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from: エリスさん
2009年09月25日 19時21分31秒
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from: エリスさん
2009年09月25日 08時38分14秒
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m(__)m
シルバーウィークの激務が終わった途端、風邪なんだか、いつものアレルギー性鼻炎なんだか、よく分からない症状が出て、寝込んでました。
今日は起きられるので、今から病院に行ってきます。
場合によっては更新はお休みしますので、あしからずm(__)m-
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from: エリスさん
2009年09月18日 14時20分55秒
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from: エリスさん
2009年09月11日 15時32分25秒
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というわけで
突如として始まりました。「雪原の桃花、白夜に十六夜月」
読み方は「せつげん の とうか、びゃくや に いざよい」です。
たぶん読者の皆様は、「箱庭」が、
「結局“夢オチ”かよ.....」
という終わり方だったので、納得できないのではないかと思うのですが。どうです?
私もこれを書いていた当時はそう思ったので、すぐに続編を考えました。それがこれ「雪原の桃花〜」
でもこれは今まで諸事情で執筆できなかったので、これが初執筆になります。つまり原稿なし、ぶっつけ本番で書きます。
どうなりますかね.....
それではまた来週!-
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from: エリスさん
2009年09月11日 15時20分17秒
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「雪原の桃花、白夜に十六夜月――「箱庭」異聞・1」
「あなたを解放してあげる」
杏子さんはそう言って笑った。
「今まで縛り付けてて、ごめんね」
「何言ってるんだよ!」
俺――崇原喬志(そねはら たかし)は当然怒った。
「縛られてるとか、そういうこと今まで思ったこともないのに!」
「でも本当は、私じゃなく、沙耶が好きなんでしょ?」
そんなの分らない――そりゃ、死んだ史織に似ているから、気にはなってた。だけど……。
「だからって、杏子さんが大石と結婚する理由にならないじゃないか!」
すると彼女はため息をついた。
「……そうね、ごめんなさい。自分が悪者になりたくないから、私、本当の問題から逃げてるわね」
「だったらちゃんと話してよ。俺と別れて、大石なんかと結婚する理由を! あいつが何したか、忘れたわけじゃないよね!」
「忘れてないわ……忘れられるわけがない。だから、あの人と結婚するしかなくなったのよ」
すると杏子さんは自分のお腹に手をあてた。
「この中に、あの人の子供が宿ったの」
俺はこのとき、どんな顔をしたんだろう……きっと間抜けな顔をしていたんだと思う。だって、頭の中が真っ白になってしまったんだから。
「私はクリスチャンなの。望んでいなかったとは言え、宿った子どもを殺すことは許されない」
「だから……あいつと結婚するの? あなたを傷つけたあいつと? そんな結婚、幸せになれるわけがない!」
「じゃあどうしろと? この子供は? 生まれてくるからには父親は必要なのよ」
「だったら俺が! 俺が父親に!」
その先を言おうとしたら、杏子さんの指がそれを止めた。
「あなたに、穢れた子供と、その母を抱かせるわけにはいかない」
杏子さんの意志は固すぎて、変えることができなかった。彼女はそのまま大石との婚約を社内で発表し、寿退社の準備に入った。
俺は――ちゃんと平静を装っていられただろうか? 時折、紅藤沙耶(くどう さや)が気遣うような視線をくれるときがあったけど。
杏子さんがいつも恐れていたことは知ってた――いつか、俺が紅藤さんに心変わりしてしまうんじゃないかって。知ってたから、俺もそうならないように努めてた。でもその努力が、結局杏子さんを苦しめていたのかもしれない。
じゃあどうすれば良かったんだ?
杏子さんのことは本当に大好きで、尊敬してる。――でもそれは愛じゃない。そう言われてしまえば、それまでなのかもしれない。それでも交際していたかったんだ。だって……紅藤さんがあまりにも、史織に似ていたから。紅藤さんに恋をすることは、史織を汚すことになるんじゃないかって、それがずっと怖かったから……。
そうだよ、俺は杏子さんを逃げ道にしていただけだ。でもそれは、杏子さんも分かってくれていたのに!icon
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from: エリスさん
2009年09月11日 14時54分01秒
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「箱庭・87」
そのあとはあまり覚えていない。
おそらく、お隣の一海ちゃんがタクシーを呼んでくれ、付き添って病院へ運んでくれたのだと思う。姉は連絡を受けて、すぐに駆けつけてくれた。
「崇原さんにも連絡したから、すぐに来てくれるよ」
「……どうして、そんなことしたの?」
「どうしてって、当然でしょ! 自分の子供が生まれるって時に、駆けつけない夫がどこにいるのよ」
「……まだ結婚してないわよ」
「でもするんでしょ?」
「今は同居してるだ……けよ……」
陣痛の波が始まって、声が出せない。
それでも、初めて陣痛を感じた時より、少し楽になっていた。女医も驚いているくらいだ。――きっと、郁子のおかげだ。陣痛の波が始まると、耳の奥から郁子の読経の声が聞こえてくる。彼女の秘術が効いているのだ。
「……お姉ちゃん」
「なァに? 大丈夫?」
「うん……あのね……」
波と波の間隔が狭くなってきて、姉に言いたいことが言えない。
私は今、母の気持ちが分かりかけてきた――あまりに難産が続き、私を流産しようとしたり、麻酔を使ったりしたのも、今なら許せる気がしていた。こんなに苦しい思いをするなら、出産を拒否したいのも当然かもしれない。
でも、やっぱり……。
分娩室へ運ばれる道すがら、私は女医に自分の意思をハッキリと伝えた。
「麻酔は使いません――自力で産ませてください」
女医はしばらく考えていたが、いいでしょう、と答えてくれた。
「この分なら自然分娩できるかもしれないわ」
分娩室からは、姉も外へ出されてしまった。
私は、それから数時間、痛みと闘っていた――女なら、いつかは乗り越えなきゃいけない戦い。
この戦いが終わった時、私の最後の夢が叶う。
――突然、誰かが駆けてくる音が聞こえてきた――その足音で、誰だか分かる。
「沙耶!! 死んだら許さないからな!」
ホラ、やっぱり喬志さんだ。
………………………………あっ、今…………産声が…………。
エピローグ
「シャア! しっかりしなさい、シャア!」
「――――!」
目を開けた時、目の前に姉の顔が見えた。
「お姉ちゃん……私、生きてるのね」
「恐ろしいこと言わないでよ、当たり前でしょ!……もう、大丈夫?」
姉が話している間に、私は部屋の中を見回して、状況が把握できないでいた。
ここは……姉のアパート?
「どうして、私、ここにいるの?」
「ちょっと、うなされた後は寝ぼけ? あんたが自分から泊まりに来たんでしょうが。私の仕事を手伝うために」
「え?」
当惑している私の目が、壁に掛かっているカレンダーに釘付けになった。――六月のカレンダー。
それじゃ、今日はまだ一九九七年の六月の第一土曜日?――そうだ、姉の仕事が終わったのが結局今日の早朝で、原稿を届ける約束になっていた昼まで仮眠を取ることになったのだ。――つまり、今までのことは………夢?
祖母の家に移り住んだことも?
飛蝶と出会ったことも?
喬志――崇原の子を宿したことも?
杏子との和解は?
母に褒められたことは?
それじゃ、あの産声はなんだったの!!
そこまで思って、私は自分の愚かさを知った――今日がその日なら、今頃……。
「シャア? どうしたのよ。泣いてるの?」
崇原が、殺意を抱いて新幹線に乗っているころ、私は幸せすぎる夢を見ていた。
私は、犯罪者なんてものじゃない。人間ですらない……。
「ねェ、どうしたのよ。シャア?」
それから二年以上経った今も、姉にこの夢の話をしようか、迷っている。
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from: エリスさん
2009年09月04日 16時01分40秒
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「箱庭・86」
そして、杖を拾って立ち上がった。「そもそも、おまえは私の娘じゃないんだから、どうなったって構うものか。……その代わり、二度と家の敷居はまたぐんじゃないよ」
「お母さん……待って、帰るのならタクシー呼ぶから」
私が立ち上がりかけると、
「余計なことはしないどくれ。少しでも暖かいうちに足を動かさないと、そのまま固まってしまうんだよ。このまま歩けなくなったりしたら、あの人が戦地から帰ってきたとき、笑われてしまうじゃないか」
「お母さん……」
今でも待っているの? 戦死通告の届いた婚約者――夫のことを。
そうね、だから母はどんな屈辱を受けても、死なないのね。強い人……。
母は、二、三歩あるいてから、庭を見まわした。
「以前見た時と――おばあ様が生きていらした頃と、大分変わっているね。……おまえがやったのかい?」
「ええ……お母さんの庭ほど、綺麗じゃないけど」
「いや……春が待ち遠しい庭だよ。おまえにしては上出来だよ、沙耶」
信じられない――母が、初めて褒めてくれた。
報われた。
私の苦しみと寂しさは、ようやく報われたのだ。今!
母の姿が霞んで見えなくなる――それでも、私は完全に見えなくなるまで見送っていた。
何度も、何度も、母のことをつぶやくように呼ぶ。飛蝶がそばで見上げていることも、誰かが家の中へ入ってきたことも気づかずに、ずっと母のことを考えていた。
「沙耶さん、今、初老の女の人とすれ違ったんだけど、あれって……沙耶さん?」
喬志は身をかがめて、私の肩に手をかけ、すぐに離した。
「うわっ、どうしたんだよ、これ! 皮膚が硬くなって瘤みたいに……沙耶さん? 泣いてるの? やっぱり痛い?」
「ううん……違うの。……嬉しいの、私」
「嬉しい? けがしてるのに?」
「怪我なんていいの……嬉しいの……」
「……やっぱり、さっきの人……お母さんだよね?」
喬志の問いに、私は縦に首を振って答えた。
「そっか……」
喬志は両手で私の頬を包むと、自分の方へ向かせた。
「だったら、笑いなよ。嬉しい時は笑わなきゃ」
「うん……そうね」
それから、一週間後。
私は突然に気づいた――石で扇形を描いておいた、桃の種を埋めた所から、小さな突起物が出ていることに。よく見ると、発芽しようと首を延ばしかけている芽だった。
『桃の種が発芽した……木になるんだ。お母さんの桃の木のように』
そう、思ったときだった。
下腹部に痛みが走る――脈動が感ぜられた。
『まさか……まだ、四月になっていないのに』
なるべくその場から離れ、池の橋を渡ろうとした所で、足が立てなくなった。
こんな痛みは経験したことがない。もう、疑いようがなかった。
飛蝶が気付いて駆けてくる。私を元気づけるように鳴いたあと、隣の家へと駆けていき、大きな声で叫んだ。
「やっぱりヒチョウちゃんだ」と、隣家の娘さんが出てきた。「どうしたの? そんなに大きな……大変! お母さん! お母さァん! お隣のお姉さんが!」icon
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from: エリスさん
2009年09月04日 13時29分55秒
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元チェッカーズファンとしては.....
ちょっと見過ごせない出来事が。
最近「20世紀少年 最終章」を見てきたんですね。そこに元チェッカーズのリーダー・武内亨さんが出ていたんです。
だけど、エンドロールに流れる彼の名前が「武内 享」になってまして.....オヤオヤ? と思ったんです。
チェカーズファンだった人ならだれでも知ってるとは思いますが、リーダーの本名は「亨」です。「享」ではありません。そもそも「享」は「トオル」とは読まないはずの文字なのですが、どうしたわけかリーダーはデビュー当時から漢字を間違われて印刷されることが多かったんです。その誤植っぷりったら、1stアルバムの歌詞カードからほぼ間違われっぱなし。
でも私らファンの間では、リーダーの名前は「亨」が正解だとちゃんと分っていたので、そうゆうのを見つけても、
「あらあら、また間違ってるよ....」
ぐらいの反応しかしていなかったように記憶している。
そして最近、ある掲示板で、20世紀少年のエンドロールでリーダーの名前が間違ってる、と指摘した人がいた。そうしたら、
「何言ってるの? チェッカーズの武内は〈享〉でいいんだよ。ちゃんとそれで本も出してる。武内亨って言ったら愛知県出身の俳優のことだよ。ちゃんと確認してから書き込めよ!」
と、攻撃されていた。
ええ〜! あんたこそ確認しなよ。......と、私は言いたかったが、我慢した。そこで私が反論すれば、きっとこの掲示板は炎上すると思ったんで。そもそもその掲示板は映画ファンのためのものだし。
もしかしたら本当にリーダーが改名したのかもしれないが(本まで出版したと言うのなら)、しかし、チェッカーズファンなら誰でも知っている事実を、頭ごなしに否定されるのはやり切れない。
それでネットで検索してみたところ、リーダーの名前はどちらでも検索できるようになっている上に、ウィキペディアでは「享」になっている事実も知った。――これがそもそもの原因か?
しかしねえ.....本当に「享」は人名事典では「トオル」って読まないんだよ。最近はどうゆうわけか、Windowsで文字変換できるようになっちゃってるけど。「享」は人名にすると「ススム」なんです。
その昔、パチパチという雑誌に尚之とツーショットで表紙を飾ったとき、デカデカと「武内 亨」と載っていたあの頃が懐かしいです。 ああ、オチがない。-
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