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恋愛小説発表会〜時にはノンジャンルで〜

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  • from: エリスさん

    2008年02月15日 11時33分29秒

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    夢の実現

     「雪原の桜花」の主人公の相手役のモデルを、見た目中学生のAさんにしようと決めた時、思い出したことがあった。

     当時、私は印刷会社で「入力・データ加工チーム」にいた。そこは三人編成で、主に入力作業は私。先輩二人がデータ加工を担当していた。
     そこのリーダー、通称・おやっさんが、どっかのメールマガジンを購読していて、部下の私にも読ませてくれた。
     それに、当時はまだ先駆けであった「ネット小説」が載っていた。

     「俺も昔は作家を目指しててな。だから如月が頑張ってる姿には、俺も陰ながら応援してたんだ。でもな、書籍にするだけが小説じゃないぞ」
     「ネット小説か……なんかいいですね」

     そのことを、Aさんに話したところ、いいじゃん! と言ってくれた。
     「ネット小説って分野も、これから確立していくと思うし。自分でインターネットができる環境が整ったら、やってみたらいいよ。おやっさんが言うとおり、書籍にこだわる時代じゃなくなるかもしれないよ」
     「印刷屋がそんなこと言っていいの?」
     「印刷屋だからこそ、そういう時代の流れには逆らえないのが分かるんだよ」

     その後、印刷業界の変革で、入力職人が不要になり(作家が自分でパソコン入力をしてくるので、手書き原稿がなくなった)、私は機械校正チームに転属。もう一人の先輩も電算写植編集チームに転属になり、前処理チームはおやっさん一人になった。
     私は転属先で嫌味なお局にこき使われるようになり、このお局に馬鹿にされないように必死に勉強して、校正技能の免許を取った。
     それが認められたのか、他の部署の仕事を兼任したり、
     また、この八年の間に二人の男性と、一人の少女に恋してしまった私は、Aさんのことをすっかり記憶の彼方に飛ばしてしまっていた。

     今思えば、Aさんが賛成してくれた夢を、こうして実現させているじゃないの、私ったら。
     プロじゃないけど、こうしてネット小説を書いて、読者の皆さんに読んでもらっている私は、すごく幸福なんだなァって思います。

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