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from: Dr. スリップさん
2017/01/12 11:02:30
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“オートファジー”を司る遺伝子
「大隅先生の凄いところは、オートファジーの実態を掴んだら、それを武器にしてその現象を発現させる遺伝子部位を特定したことなんだな。大隅らは出芽酵母を突然変異誘起剤でランダムに遺伝子を傷付け、オートファジーが起こらない変異株を調べて、オートファジーに必須となる14種類の遺伝子を確定したんだ。この遺伝子は最終的にATG遺伝子と名付けられ、その後、世界の研究機関と合われて30以上が見出された。この内、18種類がオートファゴソームの形成に必須の遺伝子とされたんだ。」
「最初は5000この変異株からようやく1つが見つかったって聞いたけど、すごい努力家さんなのね。大隅先生はオートファジーのミステリーを基から叩いたのね。」
「そういうことだ。この発現遺伝子の発見やこの遺伝子のクローニングによって以降いろんな分子生物学的な解析研究や応用研究が花開くことになる。それともう1つ、大隅先生の大きな業績は、細胞内で役立たずと言われていた液胞が、このリサイクル工場の重要な鍵となることを見出したことだ。そして、先生は、オートファジーでは、まず膜が現れて、細胞質成分を包み込み「オートファゴソーム」を形成することや、それを液胞内に取り込んで分解しているという全容を明らかにしていった訳だ。そして、一気にオートファジーのなせる業として、色んなことが発表された。例えば、1日絶食をすると肝臓が70%ぐらいに小さくなるのも、オートファジーのメカだと報告されている。だけど分子細胞生物学的にはまだまだ分からないことだらけなんだな。」
「ミトコンドリアのときもそうだったけど、いろいろ知ってくとどんどんロマンチックになっていくのね。宇宙についてもそうだったわ。」
「宇宙やミトコンドリアを裕子独自で勉強していったんだったな。ビリギャルだと思っていたのに、大したもんだ。」
「だけど先生が良かった、なんて言わないわよ。 だって、こんな高尚な話をしていながら、いつもエッチなことをするんですもの。」
「なんや知らんが裕子のヘンに長い脚がそこにあるから、ついつい熱くなるとついつい触っちゃうんだな。オートファジーだってやっとステータスが確立された訳で、何でその機能が発現するか?、どのようにしてコントロールされるか?、どんなメカで隔離膜が出来たり成長したりするのか?、どれも全く分かっていないんだぞ。ましてや俺が裕子の長い脚に欲情?するのか、なんてわかる訳ないじゃないか」
「都合のいい論理ね!」
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