年末から正月にかけて休みが取れたので、僕の『老後に住む場所』探しに、プラジュアップキリーカン県へ下見に行って来ました。

　僕は今の所このままタイに住み続けるつもりでいて、個人の希望としては、「ビーチフロントに住みたい」です。
　ここバンコクは、非常に便利で良いのですが、空気が汚すぎます。
夜雲の無い空を見上げると星が２、３個しか見つかりません。これは多分大気汚染で視界が悪くなっているに違いありません。
また、昨年肺炎で入院した事も考慮しています。
　バンコクに来る前には、岐阜県の山の中で仕事をしていたので、多少の不便は気になりません。ただし車が無いと困りますが。
なので、僕の大好きな『タイの海』で老後を過ごせたらなあ！と思い、海が綺麗で、比較的便利なブラジュアップキリーカン県へ調査？下見？に行きました。

　１２月３１日に相方と娘を連れて、まずはフアヒンに向かう為、アヌサワリーのロット･トゥー（乗り合い１BOXバン）乗り場に向かいました。
大晦日と言う事で、乗り場には人人人です。西暦の新年は、仏暦のタイ人には関係無いんじゃないの？？？
年末から新年にかけて、タイの学校は大体１２/３１〜１/３まで休みになっていて、会社もこれに準じる？所が多いようです。
　ロット･トゥーに乗るまで約１．５時間待ち、バンコクーフアヒン間が５時間掛かりました。普通なら待ち時間３０分、バンコクーフアヒンは２．５時間ぐらいなのですが・・・。
　フアヒンで遅めの昼飯を食べ、更に南の「プランブリー」行きのバス・ロット・トゥーを探します。フアヒンより南に向かう交通手段を探すのが結構大変でした。
　普通プランブリーを目指す人は、長距離バスで「プラジュアップキリーカン行き」「チュムポン行き」などに乗り途中下車します。僕の家から南バスターミナルまで行くのが非常に大変なので物臭をした為このような事になりました。
　何とかプランブリー行きのロット・トゥーに乗り込み市内に着きましたが、ここから海まで約１０ｋｍちょっと有ります。割合早くビーチ行きソンテウを見つけましたが、１時間待ち。「直ぐに出るなら１人５０バーツで出発するよ！」と言われ泣く泣く？乗り込みました。なんせ、今晩の宿の予約をしていないので、見ず知らずの街で、しかも寂れた漁村なので宿がちゃんと取れるか不安でした。しかも大晦日です。

　その寂れた漁村の風景２連発。





１枚目は、到着直後の「バーン・パーク・ナム・プラン」と言う街の海岸です。
桟橋が壊れて直してないのが、寂れたを連想させます。普通直すだろう！です。
そして街の道路のあちらこちらでは、イカ乾し（するめ作り）がされていました。

　どこの宿も大晦日価格？で、ぼったくり価格です。定価の３〜５割り増しでした。
どこも納得がいかずPM７時。　野宿かあぁ？？？
　相方が見ず知らずのサイドカー付きバイクをヒッチハイクをして宿を紹介＋送ってもらい１泊１０００バーツの新築の宿を借りました。



　この写真が泊まった宿と、レンタルバイクです。
翌朝レンタルバイクを２日間３００バーツで借り（宿従業員の通勤用バイク）、ビーチロードをひた走り、今晩の宿探し＋納得のいくビーチ探し＋土地探しです。
「売り地」の看板を探しバイクを止めて、場所と電話番号をメモ書きし、夜ビールを飲みながら電話しまくりです。宿は手ごろなのが見つからず連泊する事にしました。



　これが１日目の１番物件「売り家」（家はいらないのですが）２００タランワー（２０X４０ｍ）物件です。丁度僕が欲しいサイズの土地です。
夜電話をしてみると、「場所が違います。看板（海）から３００ｍ入って右折した所に有りますが売れてしまいました。」
「はあ？」誰がどう見ても写真に写っているこの家と思うだろう！！！です。
　僕は売り地が欲しく、家は必要ありません。基礎だけやってもらい、後は自分で大人のプラモデル＋暇つぶし（趣味）で家を立てようと思っています。
今住んでいる家で、水道管・電気配線・壁補修などの作業を自分でやり修行しています。
　パーク・ナム・プランビーチから南に下がるとナレースワンビーチが有ります。



　ここには、ビーチと地図に名がついていますが、引き潮の時だけに現れるビーチ？？？
砂浜が無いじゃん！です。



　かなり時期が外れてしまいましたが、２０１２年元旦の初日の出です。
やはり、雲の上からの初ご来光です。パーク・ナム・プランビーチで。



　ナレースワンビーチから３ｋｍ南に行くと見事なビーチが有りました。
岩有り見事なビーチが有りOKです。
ですが、国立公園に指定されていて手が出せません。



　そこから更に南に２ｋｍクン・サーイビーチです。
おいおい砂浜が無いじゃん！
おまけに砂浜が思いっきり浸食されているじゃん！！！です。



　更に南に１０ｋｍ「サーム・ローイ・ヨート・ビーチ」入り口です。
高潮？の影響で樹がえぐられ倒され、道路の下を海水で浸食され道路が陥没していました。
　この旅行の約１ヶ月前に「スラタニー県・チュムポン県・プラジュアップキリーカン県に高潮？被害が出ているニュースを見ました」それがこの状況？？？



　サーム・ローイ・ヨートビーチに行くと、やっと僕がビーチと言える場所になりました。
砂も中々綺麗で本格的に土地を探しましたが・・・です。
ビーチフロントは総てXXリゾートが建っていて空き地すら有りません。
１/１はここまでで時間切れとなりました。



　そして２日目は、バーン・パーク・ナム・プランの街から北へ、皆さんご存知のフアヒンの間のビーチ巡りをしました。３つのビーチが有ります。
が、ビーチフロントは総て大型コンドウミニアムが立ち並んでいました。
１番安いコンドウで１５０万バーツからで、１ルームのスタジオタイプです。
はあぁ↓です。

　そして時間切れ。宿に戻り友達のお土産（干物）を買い、バンコクへ戻ります。
そこで相方がどうしてもフアヒンに寄りたいと言い出し、フアヒンへ。
フアヒンに行った事がある方はご存知のツーリストポリス横のビーチです。
前に来たのは、２年半前日本の家族を連れて行って以来です。



　あれ？砂浜が狭くなっている！です。
海水が増えた？砂が海に持っていかれた？
前日プランブリーの猟師と話をした時に、「昨年から今年で砂浜が４０ｍ無くなった。海水が増えたんだよ！」と言われました。
海水が増えた？？？
そんな話を聞いた事が無いよ！もしそうだとすると日本でも海水が増えて大騒ぎ（ニュース）になるだろう、です。
僕が個人的には、砂浜の砂を波で海に持っていかれた（浸食）と思っています。

　今回の旅行で解ったのは、ビーチフロントの土地は、小さい物を買い上げ大きい土地にしてXXリゾートやホテルに売っていて、小さい土地を探すのは非常に難しい。
仮に小さい土地が有っても、値段は馬鹿高。
ビーチフロントから少し内陸部に入らないと小さい土地は無い。
また、浸食を考えて購入しなくてはならない。
　低予算なら、かなり不便な場所、または、海から離れないと買えない、です。

　僕は手漕ぎボートを買い、趣味と実益を兼ねて魚釣りをしたいと考えていましたが、かなり無理のようです。海から離れるとボートを運ぶのが大変です。
　僕の土地探しは一旦白紙になりました。

　最後におまけ写真です。
フアヒンの国道４号線で、信号待ちする『馬』。
馬もタイでは、左側通行するんだ？法規に書かれているのかな？？