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from: Dr. スリップさん
2016/02/26 17:50:10
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宇宙を考えるって面白い? Part2:時間と空間
空間とは何かという議論は数百年前からやられていて、大昔から空間とは東西南北上下左右均一な無限の広がりであって、単独で存在するっていう分りやすいニュートン説と、物と物とに間の相互関係で出来上がったもので、いろいろに変化するっていう分りにくいライプニッツ説とが争っていたんだって。3次元空間しか認識できない裕子たちにはニュートン説は常識みたいな感じ。ライプニッツさんは奇抜なアイデアを出したけど、何の証明もできなかったので、長い間ニュートン説が常識として定着したのね。でも、ニュートンさんにしても、自分で発見した万有引力が物体間にどうして伝わるのか?、紐で結ばれているわけでもないのにどうして惑星が太陽の周りをまわっているのか?、結局説明できなかったのね。そして20世紀になって天才アインシュタインが登場して、どんな速さで走っているどんな場所から見ても光速は一定であるという当時の新発見をベースにした有名な相対性理論を提唱することによって一気にライプニッツ説に軍配が上がったんだって。特殊相対性理論によると空間や時間は伸びたり縮んだりするし、一般相対性理論では物の質量が大きいほど周辺の空間は歪みが大きくなるんだって。そしてこの歪みこそが万有引力の正体で、暗黒物質かも知れない重力子という素粒子?によって形成されてるって仮説してるらしいの。そしてさらに100年後の今、2つのブラックホールの回転で生じた空間の歪みの波動を重力波として観測できたっていう最近のニュースに繋がるのね。この発見こそが重力子の存在の証明になるとも報じていたわ。何にもなさそうな空間なのに、すごいロマンが隠れてるのね。
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