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  • from: 海砂さん

    2008年01月04日 20時45分26秒

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    乳がん誤診で乳房切除

    皆様、明けましておめでとうございます。今年も乳がんの方を中心にこのサロンでほっと一息ついていただけたらと思います。

    と、抱負を述べつつ、年末に暗くなるような記事を見つけました(^^;)。

    ---------
    乳がん誤診で乳房切除 手術後に良性と判明 福岡の病院
    朝日新聞

    福岡県田川市の社会保険田川病院(吉村恭幸院長)で昨夏、良性の腫瘍(しゅよう)を乳がんと誤診し、30代の女性患者の左乳房を切除していたことがわ かった。手術後に摘出した腫瘍を調べたところ、良性であることが判明したという。同病院は「結果として診断が間違っていた」として、女性と家族に謝罪した。

    同病院によると、女性は07年6月、「左胸にしこりがある」として同病院外科を受診。担当医師が触診で左乳房に直径3センチ以上のしこ りがあることを確認した。マンモグラフィー(乳房X線撮影)や超音波検査(エコー)も実施。細胞を採取する細胞診検査で、がんの疑いが最も高い「クラス 5」の結果が出たという。同病院は乳がんと判断し、7月の手術で乳房を切除した。

    しかし、手術後に摘出した腫瘍を詳しく調べたところ、がんではなく良性で、乳房を切除する必要がなかったことが判明。同病院は女性に誤診だったことを伝えて謝罪した。同病院で「クラス5」の結果が出て、腫瘍が良性だったケースは初めてという。

    吉村院長は31日、記者会見し、「がんだと判断したが、結果として間違っていた。患者さんや家族に申し訳ない。何らかの償いをしなければならない」と述べた。
    -----------

    ‘細胞診がクラス5の判定でも実際はがんでないこともある’ということですか。この病院がどんな細胞診をしたか詳細が記されていないのでわかりませんが、私の場合はマンモトームで細胞診を行いました。乳管を数本切断したものと、周辺細胞を吸引したものとの両方を病理検査されました。医師の説明ではマンモトームなら‘ほぼ正確’だとおっしゃいましたが、100%ではないのだなあと少々がっかりしたことを思い出します。

    また、この記事を読むと病理医の能力が大変重要なことを感じますね。ノエルさんの10月14日の書き込みの抜粋を再掲しますね。

    ---------
    「乳がん病理医のレクチャー」 ノエル
    http://bbs.goo.ne.jp/ac66329/message/20071014?format=time

    先日参加したのは、乳がんの病理医の話です。
    乳がんを専門に診る病理医って、全国に数十人しかいないそうです、100人にも満たないとは(*0*;)!。だから、病理医は超忙しい、と声に力が入った。

    で、問題は更に深い、、、彼らの平均年齢が53歳。つまり、高齢化が進み、後釜が育たない。

    まあ、臨床医とは異なり、いっつも顕微鏡と睨めっこ。人のためになっているということが、今ひとつ実感できない。本当はすっごくためになってるのに…と余韻のある響き(^^)。

    病理医を増やすためには、保険点数を上げる、すなわち、お金が一番!とにっこり笑って、ようやく本題へ入りました。

    乳がんの鑑別はどんどん困難になっているそうです。
    悪性細胞と良性細胞と、境界型が見つかるようになったからです。
    確かに、悪性、良性、境界型のそれぞれの細胞のスライド写真を並べると、う〜むむ…(- -)、悪性と良性の違いは何となく掴めますが、境界型は素人じゃ全くわかりません。というか、病理医も判定がつけられない。

    このような早期がんを、病理医が見慣れていない。
    病理医として細胞が判定できるまで、10年ぐらいはかかる。これも病理医が増えない理由になっている。←話の終わりにまた、医者不足のアピール入りますた(^0^;)。
    ---------

    悪性、良性、境界型の細胞の診断は難しいのですね。

    もし主治医から「細胞診は境界型だった。手術か経過観察のどちらにしますか?」と尋ねられたらどうでしょうか? 私ならがん化するかもしれないと思えば早く手術したいと思うし、かといってマンモトームの再検査となると、患者は肉体的・精神的に疲労が大きいし、第一また予約して数週間から数か月待ちなるのは御免こうむります。ずっと経過観察の状態が続きその都度検査を受けるのも辛い。

    手術を選択し腫瘍が良性だったら憤るでしょう。しかしこれは結果論です。細胞診でクラス5。この判定をどう受け止めるか…? 自分ならどちらを選択するか考え込んでしまいそうです。

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コメント: 全1件

from: ノエルさん

2008年01月06日 13時22分04秒

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「Re:乳がん誤診で乳房切除」
皆さん、明けましておめでとうございます。今年も再発の不安を吹っ飛ばすよう、ガツンガツンと行きますわよ(・∀・)

いやー、あまりの忙しさについ出遅れました、、、私はこれから正月休み、って、明日から仕事だけど( ̄* ̄ )。あ、これからバーゲン行きますけどね(#⌒∇⌒#)ゞ

海砂さん、引用ありがとうございました、今年もよろしく。
で、この時のレクチャーでは、腫瘍の良性・悪性を見分けるのは、専門家である病理医でも難しいということです。つまり、良性だった細胞ががん化することは本当にあるようなのです。また、「境界型」も本当にどっちへ転ぶかわからない、、、「経過観察」って、かなり重要ってことでしょうね。

以下にある乳がん専門医の書いた記事を抜粋します。
-----
「マンモグラフィの経年比較読影の重要性」


マンモグラフィ上、悪性の可能性がある「数個以上の集簇(狭い範囲であつまる)分布や乳頭に向かって行列をなして分布する比較的明瞭な微細石灰化」をマンモトーム生検の対象としてきました。

ですからマンモグラフィで微細石灰化あればすべてマンモトーム生検の適応としてきたわけではなく、たとえばあまりにも淡く不明瞭である微細石灰化やその個数が少ない石灰化で、ほぼ良性の石灰化と読影(判断)された場合、その時点ではマンモトーム生検をせず、年一回など定期的にマンモグラフィを撮影して外来で経過観察することがあります。

その経過観察中、マンモグラフィの経年比較読影で、対象とした微細石灰化の変化(明瞭化や数の増加、多形化すなわち辺縁がぎざぎざした石灰化へ変化など、これらは乳癌が潜んでいる可能性があります)の読影をきっかけにマンモトーム生検を施行して、乳癌が発見されることがあります。

また通常マンモトーム生検施行後、その生検顕微鏡診断が悪性(癌)でない、つまり良性の石灰化であった場合は手術は必要はありませんが、その後、年一回程度定期的にマンモグラフィで前記の微細石灰化の変化がないか、外来で経過観察していきます。

万が一生検部位のこのような微細石灰化の変化があった場合、もしくは別の部位に新たな微細石灰化が出現した場合、以前にマンモトーム生検をしていても、再び施行することがあります。

マンモグラフィの経年比較読影によって乳癌が発見された事例

1) 前回の右マンモグラフィでは極めて淡い集簇性微細石灰化でしたが、1年2ヶ月後の右マンモグラフィでは石灰化の個数の増加とそれぞれの明瞭化の所見がありました。

マンモトーム生検を施行して「非浸潤性乳管癌(乳管内癌)」の顕微鏡診断でした。

2)前回の右マンモグラフィで集簇性微細石灰化あり、マンモトーム生検を施行して良性(乳腺症)の顕微鏡診断でした。半年後の右マンモグラフィでは前回の微細石灰化はマンモトームで取り切れていましたが、右乳房の別な部位に新たに淡い集簇性微細石灰化がありました。この微細石灰化にマンモトーム生検を施行して非浸潤性乳管癌(乳管内癌)の顕微鏡診断でした。


このような事例は当科でマンモトーム生検施行した428例(平成19年12月29日現在)のうち13例(約3%)
ありました。このような事例に遭遇するたび、マンモグラフィの経年比較読影の重要性を痛感させられます。

マンモグラフィで一度でも微細石灰化とくに集簇性微細石灰化を指摘されたかたは、人間ドックや自治体のマンモグラフィ乳がん検診ではなく、保険診療で外科外来で経年マンモグラフィチェック、比較読影をうけ、微細石灰化の経過観察が必要と思われます。
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私の場合、片胸を全摘出しました。温存でも、どうせ胸の形が著しく変形するのだし、万が一、取り残しがあったら…と、ずっと不安を抱えて生きるのは御免こうむるので、躊躇いはなしっ!(。・ε・。)  
胸より命の方がずっと大事、この年齢で絶対絶対ずぇぇったい死にたくなぁぁぁーーいっヾ(。`Д´。)ノ
って気持ちでいっぱいでした。ま、落ち着いた現在、胸の同時再建をしときゃよかったって思いますが。。。

でもこれって、贅沢な悩みというか、落ち着いたら自分に欲が出てきたってことなのよね。( ̄へ ̄)う〜ん

残った胸には、針生検で良性と診断されたしこりがあります。これがイヤで仕方ありません、、、さっさと切ってほしいと主治医に言ったんですが、良性だからダメ、過剰手術になっちゃうもん、と却下されちゃいますた(  ̄っ ̄)。

自分が全摘出だからってわけじゃなくて、がんで死ぬのとがんで体の形が悪くなるのと、どっちが大事よってこと、よく考えてみてください、選択するのは患者本人ですぞえ。

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