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  • from: どらごんさん

    2009年12月12日 23時22分38秒

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    ぼくと彼女に降る夜 ガールズ・メイク・クライ

     平凡な高校生を演じていた清夢騎人は、ある日非現実的な常軌を逸した戦いを目撃する。そして、その一人である魔乖術師と名乗るヨルミルミ・シュトレンベルグによって8人(正しくは7人)の魔乖術師によるバトルロイヤル『絢爛なる魔宴』の存在を知り巻き込まれる、現代ファンタジーの7巻。

     さて、感想の前に一言。
     全く新しい設定を生むのは難しいのは理解しているし、パクリや類似設定にしても作品に合っているならあまり気にしない方なんだけど、さすがにちょっと文句を言いたい。
     前回で敵が剣を無限に複製するという『Fate』の『アンリミテッド・ブレイド・ワークス』そのままの能力を出し、その上今度は全ての知識を生まれつき知っているという『金色のガッシュ』の『アンサートーカー』もどきを出すのはさすがにどうかと思いましたよ。

     言いたい事も言ったし、感想を。
     あっけなく『魔宴』終了したのにはちょっと呆れた。いや『アンサートーカー』持ってる最強キャラが味方になった時点で戦いの行方決まったようなものだったけど、単身で残りを倒して終了というのはいくらなんでも扱いが酷すぎて笑う気さえおきなかった。
     まぁ、そんなおめぐみの勝利に納得の出来ないヨルとサクラが戦うのはいいんだけど、序盤はともかく最後はまさにチート同士の戦いでしたね。それにしても、1巻の頃からは考えられないくらい強さのインフレが激しくなったなぁ……。
     そして、最後ではようやく2巻の頃からの伏線が動き出しました。それに、なんのために魔乖術師の騎人をキョウシロウと剣で戦わせたり、万夫不刀なんていうトンデモ武器を出したのか不思議でしたが、全てはこの展開のためだったのかと納得しました。

     相変わらず微妙でした。8巻では、色々と事情の変わった騎人がどんな行動を取るのかが楽しみですね。

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    ぷる

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