新規登録がまだの方

下の[新規登録]ボタンを押してコミュニティに登録してください。

登録がお済みの方はこちら

コミュ二ティポイントのご案内

詳しく見る

脚長裕子の華麗な冒険

脚長裕子の華麗な冒険>掲示板

公開 メンバー数:24人

チャットに入る

サークル内の発言を検索する

サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。

閉じる

  • from: Dr. スリップさん

    2016年04月14日 18時06分26秒

    icon

    星を見つめて

    柄にもなく宇宙のことをいろいろ考え、勉強していくと、改めて夜空の星を黙って見つめていたくなったわ。でも都会では住宅街でさへ、明る過ぎて星が見えなくなっ

    柄にもなく宇宙のことをいろいろ考え、勉強していくと、改めて夜空の星を黙って見つめていたくなったわ。でも都会では住宅街でさへ、明る過ぎて星が見えなくなっちゃったのね。金星や木星や火星や土星は一応はっきり見えるけど、1等星でもシリウスやプロキオンやペテルギウスのような、目立つごく1部が何とか見えて、スピカやレグルスなんかはもう分らなくなってるわ。防犯上は安全になってるんだろうけど、なんだか寂しいわね。
    そこで裕子は一身発起して、サイパン島へ行ってきたの。ここは日本の陸海軍の兵隊さんたちが玉砕し、民間の人たちもバンザイクリフなどで沢山自決した悲劇の島で、兵器の残骸がまだたくさん保存されているけど、今では平和そのもののリゾート地。夜、マイクロビーチに寝そべって空を見上げると、同じ地球上かと思うほど空は無数の星でいっぱいだったわ。ここでは6等星くらいまで存在を誇示していて、1等星を識別するのが大変だったわ。そして、天の川銀河がほんとにミルクの様にはっきり見えたのには大感激! 勿論南十字星も生まれて初めて見たわ。だけど人間てすごいのね。この夜空の大スペクタクルを素直に、ロマンチックに眺めているだけでは飽き足らないで、とことん考えちゃうんだから。
    考えてみたら、裕子は時間も空間もファジーな世界に住んでいたんだったわ。だから、昭和40年の世界に行ったり、宇宙戦争を体験したり、カルト教団に拉致されたり、ジェームス・ボンドさんのアシストをしたり、ノルマンジー上陸作戦やクルスク戦車戦の真っただ中に飛び込んだり、色んなことができたのね。裕子は無意識のうちに、多元宇宙や暗黒エネルギーをもろに利用してたのかもしれないわ。

    • サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 1

    icon拍手者リスト

  • from: Dr. スリップさん

    2016年04月08日 13時59分14秒

    icon

    宇宙を考えるって面白い?  Part 6、最後に暗黒エネルギーについて

    裕子たちがすべてだと思っている物質世界が全宇宙の5%程度しかなく、見えないけれどもあるんだよという暗黒物質を加えても32%にしかならず、残りのメジャー


    裕子たちがすべてだと思っている物質世界が全宇宙の5%程度しかなく、見えないけれどもあるんだよという暗黒物質を加えても32%にしかならず、残りのメジャー成分は暗黒エネルギーだっていう話を前回したわね。今回はこの暗黒エネルギーについて考えてみることにするわ。この暗黒エネルギーが全宇宙に充満しているって考え方はアインシュタインが現役のころからあったんだそうよ。それ以前にも、光が波だということが分ったとき、音や水の波のように媒体がなければ波は通じないとの古典的な考えから、エーテルって言う媒体物質が宇宙中を満たしていると仮説された時代があっって、この当時、自然科学に素養のあった詩人・高村幸太郎が"我はエーテルの風を感ずる"なんて詩の1節に入れてたのを読んだことがあるけれど、光の速さはどんな運動状態のところで測ろうと常に一定であるという相対性理論の原点となるべき大発見がなされてから、この仮説は時代の遺物として捨て去られたわ。しかし、この仮説を捨て去った当事者のアインシュタインがまた宇宙を満たす謎のエネルギーを仮定して、宇宙がこのまま膨張し続けるのか、途中から収縮が始まるのかを予測するっていう大方程式に宇宙定数を設定したの。普通、万有引力を考えたら、銀河や星はお互い同士の引力で引き合って、どんどん空間が収縮していくのが当たり前なのに、現実は外周が高速で膨張することや、回転速度はフィギアスケートのスピンの様に、中心から遠ざかるほどゆっくりとなる筈なのに、銀河なんかは外側へ行くほど速くなるなんて言う矛盾がいっぱい出てきたために、宇宙空間に充満する謎のエネルギーを仮定せざる得なくなったんだって。これを暗黒エネルギーと呼ぶことにしたらしいわ。古典的エーテルと違うところは光や電磁波には全く不感症だから、存在が全然つかめないんだって。結局宇宙の誕生にまで遡るんだけど、最初にあった時間も空間もないような(量子論的にはボーっとあるような)真空エネルギーがまさしく暗黒エネルギーで、ビッグバーンと共に一部が暗黒物質に、ごく一部が物質に返還されたってことで一応落ち着いたんだって。そして、この暗黒エネルギーが爆発的膨張を司るエネルギーそのものなんだって。この暗黒エネルギーは無限なのか有限なのかといった議論はまた新しく生まれそうね。夜空を見上げて、シリウスとプロキオンとペテルギュースの冬のアストロトライアングルだの、ペガサス正方形を見つけただのとはしゃいでいた頃が懐かしいわ。平凡なおつむで、ここまで突っ込んで考えちゃったら、ほんと、頭が変になっちゃったわ。

    • サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 1

    icon拍手者リスト