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from: てらちゃんさん
2011年12月01日 13時03分00秒
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洪水がやって来た! その5
11/10朝、おや?家の前の道路の水が、1cm減っている!です。政府の排水のおかげ???低い土地への流れ込みが有った???これから段々減っていくのかな
11/10朝、おや?家の前の道路の水が、1cm減っている!です。
政府の排水のおかげ???低い土地への流れ込みが有った???
これから段々減っていくのかな???
確証は、何1つ有りません。
姪っ子夫婦は、会社(内務省)内で寝泊りをしています。
朝その姪っ子から電話が有り、「てらちゃん、友達が宿を用意してくれたから、一緒に行かない?」「宿代1泊幾ら?」「フリー!」「・・・行く行く!!!」
渡りに舟です。
「明日から会社が休みだから迎えに行くから!」「駄目駄目!車が入って来れないからアヌサワリーで待ち合わせしよう!」で、どっと肩の荷が降りた感じです。
今晩一晩我慢すれば、明日は洪水の無い所での生活かあ!
あれ?場所といつまでを聞くのを忘れた。まあ良いか、肥溜めとおさらば出来れば!
この日は手荷物の準備をしたら、足取りが軽いです。
篭城用の食料で高価な物を使い、豪勢な食事にしました。次はいつに帰って来れるか解らない為・腐らせない為です。
11日、朝起こしても起きない2人が早起きをします。
やはり肥溜め生活に飽き飽きしていたんだろうな!
おやおや?またまた、道路の水が3cm減っている!
このまま引くのかな???
でもトイレを掃除するのには、最低限、家の前の道路から水が無くならないと、掃除した水が流れ出ないから、まだまだだなあ!
朝7時朝食を我慢し、家を出ます。ソイ16の入り口に「タイ・ラット新聞」のトラックが停まっています。「おーい!待ってくれ!」で無事?に乗りますが、水量は股間まで有りました。
ズボン・パンツはびちゃびちゃです。
この1番上の写真は、タイラット新聞の水の無い所までの無料送迎トラックの上です。
手前に居るのが娘で、股間まで水に浸かったのが解ると思います。
でも心は浮き浮き!
天国と地獄の境目
この写真は、ウィッパワディー・ラングシット通りのバングスー運河に掛かる橋の上から僕の家の方(北)に向けて写した写真です。
この橋から北側は洪水地区。ここから南側は、洪水の無い地区です。
タイ政府は最初ラングシット運河でバンコクを守ろうとしましたが、うまくいかず、最後の砦に選んだ『バングスー運河』で、見事?この橋の南側は守られました。
でもこの運河の北に住む人達(僕を含め)は、羨ましい?憎い?ものとなりました。
取り残された?犠牲にされた?ような気持ちがぬぐえません。
この運河では、洪水の来る前に、スッティサーン側の運河の水を最初に排出させました。そして北から来た水が来た時には、この運河にあまり水を流しませんでした。
なので、この運河がダムの役割をし、下流(南側)が助かりました。
操作をしないでそのまま流していれば、僕の家が浸水しなかったかもしれません。
何か胸に引っ掛かっている場所です。
この場所を11/3に写真を撮ったのが、上の写真です。
僕が不思議に思ったのが、まだ洪水が来ていない状況で、何故運河の南側の水を捨てているのかな?と理解できずに写真を撮りました。
普通、北から来る大洪水の為に少しでも北側の水を最初に流すべきものと思いました。
スッティサーン側の水は更に南に有る運河に捨てるのが当たり前と思っています。
話は戻り、ウィッパワディー通りとスッティサーン通りの交差点までトラックに無料で乗せてもらい、「ありがとうございました」とワイをして、この交差点で折り返し運転をしているバスに乗り換えます。
来るバスは冷房車ばかりで、仕方なく乗りましたが、『股間が風邪をひく』です!
アヌサワリーで、真っ先に公衆便所に駆け込み、1人10バーツを払い、下半身を洗い着替えます。
朝食をとり、読めなかった新聞を買い、姪っ子と合流し、車に乗り込みます。
おや?高速道路に乗ります。
「???」「どこに行くの?」「ラヨーング県」「え?・・・」
まあ良いか!
姪っ子の友達は、豪華な宿を手配してありました。
僕はてっきり友達の家に居候させてもらうと思っていました。
無料で豪華な宿に泊まらせてもらうので、交通費と食事代は総て僕が払いました。
宿代は無料でも、普段食べない豪華な?食事をしたので、逆に高くついたかもしれません。
避難先からも毎日2軒隣の家に電話します。
そして13日の電話で、「家の前の道路から水が明日ぐらいに引くと思う」でした。
14日に家に戻りました。
家の前の道路から水が引き、道路下2cmの水位です。
早速、肥溜めの元凶のシャワールームとトイレの掃除をしました。
家を空ける前にこの場所には、洗濯洗剤をまいてから家を出ました。
その効果が発揮され、匂いも少なく結構綺麗でした。
後は、200平米の大掃除が待っています。
これは、洪水が来た当初、粘土で固め戦った跡です。
粘土とシーラーで戦ったのが解ると思います。
タイルのメジ?から水と一緒に出てきた砂?泥?です。
洪水が引いた後の床で、ごみと油が床にこびり付いていました。
そして家中央部でどこまで水がきていたか解る写真です。
15cmぐらいでしょうか?
また、粘土で修理し、その上から石膏?で固めた跡です。
皆、飯も食べず、寝もしないで良く戦ってくれました。
でもやはり自然?の力には、完敗でした。
15日は従業員を呼んで大掃除です。
ただし、従業員1人が「体中に発疹が出ているそうで、しばらく休みます」
あたたたた!洪水の中毎日出歩いていた為???
朝、便器用洗剤を20個+床用洗剤5個+ホース10m+デッキブラシ+長靴・手袋・マスクなどを人数分揃えます。
水をバシャバシャ撒き、便器用洗剤をぶち撒き、デッキブラシでゴシゴシ洗い、ちりとりで水を掬い捨てを何度も繰り返し、扇風機8台で乾燥させました。
そして床用洗剤で掃除をし、9時から16時まで掛かり、やっと裸足で歩ける状態になりました。
翌日もう1度床用洗剤で掃除をすれば、元に戻りそうです。
壁の塗装が水を吸い、ぼろぼろと塗装がはげている箇所が沢山有ります。
しかしこの後、2階・3階に非難していた家具・店の道具の引越しが残っています。はあぁ。
16日、何とか明日より店が開ける状態になりました。
しかし、僕らが1階に住む為の引越しまでは終わりませんでした。
僕以外総て女性の為、引越しが中々はかどりません。
もう全員くたくたです。僕1人全身筋肉痛ですぅ!歳はとりたくないです。
全員にピザを食べさせて、「明日から宜しく!」です。
17日、無事に?店を開きます。
店用新聞を買って来たら、16日にアヌサワリーとスッティサーンに政府がビック・バッグ(巨大土嚢)を設置したニュースが書かれています。
洪水の無かった所に今から巨大土嚢の設置???もう1度洪水が来るの???
もう訳が解りません!!!
市民はどの情報を信じれば良いの???
今回の洪水で、いつ?、どの地区が?、どの位水が来るのか?、いつ水が引くのか?など、市民が1番知りたい事の説明が一切無く、政府発表と都知事発表と水道局発表がバラバラに違う事を発表され、誰を信じて良いのか全く解りませんでした。
皆が解ったのは、『今のXXの場所は何cmの洪水が有る』だけでした。
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from: タイゴルフ好きさん
2011年12月02日 13時52分35秒
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「Re:洪水がやって来た! その5」
てらちゃん、お店も再開し、生活できるようになり良かったですね。日本ではテレビや新聞で洪水について報道されていますが、てらちゃん程詳しくはありません。1月にゴルフに出かける予定ですが大変参考になりました。孤軍奮闘の疲れが出ませんように。
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