ドラゴンマガジンに載っていた『甘城ブリリアントパーク』の読切の感想です。
　時系列は3巻の後のようで、西也に命じられてPVを作ったもののダメだしされ、キャストから意見を取り入れて作り直す事になっとトリケンの話です。
　まず、最初のPVを見た西也の感想である普通というのがよく分かる。ラノベでもあるんですよね、これといって悪くはないけど面白くもないという感想に困る微妙な作品が。
　そんなPVを作り直すべくキャストに意見を求めるものの好き勝手言い過ぎだろ、こいつら。アクションとかヒップホップに演歌にアニソンとかセクシーシーンとかBLとかバイオレンスとか馬の出産とか、遊園地らしい要素がまったくないじゃないか。
　そんなキャスト達の意見を取り入れてPVがどんどんカオスになっていくのが面白かったです。当然出来上がったPVはカオスそのもの。……なんだけど、いすずにとっては何故か傑作らしい。うーん、ネタとして受けるならまだしもあれのどこに感動する要素が……。

『甘城ブリリアントパーク』3巻の感想です。
　中編と短編が２つずつあって全部書くか迷ったんですが、全部書く事にします。

　まずは中編の『中城椎菜は逃げ出したい』から。
　椎菜よりもモッフルが良い上司やっていたのが印象的でした。仕事に失敗した椎名を叱りはするけれど、その後に分からない事を言わせる機会を作って椎菜を自分から行動するように育てようとする姿勢に上司としての思いやりを感じました。まぁ、実は私情もあるんですけど、これはご都合主義っぽくてちょっと好きではなかったなぁ……。

　そして中編の『出席日数が足りない』
　これが3巻で一番楽しかったかな。西也の出席日数不足を補おうと西也に化けた面々が学校に通うものの好き放題やってとんでもない事態になるのが物凄く楽しかった。特にマカロンとティラミーが酷かった。こいつら好き勝手やりすぎだろ。

　短編の『魔法のアプリ』
　てっきりメープルランドの住人って男が妖精で女が人間の姿だと思ってたけど、男でも人間の姿になれるらしく、魔法のアプリで見た人間バージョンのモッフル、マカロン、ティラミーが美形だったのにちょっと世の理不尽さを感じました。

　短編の『魔法の国に行ってみよう』
　まずメープルランドに簡単に行ける事に驚いた。てっきり行き来するのが難しいのかと思ってたけど、単なる思い込みだったみたいです。
　というか、一つ言わせてもらおう。駅に秘密のホームとかまんま●リポタだけど、いいのかこれ？
　ちなみに、メープルランドには行きませんでした。どんな国（世界）なのか気になりますけど、そのうちメープルランドに行くでしょうし、それまで楽しみにまっておきます。