恐らくは、今年一番の当たり。電波女と青春男について。
簡単に言うと、独特の小気味いい語り口調で展開される、青春ストーリー。
もうちょっとちゃんと説明すると、青春ポイントの獲得に命を賭ける高校二年生、丹羽真と、同居する布団ぐるぐる電波女、藤和エリオとの異星間交流ストーリー。
うん、余計わけわからなくなりましたね。
主人公の丹羽真くんは、「青春ポイント」なる個人的な行動指針に依って日々を謳歌する男子高校生。具体的には「女子との甘酸っぱい高校ライフ大作戦」らしいです。
私は「積極的に思い出作りするぜー」という事なんだなと解釈しました。
ストーリーは、田舎の高校生、丹羽真の両親が海外赴任となり、真本人は都会に住む叔母さんに預けられる、というところからスタートします。
叔母さんは一人暮らし。もちろん仕事をしている。となれば真くんは半一人暮らし状態！とテンション上げて都会に出てきます。
で、いざ叔母さんちに辿り着いてみると、玄関になんかチクワみたいなのが居た。
上半身が布団で簀巻きになってるわけですけど、これ。そんで言動が「地球は狙われている」とか「私は宇宙人の血を引く調停監査官なの」とか。やっぱこうなってるのにはそれなりに理由があって。
とにかく、『電波女と青春男』の一巻は、丹羽真と藤和エリオが仲良くなるための――向き合うための、物語です。

今の高校三年生と干支が同じとゆーコトを考えると、少々ブルー。
良くも悪くも、色んな意味で大人になってしまった自分に不満があるわけではないですけど、やっぱり二度とない時間だったんだなーと、今さらながらに再確認させられました。青春っていいなぁ。若いっていいよなぁ。明日ジョシコーセー達とワンピースの映画を見に行く約束をしてるんですけど、さすがにドキドキとかしないし。やっぱりなんか惜しい気もしますねー。（コミックスの０巻が欲しいけど、一人で行くのはちょっと恥ずかしい……というわけで、同行を頼んだだけ）

もう一度学生できるなら、今度はフラグをスルーしないでおこうか……と思ったところでもう二度と戻らないからこそ、こういう話は面白いんでしょうね。一巻から三巻まで、二日間で二周しましたし。ハマりすぎだろー、と。

追記。
今日初めて拍手ボタンを押してみたんですけど、あれって自分の発言にも拍手できるんですね。なんか自画自賛の拍手になってしまいました。