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恋愛小説発表会〜時にはノンジャンルで〜

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from: エリスさん

2008年02月25日 19時38分19秒

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ここらでキャラクター分析・2サークル共通・1

私のサークルの読者は、「神話読書会〜女神さまがみてる〜」と「恋愛小説発表会・改訂版」の両方を読んでくださっているようなので、ここらで共通企画を書いてみ

 私のサークルの読者は、「神話読書会〜女神さまがみてる〜」と「恋愛小説発表会・改訂版」の両方を読んでくださっているようなので、ここらで共通企画を書いてみようと思います。

 先ずは、「恋愛小説発表会・改訂版」で連載中の『秘めし想いを……』
 この時代の人は、恋愛をするのも難しかったんじゃないかと思う。平安時代以降、女性はあまり外に出ない生活を余儀なくされている。宮廷に仕えでもしない限り出会いがない。まさに籠の鳥状態。
 それじゃどうやって恋をしていたかと言うと――ひたすら待っていた。
 自分の噂話を聞いた男性から、恋文が届くのをひたすら待って、その恋文の文章や書いてある紙のデザイン、恋文を結んだ花のセンスなどで相手を見極めて、気に入ったら、御簾や障子で姿を隠しながら会う。
 こんなんで、理想の相手と出会えたらいいんだけど……難しいよね、絶対。

 忍の君が姉の紫苑に恋してしまったのは、こうゆう背景だから。
 後にもう一つ要因があったことは、物語の後半に出てくるのでここでは述べませんが。忍にとって異性と出会う機会がないうえに、実母亡きあと親身になって自分の世話をしてくれた姉は、まさに女神だったんだろう。
 そんな忍にこの先どんな波乱が待っているのか、乞うご期待。

 続きは数時間後に。

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from: エリスさん

2008年02月28日 14時36分06秒

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「ここらでキャラクター分析・2サークル共通・4」
 「この続きは夕方にでも」

 と、言っておきながら、丸二日経ってしまいました。
 すみません。ちょっと忙しかったんです。知ってる人もいるかと思いますが、足に怪我をしまして。その治療と、私に怪我をさせた猫兄弟の次男坊と折り合いをつけるのに、どうしても時間を割かれてしまうものですから。
 それでも、もう四年も一緒に暮らしている猫ですから、最後まで責任を持って養育するのが飼い主の務めですよね。その子には何度も怪我をさせられて、そのたびに挫けそうになるのですが……。

 「言うことを聞かない時は、理由があります」

 これは近々公開される「犬と私の10の約束」の一文です。うちの子は犬じゃないけど、猫にも言えることだと思います。
 次男坊は、大好きなお兄ちゃんを新入りの女の子に取られて、おまけに子猫まで生まれたので、寂しいのでしょう。そうゆうところを、私がちゃんと理解して労わってあげなかったのがいけないのだと、そう思っています。




 さて、本題に戻りましょう。
 「神話読書会」ではお馴染みのキャラクターと言えば、次は斎王神アテーナーでしょうね。
 「ジューン・ブライド」(夏休みごろに連載しています)を読み返してみたのですが、あれは私なりにはアテーナーらしさを表現できてるなァ、と自画自賛しています。
 一族の長女として生まれたがために、「斎王」という《宇宙の意志》に仕える巫女にならなければいけなかった彼女は、恋する男神がいるのに結婚できず、任を解かれるまでは純潔(処女)を守らなければなりません。
 初めのうちは、それも耐えられたと思うのですが、千年、二千年と経つうちに、アテーナーの我慢も限界に達して、それで、あの台詞が出たんです。

 「私から斎王の資格を奪って!」

 遠まわしにもなってない表現ですね、いやはや(^o^;
 そんな彼女が恋する男神は、鍛冶の神ヘーパイストス。親しい人たちには「ヘース」と呼ばれています。
 ヘーパイストスはアテーナーにとって命の恩人。彼がいなかったら、アテーナーはゼウスの頭部に閉じ込められたまま、ゼウスに融合してしまっていたかもしれません。ヘーパイストスがゼウスの頭部を斧で割り、アテーナーに出口を作ってあげた時、初めて外の景色を見たアテーナーは、目の前の少年に一瞬で恋をします。まるでひな鳥が目の前のものを母鳥と思ってしまうように。
 でもそうゆう恋は強いです。
 ヘーパイストスは決して美男子ではありません。ヘーパイストスのかつての妻・アプロディーテーなどははっきりと「不細工!」と罵っているぐらいです。でもアテーナーはそんなことは問題にもしていませんでした。それは、ヘーパイストスが心底優しいから。それはもう、優しさのお手本であるキュクロープスおじさん達が世話役についていたのですから、優しく育たないわけがない。そして真面目で仕事熱心なところも彼の魅力です。
 アテーナーの立場さえなければ、誰はばかることもなく結婚できたものを。両思いなだけに辛い。
 それでもアテーナーは耐えました。本当は毎日でも彼に会いたいのに、貞節を守って、正統な理由がある時しか会いに行きません。人前で会う時などは、ヘーパイストスのことを「ヘーパイストス殿」と他人行儀に呼ぶようにしています。でもいざ二人っきりになったら、「ヘース様……」と甘えます。
 典型的な「ツンデレ」です。

 アテーナーの貞節なところと、ヘーパイストスにひたすら一途なところは、私にとって「女の理想」です。こうゆう生き方が望ましい――現実は難しいとは思いますが。


 さて、現実の「ヘース様」ですが……最近、人でなしです。
 本当にね、あの両の頬をつねりながら「人でなし!」と怒鳴ってしまいたいぐらいですが、命の恩人にそんなことをしたら罰当たりですから、我慢してます。

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