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from: Dr. スリップさん
2017/01/16 13:35:20
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“オートファジー”の後継者たち
「大隅先生の業績によって、オートファジーの世界が拓け、研究の間口が大きく広がった。最近は分子基盤から疾患までと題する国際学会や、国内研究会もできた。このようなプロジェクト学会を造るに際し、東大の水島先生は、"オートファジーの研究はこの10数年の間に大きく進展しました。大隅良典教授(本領域総括班外部連携研究者・東工大教授)の酵母を用いた先駆的研究に始まり、日本はそのなかでも中心的役割を果たしてきました。しかし、オートファジーにはさまざまな側面や研究アプローチがあるためか、オートファジーはその他多くの研究領域の一部として扱われることがほとんどでした。これまでは、主に「タンパク質分解」、「メンブレントラフィック」、「神経科学」、「構造生物学」などの領域でバラバラに活動していたことになります。しかし、これでは新しいフェーズのオートファジー研究を推進するのは困難です。そこで、今回オートファジーに特化した初のグループ型プロジェクトを設置することとなりました。是非、関連研究者の皆さまにはこの新学術領域「オートファジー」に結集していただき、大いに情報交換や議論ができたらと思っております。"と挨拶している。阪大・生命機能研の吉森先生はもとより、細胞内膜動態の権威だけれど、オートファゴソームの形成メカをメインターゲットにあげているし、水島先生はそれこそ分子基盤から疾病までの総合テーマでチャレンジする覚悟を決めている。東京都医学総合研究所の小松先生は、肝臓特異的オートファジー欠損マウスから判明したオートファジーの生理機能とその破綻による病態を中心に研究しているし、他にも多くの研究者たちがこの穿たれた突破口に集まるだろう。その人たちがそれぞれ花を咲かせたら、この分野はそれこそ面白い世界になるな。」
「こうなると裕介さんの独壇場ね。裕子が口をはさむ余地はないわ。だけど、ミトコンドリアのミステリーにしろ、アポトーシスなる生物自殺の話にしろ、老化回避のはなしにしろ、みんなこのオートファジーの世界に結びつくような気がしてきたわ。時代の動きと共にもっと勉強していったらますます面白くなりそうね。・・・ってことで、今回はこれで終わりにしときましょうよ。これ以上続けると裕介さんのエッチはますますエスカレートしそうだから。」
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