裕子は軍団長さんに引見され、即軍団に編入されてしまいました。みんな黒ずくめのコスチュームを着ています。裕子もそれに倣いました。特訓は結構タフでした。

脚の長さを測られたり、膝を触られたり、荷物を脚の間に挿入されたり、悪がきどものおもちゃになったり、裕子もう大変！！！

偶然に舞い降りた処だけど。ここは両毛線の新前橋駅って処らしいわ。SLの牽旅客列車が入線していたわ。

「裕子はサンフランシスコが好きだから、ときどき行くのよ。この時は空港の対岸のホテルに泊まったわ。金門橋はまたしても霧の中。今までまともに見たことがないわ。可愛いケーブルカーに乗って、パラオ級潜水艦に会いにフィッシャーマンズ・ワーフまで行ってみたわ。この潜水艦の武勇伝は前に話したわね。その後ろにある輸送艦も太平洋戦争中のスタンダードらしいわ。」

「今日も雨が降っています。こんな時はみんなが傘を持って電車に乗り込むもんだから、裕子は思わぬハプニングによく遭遇するの。特におっさんとのトラブルが多いわ。例えばこんな具合なの。おっさんは結構意識的に傘を持ってるかもしれないわね。裕子のあそこの位置が高すぎるのがいけないのかしら。」

「裕子電車の中で変な出来事に遭遇したの。高校生のカップルに、無意識にスカートを捲られちゃったのよ！」