「仲間たちについて行ったのはいいんだけど、その仲間たちが次々に捕まっちゃうの。突然黒尽くめの男たちが出現したかと思うと、殆ど苦も無く縛り上げちゃうの。隊員たちは別に何の抵抗もせずに従ってるわ。裕子もそうしなければいけないのかなと思っていると、隊員の1人が耳元で囁いたの。アタイたちは出来るだけ多く敵のアジトに潜入するためにこうしてるけど、裕子は特別な任務を持ってるから、とことん逃げ切らなければいけないんだって。ところで特別な任務って何？って聞いても、誰も答えてくれないの。多分知らないのね。あんな奴らに言いなりになるなんていやだから、兎も角裕子は逃げ捲くることにするわ。最近なったばかりの同志たち、さようなら。」