理想の雪原に近いものを見た。
今日は関東地方は雪。通勤手段が徒歩しかなくなってしまった私は、職場まで35分歩いた。
その途中で見ることができた。
普段は子供が野球をしたり、ご老人がゲートボールをやっている広場。そこに、大きな桜の木がある。そのまわりが、誰の足跡も付いていない、私が深層心理で描く風景にそっくりだったのだ。
できることなら、あの桜が咲いていれば……無理な相談ですけど。
でも、執筆中にイメージに近いものを目にすることができて、執筆者として私は幸運だ。

もっとぜいたくを言うなら、夜、十六夜（いざよい）の月のもとその風景を見られたら、「雪月華」となるんだけど。