「Re:崎陽軒 [シウマイ] -横浜駅周辺-」
ところで、崎陽軒といえばこの話題は避けて通れないかな、という感じです。
先日、崎陽軒がシウマイに誤表記をしていたため、販売を一時休止しました。

包装紙の印刷をやり直し、１２月１日から再開したようです。
誤表記の内容は、本来原料重量の多い順に、

豚肉、たまねぎ、澱粉、小麦粉、干帆立貝柱・・・

と書くべきところを、

豚肉、帆立貝柱、たまねぎ、澱粉、小麦粉・・・

と書いていたというものです。(の、ようです)

販売再開後は、こんな感じ。"干"が付いてます。

この"誤表記"のシウマイは恐らく、すべて産業廃棄物として処分されたのでしょう。
もったいない話しです。

これに関して、みずもりの見解ですが、

・表記のルール違反はルール違反。
・けど消費者自身がそのルールをまず知らないし、原材料の多い順を見比べて買うとは考えにくい。
・表記は直すべき。
・誤表記品でも、中身に問題がないのなら廃棄すべきではない。

という感じです。
昨今、賞味期限、消費期限に関する偽装や食品衛生上の問題が次々と発覚しています。
雪印食品、日本ハム、ミートホープ、白い恋人、赤福、御福餅、ローソン、マクドナルド・・・。
ほっかほっか亭に至っては、偽装を拒否したパート従業員を解雇した、なんて報道も。

O-157大腸菌の感染で大騒ぎするのは日本人くらいだとも聞いたことがありますが、
公衆衛生を追求し過ぎた弊害なのかも知れませんね。

売れ残りのクリスマスケーキは決して安売りされないと聞きます。
消費者が安売りの始まる時間帯まで買い控えるのを避けるためでしょう。

こんな状況が起こるのは、「食べ物に感謝する気持ち」より「企業の経済原則」が
優先されるためです。

そんな事ができるのは、食材が自由に入手でき、廃棄にかかるコストが低い場合のみです。
食料自給率の低い日本はいずれ、食材の入手に苦しむ時期が来ると思います。

その頃までに、いえ、今すぐにでも、食べ物に感謝する気持ちを、取り戻す必要が
あるのではないかと、みずもりは考えます。