「裕子は非常脱出グリップを握ったの。そしたら途端にキャノピーグラスが撥ね上がり，裕子はシートごと爆風で吹き飛ばされたわ。宇宙艇より200ｍほど打ち上げられたけれども突入速度が速かったら，それでも相当な速度で落下してるの。突然，凄い衝撃を感じ，何かに掴まれた気分になったと思ったら，パラシュートがちゃんと開いていたわ。割れ目ちゃんがスッゴク痛かった。近くを敵の司令母艇が黒煙を上げながら落ちていったの。裕子が脱出直前に放った素粒子パルス砲の1連射が命中したみたい。裕子はできるだけ危害を与えたくなかったんだけど，ごめんね。皆助かるといいな。かっこいい敵中強襲着陸とは行かなかったけど，これでも確実に敵の懐内に入り込めると思うよ。」「裕子は、敵地の奥深くへ侵入し、可及的速やかに接敵すべし！って言う命令を忠実に実行したわ。結果論として、落下傘が流されて、勝手に落ちた先が敵基地のど真ん中で、しかもミステリアンたちがしっかり待ち受けてるところだったの。落下傘の装備をはずすよりも早く、ミステリアンたちがやってきて、裕子簡単に捕虜になっちゃった。いつものことだけど。しかしこの連中はどいつもこいつも裕子のあそこばっかりターゲッティングするのね。今度のミステリアンは今までの前哨部隊と違って、屈強なのが多いって感じ。裕子すくんじゃいそう。」