5年生のクラス替え時に彼女と同じクラスになれました。担任は30代（確か3か4）の女性で、ショートカットの凜とした佇まいで、はっきりモノを言いそうな、先生でした。
先生は「課外活動」と称して、ウチのクラスだけ学校周辺の掃除、草むしりを課しました。一班あたり週2回程のローテーションで、先生同行のもと行なわれました。彼女とはその班も一緒でしたが、先生同行の為、真面目にやらざるを得ませんでした。

ウチの班の初回実施の時でした。彼女が自慢の長い前髪を耳に掛ける仕草をたまたま見掛けてしまったのでしょう。先生が彼女に言っていました。
『○○さん、凄い前髪長いのね。邪魔にならない？』