「鋼殻のレギオス　スカーレット・オラトリオ」
　イグナシスの放った巨大汚染獣と天剣授受者達との戦いとレイフォンのリーリンと会ってどうしたいのかという葛藤がメインでしたが、どちらもイマイチといった感じでした。

　巨大汚染獣と天剣授受者達との戦いは、巨大汚染獣の圧倒的質量と再生能力が天剣授受者の攻撃力と拮抗していたせいでわりと単調で面白くなかったんですよ。まぁ、ジリ貧の戦いを余儀なくされている緊迫感は良かったと思いますけど、最後はあっけなかったのも微妙でしたしね。
　それとツッコミを一つ。アルシェイラは全力を使えば都市に影響を与えるからという理由で参戦しなかったんですが、前に超遠距離から老生体を仕留めた衝勁を乱発すれば良かったんじゃないかと思ったのは自分だけではないハズ。
　
　そしてレイフォンの方はヘタレすぎてイライラしました。前にカリアンが言っていましたが、レイフォンは戦う理由を他人に求めてるんですよね。誰かのために戦うというのは聞こえがいいですけど、結局自分で何も決められずに迷ってるだけというレイフォンの悪い部分が目立ってました。
　で、あげくの果てには都市が巨大汚染獣に囲まれているという緊急事態にも関わらずデルクと決闘していたりと一体何をやっているんだとツッコミを入れてしまいましたよ。

　あと、今回は他のキャラもいくつか意外な展開が……。
　自分としてはフェルマウスがかなり意外でしたね。

　それと今回で第二部完結だそうです。
　てっきりこのままグレンダンで世界の命運をかけた戦いに巻き込まれていくのかと思いきや、どうやらツェルニに戻るようなのでちょっと意外な展開でした。まぁ、これはこれでアリですね。グレンダンとイグナシスとの戦いはそのうち再開すると思いますし……。

「Re:Re:鋼殻のレギオス　グレー・コンチェルト」
　確かにレイフォンは蚊帳の外状態になってますし、ニーナの方が今は主人公の位置にいる気がしますね。けど、ニーナが電子精霊と関わるのはレイフォン達の導き手として必要だったからだと思いますけどね。
　それと、物語がややこしくなってるのは『レジェンド』や『聖戦』に話を分けてあるのが最大の理由だと思いますけど？ 本編でそういった世界観を断片的ではなく、もっと上手くみせてくれていたらイラつく事もなかったと思いますよ。

　あと、短編に関しては同感。というか、なんで本編と短編を分けてないのか不思議でしかたないくらいです。まだ『火の国、風の国物語』のように回想として上手く入れてあるなら分かるんですけどね。
　それと、この短編は単行本でのタイミングは逃していますが、ドラゴンマガジン掲載時なら実はタイミングとして納得できるんですよ。この二つの短編が載ったのはブラック・アラベスクの前で、『ボトルレター・フォー・ユー』にはニルフィリアの存在を匂わせる描写が、『ゴースト・イン・ゴースト』にはニルフィリアが使ったガーディアンが登場しています。つまり、ブラック・アラベスクの伏線という意味合いがあるんですが、単行本だけを読んでる人には意味ないですよね。

「Re:鋼殻のレギオス　グレー・コンチェルト」
　狼面衆や世界観についての説明が主だったですね。今までさっぱり分からない状態で話が進むのは嫌いだったのでよかったです。
　ずっと読んでいて思っていたのですが、ニーナが廃貴族と関わるのはどうなんですかね。ニーナの必要性っていうのが良く分からないんですよね。ニーナが廃貴族と関わってからレイフォンを置いといてニーナが主人公みたいな状態が何度かありますし。なんか物語をややこしくしただけなんじゃないのかな、と思います。
　
　今回は話は前巻からほとんど進んでないですけど不満はとくにないですが、短編を入れるのはどうなのか。絶対このタイミングで短編を入れるのはおかしいでしょ。
　個人的ですが今回は短編の代わりにクラリーベルの出番がもっとあれば良かったのに。

「ぼくとレギオスの旅」
　ドラゴンマガジンの読切りで、6月15日に『角川つばさ文庫』というレーベルからでる作品のショートストーリーのようです。
　主人公がサイコメトリーのような能力を持っているのは違和感がありましたけど、アナザーストリーなんだからこれはこれでアリ。ほのぼのとしていてそれなりに面白かったです。
　

「鋼殻のレギオス　ウェア・マイ・ローズ?」
　ドラゴンマガジンの短編で、今回はニーナに恋人ができるという話でした。
　ニーナの恋人発覚にさりげなくレイフォンが動揺しているところが面白かったです。まぁ、ニーナに対する気持ちは恋愛感情なのかは不明ですけどね。むしろ、気付いてもニーナと同じで誤魔化しそうですしね。今回はこの二人のさりげない関係が見れて微笑ましかったです。

「鋼殻のレギオス　グレー・コンチェルト」
　ようやく狼面衆や世界観の謎が少し分かってきました。まだ分からない事の方が多そうでしたけど、それでも今までよく分からなかった状況が少しでも分かったのでかなりスッキリした感じです。
　けど、問題はこれからですね。世界の成り立ちはある程度理解しましたけど、これから何が起きるのか分からないんですよね。事情を知っているグレンダン王家や電子精霊は知っているみたいだけど、あやふやな事しか言いませんし、読者からするとあんまりいい気分じゃないですね。
　あと、ニルフィリア側も気になります。どうも、サヤやグレンダンとは別の思惑があるみたいですしね。まぁ、こっちの関係は『聖戦のレギオス』で語られてるんだろうけど、この別ストーリーを他で出すというやり方はあんまり好きじゃない、というか嫌いなんでどうにかしてほしいんですが……。
　それはともかく、次はちょっと期待してます。なんせ、ラストで師弟対決をほのめかすような展開になってましたからね。戦闘もそうですが、何よりどんな再会になるのか楽しみです。

「Re:今更のような気もしますが……」
「火の国、風の国物語」の一巻を読みました。

遅くなりましたが、これだけは腰を落ち着けて　ゆっくり読みたかったのです。

凄くおもしろかった！！

ドラゴンさん、素晴らしい作品を教えてもらって有難うございます！

　　二巻は来週には何とかして読みたいものです。

「今更のような気もしますが……」
　ようやく『レギオス』のアニメ1巻を見ました。正直、すっかりアニメの方を忘れてました。
　感想としてはあくまで原作を知っているのが前提という感じで、勁や世界観に関しては少し説明不足のような……。それと、レイフォンの心情についても分かりづらかったですし、面白さよりもそういった部分が気になりましたね。

「ショー・ミー・ハート」
　ドラゴンマガジンの連載なんですけど、フェリが魔法少女になります。まぁ、正確には念威少女・魔磁狩（マジカル）フェリという役なんですけどね。
　シャンテといがみ合ったり、リーリンとレイフォンの演技に嫉妬したり、なかなか面白かったです。で、最後はシリアスになりつつ良いオチにしてくれました。こういうオチは大好きです。
　いやー、すっかり感想書くのを忘れてました。

「聖戦のレギオス（ドラゴンマガジン）」
　そういえば、ドラゴンマガジンで『聖戦のレギオス』の序盤が載っていたので感想でも。
　序盤なのでディックがまだ普通の人間だった頃の話なんですが、『レギオス』の頃とかなりキャラが違っていて驚きました。気さくな兄貴キャラだと思ってたんですけど、昔はかなりの外道でしたね。一体何があってあそこまで性格が変わったのか。続きが気になりましたけど、あんまり余裕がないんですよね。

「Re:Re:ですよね」
　本編だけしか読んでない読者には？ な展開ですね。次の巻ではグレンダンに潜入するみたいなのでそろそろ謎が明かにされると期待してるんですけど、どうなることやら。
　そういえば、確かにレイフォンは主人公なのに廃貴族以上は知らないですね。そう遠くないうちに知る事になると思いますけど……。もしかしたら、それで読者にもまとめて説明するつもりなのかもしれませんね。
　で、説明役の候補としては順番にニーナ、サヴァリス、アルシェイラ、リーリンあたりだと思ってます。現時点で全てを知っているのはアルシェイラとリーリン（微妙）くらいですけど、レイフォンに話すとしたらニーナかサヴァリスじゃないかなと。

「Re:ですよね」
　本編で物語の核心を説明してほしいですね。
作者さんはここまでノータッチで物語を進めたのはなにか考えがあるでしょうか。
　ひとつ気になるのが主人公のレイフォンが狼面衆などと、現時点でほとんど関係がないことなんです。誰がレイフォンに説明するんでしょう？
レイフォンがその辺のことを知るまで読者側もわからない。そんな感じで進めるのかな。

「ですよね」
　『レジェンド・オブ・レギオス』に関しては同感です。話がリンクしているといえば聞こえはいいんですけど、本編だけだと状況というか因果関係についていけないんですよね。まぁ、読んだ事がないので実際はどうなのか分かりませんけどね。
　ただ、どちらにせよそろそろ本編でも断片的な情報ではなく物語の核心をいい加減説明して欲しいところです。でないと、そろそろ我慢の限界が……。

「Re:鋼殻のレギオス」
　最新刊自分も読みましたよ。正直今回の内容、展開はよくわからないところが多いですね。

リーリン覚醒 → ニルフィリア登場 → 空に大穴が開いて → 巨人出現　
この流れは読んでる途中で少々イライラしましたよ。
戦闘なんかも確かに物足りない感じでしたね。サヴァリスとの戦闘も短かったですし、リンテンスは強すぎてレイフォンがまったく相手にならないし。
　シャンテがグレンダンに行った理由とかは次巻で説明されるのかな？シャンテがどういう人物なのかも次巻で説明あるんでしょうかね。
　「レジェンド・オブ・レギオス」は自分もまだ読んでないけれどどうしようかな。外伝読まないと本編がわからないとか少々納得いかないな。