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脚長裕子の華麗な冒険

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  • from: Dr. スリップさん

    2017/01/11 13:56:58

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    “オートファジー”のメカニズムは



    「1950年代にクリスチャン・ド・デューブがいろんな加水分解酵素を含む細胞小器官(リソソーム)を発見し、1963年に細胞が自身のタンパク質を小胞としてリソソームと融合し分解する現象をオートファジー、その小胞をオートファゴソームと命名した。そしてこの業績が評価されて1974年にノーベル賞をもらったんだけど、その後、大隅先生がクローズアップするまで、長い間この分野での受賞者は無しだったんだ。」
    「それだけ研究する人も少なかったし、大きな先天もなかったって言うことね。」
    「まあそう言うことだ。 1992年に大隅先生は出芽酵母でオートファジーを初めて観察したことから、この話は急展開したんだね。オートファジーは今では多種多様な仕事をしていることが分っているけれど、当時は細胞が栄養失調になったとき、いらないタンパクを分解して必要なタンパクやアミノ酸原料を造って、飢餓を自ら救うと言う位の概念しかなかったんだけど、タンパク質分解酵素欠損株を飢餓状態にして観察した結果、タンパク質分解酵素欠損のため分解されずに液胞に溜まった小さな顆粒状のものがブラウン運動で激しく動き回っているのを見つけたんだよ。更に、電子顕微鏡でもっと細かく観察すると、顆粒は一重膜で覆われていることが分った。このオートファジックボディーと名付けられた顆粒は、飢餓に応答して出現した膜の成長と共に細胞質のタンパク質などを取り囲み、そして膜に囲まれた部分が液胞に放出されたときに形成されることが見出された。この現象がすなわち、40年前にド・チューブが見つけた現象そのものだったわけだ。」
    「いらなくなったタンパク質を団子に丸めて食べようとしたんだけども、タンパク分解酵素がなかったもんだから、食べ残しちゃったってことね。」
    「裕子は分りが速いね。その後の研究で、細胞は2種類の不用タンパク質の分解機構を0持っていることが分った。ユビキチン−プロテアソーム系とこのオートファジーで、ユビキチン−プロテアソーム系では、個々のタンパク質ごとの分解が行われるのに対し、オートファジーでは、一度に多くのタンパク質が分解される。このためオートファジーによるタンパク質分解のことはバルク分解とも呼ばれる。団子を纏めて分解しちゃうんだね。」
    「凄いのね、オートファジーって、必要に応じて分解工場を造って、工場内の中身を一気に処理しちゃうのね。でも裕介さんたら話に夢中になると裕子の太腿をさすり出すのね。もう!スカートがまくれちゃうでしょ!」

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