RPGの世界に召喚されてしまった高校生のユーゴとショウはある事件をきっかけに邪神ギャスパルクの復活させ世界征服を目論む教団と戦う事に。
　教団によるギャスパルクの僕である七柱の魔神の復活を阻止し続けてきたユーゴ達だったが、魔神の一柱である魔神グモンが復活したとの報告が。

　今回の見所はやはり魔神グモンとの戦いですね。
　強大な魔神グモンを相手に総力を挙げて戦う一体感と高揚感が伝わってきましたし、それぞれの援軍によって二転三転する戦局は実に面白かったです。
　そういえば、援軍で現れた旭日騎士団の団長には良い意味で裏切られましたね。しかし、ツンデレを誤解しているのは少し哀れ。けど、あれもツンデレの一種といえそうな気も……。

　それとPT内の人間関係にも少しずつ変化が。
　特に3巻のあとがきにもあったようにショウに春の兆しがくるとは……。けど、まだお互いに意識してる程度で恋愛に発展するのはまだ先かな？
　そして新規加入メンバーのラムダ。活躍して欲しいとは思っていたものの、こうもあっさり復帰されるとなんか釈然としないものを感じるなぁ。けど、ふてぶてしい態度と食わせ者な性格でPTの人間関係を引っ掻き回してくれそうで楽しみです。
　更にジロー。ただ、こっちはPTメンバー入りするのかどうか微妙そうだけど、ジローみたいな気弱で臆病なキャラがいると話に幅がでそうなのでぜひPT入りして欲しいなぁ。

　あとは、あとがきの設定が面白かったですね。
　主に職業の設定でしたけど、あくまで特徴程度だったので少し残念でした。RPG好きの性なのか職業ごとに習得可能スキルや呪文の一覧とか欲しかったですね。特にショウの職業であるウォーザードとか……。
　それと転職なども気になりますね。LV15から転職できるらしく、今回でLV15を超えたイシュラとレヴィアも転職できるのでどんな職業を選ぶのか楽しみです。次は肩の力を抜いた話という事なので、イシュラとレヴィアの転職についての話なんかになりそうな気がしてるんですが……。
　とにかく、続きも楽しみです。