニブリーツのコスチュームを身に着けているときいてたので、裕子もミニのブリーツをはいて行ったから、直ぐに溶け込めたのかな。脚の長さを比べるの、とっても不安だったけど、踏ん切りをつけた甲斐があって、一気に5人もスコアーを伸ばせたわ。いよいよ残りが１０人を割ったのね。苦節１年。

「古典的ＳＦ映画の舞台となった禁断の惑星にいってみたわ。何故かって？確かこの星にはスッゴイスタイルのいい超ミニファッションの女性と科学者と、そしてロビーと言う名のロボットが住んでるって聞いたからなの。そしてここには、考えただけで具体的な形になる、超文明があったんだって。だけどこれが何の不自由も不足感もなくなった時、憎しみの怪物を生み出して、いずれこの星を滅亡させちゃうんだって。85人目が決まったので、滅亡前に失礼します。」

「コレクター殿から、脚長バトルのジャンルを変えろとの命令が来たけど、もう結構いろいろこなしてきたと思ってるので、これ以上どんな人たちとやったらいいのか思い浮かばないわ。そこで、子供の頃憧れていたスーパーガールさんを思い出したので、会いに行くことのしたの。スーパーガールさんは当時の思い出そのもので、とっても素敵な人だったわ。だけど、もう少し脚が長いと思ってた。ごめんなさい、84人目にさせていただくわ。」

「何時かは言って来るかと思ってたけど、遂にコレクター殿からクレームが来たわ。何時までも同じところで横着してんじゃない！ だって。暫くコレクター殿の存在を忘れていたけど、最期にはこの人と雌雄を決しなければならなかったんだわ。そんな訳で、中国の人たちと戯れるのも今日を最期として、次からジャンルを拡大するために、思いっきりキック相撲をやっちゃった。これで83人目ね。」

「流石に中国は世界最大の人口を誇る、人海戦術の国ね。次から次へと超脚長モデルさんが登場するわ。今度の娘はとっても上品で、まるでお人形さんみたい。裕子が言うのも変かな。」

「中国のモデルさんの中には幼い子たちも混じってたわ。そして15ー6歳の娘まで裕子の部屋に遊びに来たわ。この子は思いっきり細長い脚をフリフリ、はしゃぎまわってたわ。育ち盛りのせいか、ミニバーにあるソフトドリンクを全部、飲み干しちゃった。今日は81人目にできたけど、この子がもっと背が伸びたら勝負はどうなるか分からないわね。」

「何と、今夜は中国のモデルさんが入れ替わり立ち代わり、裕子の部屋へやってくるのよ。２人目は超ミニのチャイニーズドレス姿のメイリンさん。そしてチンタオビールをミニバー（勿論私のよ）から取り出して、一気にあおったら、さっと出て行ったわ。この間、裕子の脚長を目測してるのが良く分かったわ。裕子としてはコンペティターが向こうからやってきてくれるので、手間が省けて助かるわ。これで８０人目ね。」