｢プリンス オブ ウェールズの居城の中にも紀元前のローマの遺跡があるのね。｣
「そうだ。不思議に思うかもしれなけど、イギリス国内はいたるところにローマの城跡があるんだ。ローマ帝国の北の限界はスコットランドとの境界ぐらいにあったらしい。」
「大袈裟にに保存しようと言うようには見えないけど、自然に残ってるのね。」
「そこが大人の国なのかな。」

｢この公園は結構広いのね。｣
｢まあ、プリンス・オブ・ウエールズの居城だからな。｣
｢チャールズ皇太子のお城ってことね。｣
｢そうだ、実際に1年に3カ月ほどはここで過ごすようだよ。それ以外は部屋の中まで一般市民に公開されているんだってさ。｣
｢そんな高貴な処でこんなことやるとばちが当たるような気がするけど、最近昌夫さんにはめったに会えないから、リクエストに応えてあげるとするか｣
｢いいねえ、じゃ早速草はらに寝そべって脚の長さ比べをするか。｣
｢負けるの解ってるのに何でしつこくやりたがるんでしょうね。｣
｢不思議なことに、自分がみじめになればなるほど、せがれは立ちあがってくるんだ。俺だって股下83ｃｍはあるんだから、十分長いと思ってんだけどな。｣｣