裕子はどんどんエスカレートしています。もう立派なスピード狂？今日はアラビアのネフド砂漠をベドウィンよろしく走り回ってきました。

そして、裕子は思いっきり草原を走りまくった。今まで鬱積していた緊張感と使命感が一気に解放されたか感じで。

地球に帰還した裕子は、宇宙亜空間でのスペースポットやスペースバイクのスピード感が忘れられず、真っ先に450ccのバイクを購入した。スポーツタイプでなく、クラシカルタイプが裕子の好みであった。

裕子はガブジゲラード星の戦いのとき、ほとんど着た切り雀だったので、裕介さんのジーンズとトレーナーを借りてコスチュームの洗濯をしたの。でも裕介さんのジーンズはまるで７分ズボンね.
こんなに短いとは思わなかったわ。

裕子は宇宙大戦での超緊張状態を裕介の胸の中で癒しています。憎らしい裕介少佐ではあるんだけど、裕子はかつての家庭教師のお兄ちゃんだった裕介さんしか男を知らないので、仕様がなく彼に身を任せています。でも何だか暖かくて安心できるのね。どうも異性というよりも本当にお兄ちゃんのような気がします。でも、脚の長さ違いはどんなポーズを取ってみても歴然としちゃうのね。直角二等辺三角形の１：√２くらいの違いかな。お尻のところになんか固いものが触るのは気のせいかな。

カブジゲラード星の片隅のブラックホールの畔で、宇宙大戦の運命を決する戦いを1人で戦い抜いた裕子は、9時間の何とか激闘の末、何とか勝利を勝ち取った。でも本人は結局最後まで自分は何をして何をやり遂げたのか、分からずじまいだった。ただただ無性に泣きたくなって、裕介少佐の胸に顔を埋めて3日3晩泣き続けたのだった。そうして今ようやく泣き止んだところだった。そして、冷静に観察すると、裕子の脛の長さが際立って見えた。裕介少佐のっ脛の長さプラス太い太ももに厚さよりもまだ長そうに見えるのだ。