「Re:Fate/Zero」
　fate/zero読み終わりました。それでは感想を。

　fate本編は奈須きのこが、このzeroでは虚淵玄が書いているのですが、はじめは奈須きのこが書かなくていいのだろうか？違う人が書いてfateという作品ができるのか？など心配していましたが、読んでみると間違いなくfateでした。
　それで中身ですが、本編では主人公側の目線ばかりで書かれていた戦争ですが、zeroでは主人公側以外の目線から見た戦争も書かれていて良かったです。七人のマスターと七人のサーヴァントがどのように想って戦争に参加しているのか、なぜ聖杯を望むのか、というあたりはよく書かれていたと思いました。
特に切嗣と綺礼の二人は深く書かれていました。もともとzeroはこの二人の対決を書いた物語ですので当然ですが。　
　それと、ライダーのマスターであるウェイバーですが、物語を通してだんだんと成長していく彼の様子は読んでいて楽しかったです。zeroの物語で彼だけは得た物があったと思います。