『悪ノ娘』と『悪ノ召使』という有名なボーカロイド曲の小説版です。
　この曲は歌詞が物語風になっていて、しかも『悪ノ娘』の舞台裏を『悪ノ召使』で補完するという形をとっていてとても良かったんですよね。
　その『悪ノ娘』を作詞した悪ノＰさん本人が書いた小説版があると知り、つい買ってしまいました。

　しかし、内容は期待したほど面白くなかったですね。
　『悪ノ娘』と『悪ノ召使』の物語をより深く掘り下げてくれると思っていたんですが、期待していた程ではなかったんですよ。むしろ、小説としてはキャラや世界観などの描写が足りてないとさえ感じた程です。
　正直、あまり面白くなかったですが、『悪ノ娘』の補完作品としてはアリかな。

　さて、今月の下旬には続編が出るんですが、どうしようかなぁ……。