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脚長裕子の華麗な冒険

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  • from: Dr. スリップさん

    2016年04月08日 13時59分14秒

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    宇宙を考えるって面白い?  Part 6、最後に暗黒エネルギーについて


    裕子たちがすべてだと思っている物質世界が全宇宙の5%程度しかなく、見えないけれどもあるんだよという暗黒物質を加えても32%にしかならず、残りのメジャー成分は暗黒エネルギーだっていう話を前回したわね。今回はこの暗黒エネルギーについて考えてみることにするわ。この暗黒エネルギーが全宇宙に充満しているって考え方はアインシュタインが現役のころからあったんだそうよ。それ以前にも、光が波だということが分ったとき、音や水の波のように媒体がなければ波は通じないとの古典的な考えから、エーテルって言う媒体物質が宇宙中を満たしていると仮説された時代があっって、この当時、自然科学に素養のあった詩人・高村幸太郎が"我はエーテルの風を感ずる"なんて詩の1節に入れてたのを読んだことがあるけれど、光の速さはどんな運動状態のところで測ろうと常に一定であるという相対性理論の原点となるべき大発見がなされてから、この仮説は時代の遺物として捨て去られたわ。しかし、この仮説を捨て去った当事者のアインシュタインがまた宇宙を満たす謎のエネルギーを仮定して、宇宙がこのまま膨張し続けるのか、途中から収縮が始まるのかを予測するっていう大方程式に宇宙定数を設定したの。普通、万有引力を考えたら、銀河や星はお互い同士の引力で引き合って、どんどん空間が収縮していくのが当たり前なのに、現実は外周が高速で膨張することや、回転速度はフィギアスケートのスピンの様に、中心から遠ざかるほどゆっくりとなる筈なのに、銀河なんかは外側へ行くほど速くなるなんて言う矛盾がいっぱい出てきたために、宇宙空間に充満する謎のエネルギーを仮定せざる得なくなったんだって。これを暗黒エネルギーと呼ぶことにしたらしいわ。古典的エーテルと違うところは光や電磁波には全く不感症だから、存在が全然つかめないんだって。結局宇宙の誕生にまで遡るんだけど、最初にあった時間も空間もないような(量子論的にはボーっとあるような)真空エネルギーがまさしく暗黒エネルギーで、ビッグバーンと共に一部が暗黒物質に、ごく一部が物質に返還されたってことで一応落ち着いたんだって。そして、この暗黒エネルギーが爆発的膨張を司るエネルギーそのものなんだって。この暗黒エネルギーは無限なのか有限なのかといった議論はまた新しく生まれそうね。夜空を見上げて、シリウスとプロキオンとペテルギュースの冬のアストロトライアングルだの、ペガサス正方形を見つけただのとはしゃいでいた頃が懐かしいわ。平凡なおつむで、ここまで突っ込んで考えちゃったら、ほんと、頭が変になっちゃったわ。

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