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from: 玖路さん
2011年04月05日 18時20分38秒
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九月ごろ発表予定らしいです。
つい先日、初めてラノベ大賞に応募してみました。
我ながらこの年で何やってんだと思いましたが、時間があったので……
最近割とレビューを書くようになったのも、そのせいです。
選んだのはファミ通文庫の『えんため大賞』。
理由は応募総数が少なくて、賞が取りやすそうだったから……
ではなく、単純に規定枚数に合う賞だからです。
分量の事を考えずに書いたら、とんでもないボリュームになってしまって。それで一番規定枚数が多い賞を選びました。
それでも文庫にして20ページ分くらいは削りましたが。
誰にも読んでもらってないので、正直自信も持ちようがないです。
とりあえず読みにくさには自信がありますが。
何十回も(もしかすると三桁)読み直して推敲したので、もう面白いのかどうかも全く分からなくなってしまいました。
自分の中ではキャラクターの心情とか、そこに至るまでの事件とか、色々考えて書いたので、キャラの言動にも色んな意味を持たせていることまで全て理解できる(当たり前ですが)のですが、初めて読む人にそれを伝えきれる描写ができているとはとても思えません。ここで色々な作品について色々批評してきましたけど、自分で書いてみてようやく、小説を書くことの難しさが理解できました。……たぶん。
気合を入れて書いたので、賞を取りたいという欲はもちろんあるのですが、「そんな甘くねーよ」と思っているのも確かです。
発表時までモヤモヤしながら待つのもなんですので、もう一本ぐらい書いてみようかな。-
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どらごん、
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コメント: 全10件
from: どらごんさん
2011年04月14日 00時21分26秒
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「返信ありがとうございます」
けど、さらに疑問が……。
世界観でいえば、錬神術の起源ともいうべき竜や天使や悪魔の存在ですね。たぶん、錬神力の結晶を体内に持っているので錬神術を使えるという事なんでしょうけど、何故彼らは錬神力の結晶をもっているのか。それに、竜は生物でいいとして、天使や悪魔はどういった存在なんですか? 生物? それとも霊的存在?
また、力を取り込む事で人間は錬神術を使えるようになったとありますが、どうやって取り込んだのかが分かりません。例えば『オーフェン』なら天人との混血でしたよね。
そして、古代文明を滅ぼしたという超巨大殲滅兵器が何のために作られ、古代文明を滅ぼした後どうなったのかが気になります。
錬神術にしても、銃弾が効かないというのは分かりましたが、体を覆う膜のような錬神領域の形を変えて詳細な設計図を作るというのがイメージできませんでした。例えるなら『ドラゴンボール』の気というかオーラで詳細な設計図を作るようなもので、設計図の形になるオーラというのがイメージできないんですよ。
それともこれは勘違いで、指先などから伸ばした錬神領域で魔法陣などを描くとかなのでしょうか?
そして世界書。データベースへのシークレットコードというのはいいんですが、各章に分けられているのはやっぱり閲覧制限とかですか?
とりあえずこんなところですね。
あまり細かく聞きすぎるのもどうかと思うのであくまでも参考にしてもらえれば……。
from: 玖路さん
2011年04月09日 08時24分47秒
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「的確な意見、ありがとうございます。」
世界観に対する作中での説明は、
●昔々、世界中には竜や悪魔や天使なんかが溢れていた。
●その力を取り込んだ人間達は、奇跡を起こせる事に気付いた。
●もう世界にそういう存在は、錬神力の結晶という形でしか残っていない。
●古代文明を滅ぼしたのは学院や帝国に隠されていた超巨大殲滅兵器(バウンド・アームズの親玉みたいなの)
そんな感じです。
錬神術についてですが……
まず錬神術を使うために必要な条件が、錬神力と錬神領域と呼ばれるものです。この領域ですけど、これは一般人では体全体を覆う膜のような感じです。訓練しないと知覚できません。錬神術士は、この体を覆う膜の形を変え、詳細な設計図を造り、そこに錬神力を通すことで錬神術を使います。
銃弾が通じない理由ですが、錬神術士は普段は体に膜状に張り付いている錬神領域に、常に錬神力を行き渡らせています。これが鎧のような役割をするわけです。肉体で触れるならほぼこの鎧を素通り
し、手に持った武器ならある程度錬神力を伝達して届きます。ですが銃弾のように空中を飛ぶようなものには錬神力が宿らないため、錬神術士には通じません。
クリスはこの《領域》の操作は超一流なんですが、皮膚が絶縁体となって錬神力を放出しないので、術が使えないわけです。で、フィリアの錬神力で術を使うのですが、それも手を繋ぐなどして触れ合っていないとダメなのです。
あと錬神術と総称してきましたが、作中では
●竜の力を使う『召竜術』
●天使の力を使う『光翼術』
●精霊の力を使う『精霊術』
●悪魔の力を使う『降魔術』
●闘鬼の力を使う『錬鬼闘法』
●神獣の力を使う『神影術』
の六種登場しています。とは言ってもそれぞれ《領域》の形が違って、戦闘方法や術の名称が異なりますよーぐらいの説明しかしていないんですが。
文明の進み方の違いは、帝国が科学力に特化しているだけで、世界のその他の地域は錬神術を核に文明を構築してきたものの、最近数十年で急速に科学化が進んできています。
実は帝国の科学文明も、錬神力を動力とした錬神科学とでも言うべきものです。帝国人は皆、額にバウンド・アームズの制御ユニットを後天的に装着させられていまして、それが錬神術をほぼ完璧に封じるため、錬神術が廃れてしまいました。
プロローグ3でクリス達がパクってきた錬神術の奥義書は、《世界書・竜王の章》と言います。クリスはパクってきたそれを、徹夜で二回も通し読みするのですが、全く意味が分かりません。途方にくれていたところ、フィリアに閲覧方法を教えてもらうわけです。世界書というのは実は学院を設立した世界規模の学術機関のデータベースに接続するシークレットコードなわけです。で、なぜ世界書の閲覧方法を知っているのかと尋ねるクリスに、フィリアはこう答えます。「実家に世界書の九章と十章があった」。
クリスの反論は「世界書は《世界》《精霊》《竜王》《天使》《悪魔》《闘鬼》《巨人》《神獣》の全八章構成なぐらい知ってるよ」
それに対するフィリアの言葉が「いや、確かにあったぞ。《生命》と《科学》の章だ」
とまあこういうやり取りがあるんですけど、実は帝国の科学力がぶっ飛んでて、クローン人間を量産していることの理由は作中ではこの程度しか記述していません。
しかもなぜ《機関》のデータベースに、錬神術の奥義や、クリスの世界では実現していない科学技術が隠されているのかの説明なんて、全くです。その辺の裏設定ももちろんあるのですが、それは省いてしまいました。仰る通り、そこが減点要因になるのは覚悟しています。
シリーズ物ならともかく、投稿作にしては世界設定なんかを大きくしすぎたなと反省はしています……
自分はその辺の設定を全て把握して読んでいるので、説明不足の点にも気付きにくいんです。だからどらごんさんにそういう風に指摘してもらえるのは、凄くありがたいです。
from: どらごんさん
2011年04月08日 23時41分32秒
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「長文ありがとうございました」
それではお言葉に甘えて感想と意見を。
まずは感想から。
学園モノで終わっていればわりとシンプルで良かったと思うんですけど、後半はスケールを大きくしようとして失敗しているような気がします。正直、あらすじだけだと後半の展開はご都合主義の連続に見えました。
設定について。
結構省略されているのでやっぱり色々と疑問がありましたね。
まずは世界観でしょうか。王国や帝国についてはひとまず置いておくとして、古代文明を築いたのは何者で何故滅びたのかとか、本来錬神術を使うという竜や天使や悪魔がどうなっっているのかがちょっと気になりましたね。そもそも竜や天使や悪魔はどういった存在なんですか?
それと錬神術というのがどんな術なのかよく分かりません。血液が媒体というのは分かりましたが、それがどういう過程を経てどんな術として発動するのかが見えません。例えば、錬神術士には銃弾がほぼ通じないとありますが、術で銃弾を防ぐ様子が浮かびません。
また、帝国の主力はバウンド・アームズのようですが、王国にはバウンド・アームズはないんですか? それに、フィリアがリューンに錬神術を教わっていた事から帝国には錬神術が存在しないようでしたが、このそれぞれの主力が魔法と機械に特化したような文化の違いが生まれたのは何故ですか?
とりあえずこんなところでいかがでしょうか。ご希望でしたらまだ書きますが……。
from: 玖路さん
2011年04月07日 11時09分56秒
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「あらすじ、最後です。結局四つに分けました。」
ここでまた再びクリスとフィリアは手を繋ぐ。
実のところクリスは、フィリアと出会ってからこっち、自分のための訓練を全くしていなかった。彼が試験までの三ヶ月半、ずっと心血を注いできたものは、試験にも使えないような、全属性の大規模殲滅錬神術だった。
二人の圧倒的な力で、古代兵器を撃破。しかしフィリアと同じように作られた、兵器の力の核(フィリアの妹にあたる。フィリアと同等の結晶を核に作られた)が暴走する。
それをなんやかんやで倒してエピローグ……となるわけです。
特に策というほどの策もなく、割と力押しで倒しちゃいます。ただ最後のトドメだけは、クリスの「錬神力の絶縁体となってしまう体質」を生かしたかったんですけど、正直うまくいってるとは思えないんですよね。
あ、あとトドメの前、勝負を決める一撃も、前半あたりから伏線は張っています。
ジャンルで言うと、ファンタジーのボーイ・ミーツ・ガールですね。一番よくあるタイプじゃないかと。
タイトルの「どこまでも空色の空」とは、クリスから見たフィリアの存在そのものであり、その生き様でもあり、心から笑う彼女の笑顔のことも指します。
昨日一日かけて自分の書いた原稿をもう一度読み返して、落ち込んでました。いや、もうちょっとできてると思ってたんですけど、冷静になって読み返すと、粗すぎでした。賞取りたいとか何言ってんだって感じです。色々詰め込みすぎなのはもう割り切って書いてたんですけど、綻びが多すぎる……。
でもこれはこれとして置いておいて、同じ世界観の設定で、違う物語を書いてみようかな。
あと、「ここどうなってるの?」的な質問がもし、万が一、お情け的な感じでも、何かあれば……。
超長文の連投すいませんでした。
from: 玖路さん
2011年04月07日 10時36分26秒
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「あらすじ3です。2は下に。」
フィリアはクリスの静止を振り切ってどこかへ走り出した。
後を追ったクリスは、学院中枢の地下格納庫でフィリアを見つける。
格納庫に収められた巨大な金属製の何かの前で、研究者達と押し問答するフィリアに追いついたクリスは、そこで真実を明かされる。
自身が『帝国の紅き悪魔』と呼ばれた将軍であったこと、リューンが配属された部隊を壊滅させた(プロローグ2)こと、リューンを捕らえて術を教わろうとしたこと、次第に感化されて最終的には二人で帝国を脱出したこと、学院入学の一ヶ月前に、リューンはフィリアを守ろうとして戦い、死んだことを。
そこで学院中央棟が、フィリアを帝国軍に引き渡そうとする暴徒達に包囲され、彼女はその数万もの群衆の前で「この戦争を終わらせてみせる」と宣言する。
暴動は完全には鎮まらなかったが、王族の証を持って正体を明かしたディーネの言葉で、都市は反撃へと向かう。
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だいぶあからさまに伏線を張っていますので、フィリアやディーネの正体が唐突過ぎることはないと思います。
この時点で、学院長やディーネはリューンの遺言状によってフィリアの入学を認めたこと、フィリアの寿命が残り少ない事、学院には古代の超兵器が収められていること、ミゴールは試験の日の正午までにフィリアを暗殺するように依頼されていたことなどが明かされています。
フィリアの額にある力の増幅装置と言われていたものは、実はバウンド・アームズの制御装置だったわけです。ただ彼女のものは帝国軍でも数人しかいない師団長のものだったので、広く知られているものとは色が違い、それで皆を騙していました。(フィリアの入学を認めた人々は承知しています) 騙せていた理由は、本来ならバウンド・アームズの制御装置は、錬神術を完全に封じてしまうのに、フィリアが強力な術を使えていたからです。
そして帝国軍のその装置には、「上位者の命令が下位の意思に優先する」というコードがあったため、帝国軍は思うように軍勢を投入できず、フィリアの暗殺を依頼していたのです。
#######################################################
学院に施された空間接続装置の動力源は、プロローグ3で盗んできた錬神力の結晶(今度はもちろん本物)だった。
それさえあればクリスも強力な術を使えるので、ディーネはそれを取りに行くようにクリスに命じるが、その部屋の前でミゴールと鉢合わせになる。世界の至宝とも言えるその結晶を持って帝国に亡命しようとしたミゴールと戦闘になり、結晶を手にしたクリスは、ミゴールを撃破する。
(説明を省いていましたが、プロローグ3でクリスと一緒にいたのはディーネと、もう一人はレオンという男子生徒です。その彼が共にミゴールと戦っていたため、クリスは先に結晶を手にできたわけです)
ここで明かされるクリスの真の実力。
十数年も腐ることなく基礎ばかりを積み上げてきた彼の力が、結晶という無尽蔵の力を手にする事で、花開いた。
舞台は地上へ移り、学院は少ない戦力で防衛戦を強いられていた。しかしそこで都市を包囲する大軍勢に切り込む、超巨大兵器。古代の遺産であるその兵器がこの場所にあったからこそ学院が建設され、また帝国軍がそれを奪いに来たのだ。
(クリスが試験で使っていた指輪は、本来この兵器の制御装置)
だが帝国軍にも同等の兵器が存在した。皇帝自身が駆るその兵器と激突したフィリアは、都市を守ろうとして敗れる。
破壊された兵器から這い出した、満身創痍となったフィリアは、額の制御機構を引きずり出し、プロローグ3でパクってきた謎の液体を飲む。出撃前にディーネから渡されたそれは、死者をも蘇らせるとも言われる奇跡の霊薬だった。
#######################################################
ここで皇帝から、フィリアは古代兵器の制御装置として、特大の結晶を核として作ったクローン体であることと、薬を飲み続けないとすぐに老いて死んでしまう彼女の内臓が、薬の副作用によってほぼ全て癌化していて、余命いくばくもないだろうことなどが明かされます。
(フィリアが何らかの薬を飲んでいることや、その薬の効能などは物語中盤で明かされています)
並の術者なら完璧に術を封じられる装置をつけられ、末期癌の痛みに常に苛まれていたにもかかわらず、それでも圧倒的な高出力を誇っていた彼女の、本当の力は一体どれ程か――
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どらごん、
from: 玖路さん
2011年04月07日 09時03分53秒
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「続きです。」
錬神術というものについての解説なんですけど、(本当は一章の真ん中辺で説明しています)
錬神術を使うのに必要な力を錬神力と言います。
本来は竜や悪魔や天使が持つ力ですが、長い時間の内に、人間達もその錬神力の結晶を心臓に宿すようになりました。そして血中に溶け込んだ錬神力を、血液ごと燃焼させることで、錬神術士は術を使います。RPGで言うMPが、血液に当たるわけです。
結晶の質は個人によって大きく異なり、それによって術士としての力は大きく左右されますが、後天的に手に入れることもできます。そしてクリスは錬神力そのものは充分以上に強力ながら、皮膚が絶縁体となって、力を放出する事ができないため、術が使えないわけです。
あとテルミドールはド辺境にあります。なぜならそこにあった超古代文明の遺跡を改築する形で作った街であるからです。しかし空間接続装置によって数千キロの彼方にある王都と隣接しているような状態です。この空間接続装置は開発されて十数年。いまだ世界中に普及しているとは言いがたい技術です。
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そして迎えた試験当日。
試験は総勢二百名以上のバトルロイヤル方式。
ここまでの修練の成果を存分に発揮し、危なげなく生き残る二人。
そして二人はディーネ達のお膳立てにより、ルーニーのペアと対峙することになる。
なんとか互角に戦うクリスとフィリアだが、ついに分断されてしまう。もう一度手をつないで反撃――と思った矢先、フィリアが強力な術を連発して、一人でルーニーの相棒を倒してしまう。
この三ヶ月間、クリスの技術を見続け、触れ続けていた彼女は、いつの間にかある程度一人で戦えるようになっていた。
その力はきちんと努力して成長した結果で、しかもそれでもクリスの方が上であったため、そのことを言い出せず黙っていたフィリアを、クリスは責める。
「本当は一人で戦えるのに、嘘を吐いてたんだね」
(ずっとオチコボレと言われ続けていたため、結構卑屈な性格です)
そして勝手に怒り、勝手にキレたクリスは宣言する。
「ルーニーは、僕が倒す」
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クリスは術を使えませんが、それは前述した通り、力を体外に放出できないからで、力が無いわけではありません。つまり皮膚を破り、血を流しながら術を使うことは可能なわけです。ただ痛みは集中を妨げるので、誰もそんな訓練などしないのですが、クリスは幼少時から苛められ続け、常にボッコボコにされ続けてきて、痛みにとても強くなっています。というか、ボコボコにされ続けながらも、何一つ成長を実感できなくても、十年以上も努力し続けた、その諦めの悪さがクリスの才能なわけです。
そこでプロローグでパクってきた指輪の登場です。
クリスはそれを指にぶっ刺せば、自分も術を使えることに気付いていました。もちろん巨大な針が指を貫通することになるので、超痛いわけです。しかし切るはずのない切り札として懐に忍ばせていた指輪を取り出し、右手に三つ、左手に一つ装着します。(試験に至るまでに、医務室で指に空いた穴について医者に突っ込まれる描写はしています。あと、指輪の本来の用途はまた別です)
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ルーニーと互角に戦闘を繰り広げるクリス。
しかし威力と痛みのバランスをとって決めた指輪の数では、ルーニーを倒せるほどの出力が出せなかった。そこでクリスは手首の動脈を傷つけ、大出力の術を使おうとしたところで、試験官に止められる。
すぐに意識を取り戻したクリスが目を覚ましたのは、学院の医務室だった。クリスは力を隠していたフィリアをなじった。(一方的に助けてもらうわけではなく、支え合う関係を構築できていると思っていたのを裏切られた、と思ったため)
二人が意思を共にすることでしか錬神術は使えないのだが、ささいな誤解から二人の心はすれ違い――
その時、医務室の窓を突き破ってぶっ飛んできた街灯が、医務員を虐殺する。慌てて建物の外に飛び出てみると、そこかしこでバウンド・アームズが暴れていた。学院都市を包囲した大軍勢から降伏勧告。「我が軍の陸戦機甲師団長フィリアを引き渡せ。そうすれば都市に手出しはしない」
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プロローグ1で莫大な借金を負ったオッサンは、帝国軍に嵌められたわけです。空間接続装置のプログラムを書き換えるディスクを都市の心臓部に持ち込み、帝国軍を手引きする役目を知らないうちに担わされていました。そして高位術者達が揃って学院から離れ、数千キロ彼方の王都に滞在する試験の日に、帝国軍は襲ってきたわけです。この帝国軍の侵攻が唐突過ぎないように気を使って書いたつもりなんですけど、成功しているのかは分かりません……。
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どらごん、
from: どらごんさん
2011年04月07日 00時49分20秒
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「あらすじありがとうございます」
ファンタジー系の学園モノで、強力な才能があるにも関わらず使いこなせない二人が補い助け合いながら成長していくという感じでしょうか?
あらすじなのでかなり端折ってありますけど、こういうシンプルな展開はわりと好きかもしれません。
この先どなるのか気になりますので続きをお願いします。
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ぷる、
from: 玖路さん
2011年04月06日 11時15分23秒
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「考え直してみると、難しいのかどうかもまだ良く分かってないレベルのような気もします。」
あらすじを語るのは構わないんですが、超長くなりそうです……
ラノベ大賞には必ず作品のあらすじも原稿に添付して送らなければならないのですが、規定の800文字になんとか収めようとしたら、全然中身が伝わらない代物になってしまったんですよね。
それをそのまま貼るのはちょっと……ということで、語らせていただきます。
ファンタジー物です。ただ普通に携帯やらテレビやらネットやらが出てくるので、科学水準は現代と同程度です。
タイトルは『どこまでも空色の空』。
モロ冴木忍さんの影響が滲み出ておりますです。
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プロローグ1
十数年前の「王国」と「帝国」による大戦の英雄(二人の内の一人)と称される「学院」の理事ミゴールは、突如周辺諸国に再び宣戦布告した帝国の侵攻により、莫大な借金を負う。
プロローグ2
その二週間後、学院で天才と呼ばれた少年リューンが、帝国との戦争に志願して参加する。バウンド・アームズと呼ばれる機械巨兵の大軍勢を率いる帝国軍相手に、王国軍は殲滅される。
戦場で「帝国」の将軍でありながら、とても美しい金色の少女と出会う。(バトって負けて捕虜となる)
プロローグ3
さらに一年後、深夜「学院」の学院長室に、友人二人に連れられて忍び込んだクリス(リューンの弟)は、金庫からいくつかの宝物を盗み出した。
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そんな感じのプロローグです。もうここで文庫10ページぶんを費やしてます。この時点では用語や地理、世界観などの説明は全部省いているんですけど、それでもこの分量。
バウンド・アームズは、フルメタのASを想像してもらえれば近いかも。「錬神術士」にはほぼ銃弾が通じないため、重火器はあまり発達していませんが。
で、プロローグ3の十二時間前くらいから、第一章が始まります。
あ、主人公はクリスです。
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ハートフォード王国の辺境に建てられた、王国の最高学府テルミドール学院で、「錬神術」という超常の業を学ぶ少年クリスは、有名なオチコボレだった。
なぜなら特異体質で、術を使うための力――錬神力を放出することができないから。そして錬神術士として致命的な欠陥を抱えていながら、学費、寮費どころか試験、授業まで全て免除の特待生だったからだ。そのせいでクリスは、学院に集まるエリート達の嫉妬と嫌悪の的でしかなかった。
高等部に進級し、なぜか最優秀クラスに配属されたクリスは、昔から自分を目の敵にしている少年ルーニー(ミゴールの息子)に絡まれ、さっそく窮地に立たされる。自身の無力を噛み締めていた最中、高等部からの編入生である金髪の女生徒フィリアが現れた。錬神術士として無階梯でありながら、額に施された錬神力増幅装置によって、凄まじい出力を誇る彼女は、入学条件が七階梯以上(極めると21階梯)という高等部に一階梯で在籍するクリスに偏見を持たず、共に試験に臨むペアを組むこととなる。
試験までの三ヶ月間は、クリスにとって心躍るものだった。なぜなら生まれて初めて自身の成長を感じられる時間だったから。強大な力を制御しきれないフィリアと、その力を完璧に制御できるクリスは、理想的なコンビだった。
#######################################################
二人は毎日クラスメイトにボコボコにされながら成長していきます。本来一人で使う錬神術を、二人で手を繋いで使っているものだから、チームワークが人一倍必要なわけです。
ちなみにプロローグ3でパクってきた四種類の道具は、
●拷問器具のようにデカイ針のついた十個の指輪、
●錬神術(全部で六種ある)の内の一つの奥義書、
●錬神術用の力を秘めた究極の核(ただしレプリカ。フィリアが速攻で壊す)、
●《世界樹の雫》という名の謎の液体、
です。実はクリスの友人ディーネ(王国有数の名家の令嬢)は、帝国と戦うつもりで準備をしようとして、内々に学院長に許可を取ってパクってきています。
ここまでで半分です。これでもまだだいぶ端折ってるんですけど、長いでしょ?
鬱陶しくなければ続けますけど……
from: どらごんさん
2011年04月06日 00時11分19秒
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「小説書くのって難しいですよね」
自分の場合、二次創作で好きな作品のワンシーンなどを書いたりするんですけど、これがなかなかどして結構難しかったりするんですよね。
それだけに一から小説を書き上げた玖路さんは素直に凄いと思いますし、良い結果になって欲しいと思います。
もし良ければでいいんですが、あらすじとか教えてくれませんか?
玖路さんがどんな話を書いたのか気になってしまって。
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ぷる、
from: 玖路さん
2011年04月15日 02時37分02秒
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「王道で勝負するには力不足でした。」
そう言えば。
三ヶ月半かけて小説を書き終えたので、五日前に再就職しまして、ここ数ヶ月のように頻繁には書き込めなくなりそうです。
そんな個人的事情はさておき。
錬神力がどういうものか、ということは考えていません。
まぁ少しは他の応募作と差別化を図りたかったというところでしょうか。とにかく、
魔法→錬神術 魔力→錬神力 魔法陣や呪文詠唱→錬神領域 と決めたんですよね。
で、錬神力が何かというところは気にしないでください(笑)
これは私の単なる思い込みですけど、恐らくそこまでは決めなくても問題ないかと。
天使や悪魔も実体ある生き物のつもりですけど、何でそんなのがいるの? とも聞かないでください……つまりなぜ竜や天使や悪魔が魔法を使えるのかに疑問を持ってはいけないのです(笑)
でも錬"神"術と名付けたことには意味はありますよ。黄金錬成が錬"金"術の奥義なら、錬神術の究極形とは――? とか。まぁ無駄設定なんですけど。
あと人間が錬神力を扱えるようになったのは、竜とかの死骸のあとに残る錬神結晶を飲み込んだからです。今考えると結晶の大きさとかは書いてないです……
で、魔法陣や呪文詠唱の代わりに考えた設定たる錬神領域ですが。
「気」みたいなイメージは割と近いです。ただ「気」はシルエットは人型ですけど、それを竜の爪とか、天使の羽みたいな形にする感じです。子供の粘土細工みたいなのではなく、精巧な彫刻を作る感じで。
次、古代文明ですけど、やっぱりそれがどういうもので、なぜ滅亡したかって説明もいりますか?
これも「魔法」と同じで、ある程度記号的な扱いです。
なぜ古代文明は栄え、滅亡したのか。
なぜ巨大殲滅兵器が残されているのか。
なぜ錬神術の奥義が、世界規模とは言え、いち学術機関のデータベース内に記されているのか。
なぜ帝国にだけ世に知られていない世界書の九章と十章があったのか。
なぜ《機関》の研究よりも、そのデータベースが何歩も先んじているのか。
これらは全て一つにつながっているのですが、そこまで記述すべきじゃないと考えて書きませんでした。
基本はオチコボレと馬鹿にされ続けてきた少年と、最悪の虐殺者という過去を持ちながら、足掻くように生きようとする少女が、力を合わせて「敵」と戦う話なんです。
「敵」というのはクラスメイトだったり、大帝国だったり、残り少ない寿命だったり、ままならない自分自身だったりするわけですが。
まず最初に思いついたのが、フィリアが殺気立つ群集の前で、自らの生き様を宣言するシーンでした。
クリスはなぜその気高い姿に感化されたのか→自分にはない強さ、まっすぐさだったから→クリスは卑屈な性格のオチコボレにしよう。
それで二人がなぜ出会い、力を合わせるのか――というところから広げていった話なわけです。
二人の出会いを偶然にしたくなかったので、色々詳細な世界設定を考えていったら、まとまりと収まりの悪い物語になってしまった、と。
でも、小説を書く工程は楽しかったですけどね。
ストーリーもそうですけど、構成もです。どのタイミングでキャラや世界観の説明を入れたらいいかとか、伏線の張り方とか、時系列の前後するシーンの挿入の仕方とか。
たぶんそれが楽しすぎてごちゃごちゃになってしまったんだと。
次に何か書くときは、「分かりやすさ」と「オリジナリティ」をテーマにしてみます。
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