１１月２日満月は、ローイ・グラトングでした。（ローイ＝流す）
例えると、日本の灯篭流しに近いかな？
本来の意味は、「水に感謝をする為」です。
しかし時代と共に？変化してきて、今は若者の為のイベント化？されてきています。
「彼女・彼氏でグラトングを流す」って感じです。
「彼女・彼氏」と言えば、バレンタイン・クリスマスが有りますが、タイではバレンタイン・クリスマスよりローイ・グラトングの方が盛大です。
タイ人に聞くと、「ローイ・グラトングで、自分が本当の彼氏か・彼女かどうか解る」そうです。
誘って、一緒に流せば、本命。来なければ本命じゃないそうです。簡単に相手の気持ちが解るんですね。
しかし、腹黒い人だと１日に何回も流す人も居るのかな？

　今年は、家族でジャットゥー・ジャックの鉄道公園に行きました。ここには３年ぶりです。
まず、公園外でグラトングを買いました。
今年の相場は１５バーツから有り、今年は安いです。しかし、作りが雑でした。

　グラトングの色々



　このグラトングは、１番スタンダードな物です。
手作りの方法は、http://www.c-player.com/ac70247/thread/1100059874056に書きました。



　このグラトングは、パンで作った物で、池などにいる魚の餌になり、自然分解できるそうです。
昨年までは、いつもこのパンで出来たグラトングを流していましたが、今年は娘の希望でスタンダードな物を流しました。
１番最初の写真が、うちのグラトングです。
買ったグラトングに爪・髪の毛と小銭を載せて流しましたが、娘の希望で更に花火を付けて一緒に流しました。
今年は風が強く、グラトングのロウソクの火が直ぐに消えて線香の火しか見えなく、幻想さに欠けてしまいました。
また、水草・ごみが片寄って溜まり、流す場所が限定され、あまり状況が良くありませんでした。



　これは、椰子の実で作ったグラトングです。
グラトングの基本は、自然の物で作り、流した後自然分解出来る物が良いです。
しかし、ホチキスや釘やプラスティックで作った物が段々増えてきています。
有名所では、清掃員が回収をする所も有ります。



　今年は「コム・ローイ」が多かったです。簡単に言えば「簡素な気球」です。
　スコータイやチィヤング・マイ（チェン・マイ）が有名ですが、この鉄道公園は大きいので？やったのかな？
でも、バンコクではコム・ローイは「禁止」のはずだったような気がするのですが・・・。
上げている最中に燃え落下し、火事の危険が有るからです。
「コム」を昨年まで売っているのに気が付きませんでした。今年から？？？
今年の相場は、小が７０バーツ、２個１２０バーツ、大が１００バーツでした。



　たたんであるのを広げ、熱源に火を付け、暖かい空気を充満させれば、上がっていきます。
しかし上げているのを見ていると、約１０分間火を付けてからじゃないと、上がらないようです。
僕はバンコクでは、「禁止」と思っているのでやりませんでした（娘にはせがまれましたが）



　どうでしょうか？
人の集まり方や、コム・ローイが沢山だと結構綺麗なのがお解かり頂けるかな？
コムが沢山だと結構幻想的で綺麗ですよ。写真じゃ上手く伝わりません。
是非１度沢山の「コム・ローイ」を生で見て欲しいです。