それは5月か6月、初夏の事だったと記憶しています。男である自分の散髪は毎回、元理容師のおばさんが家に来てくれ、庭や駐車場などの「青空」で行ってもらっていました。当時切られている方は分かりませんでしたが、おばさんの腕はかなり良かったらしく、尚且つ激安にしてくれていた為か、その散髪風景を見たお母さん達が「自分の息子も切って欲しい」から始まり、「娘も切って欲しい」と、その不定期に行なわれていた「青空散髪会」はいつの間にか大人気となっていて、その日も予約や並ぶ人ありと大盛況でした。そこにたまたま通りかかったのが、彼女のお母さんでした・・・。