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from: todayさん
2009年10月10日 07時02分54秒
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俺と長門と消失と
予想通りの消失映画化発表でまたハルヒとエヴァの比較的なことが結構されたりされなかったりしてる昨今。
まあどう考えても良くてエヴァの数割程度の興行収入だろうなあ。エンドレスエイトでやっちまったし。
ハルヒがエヴァと比べられるのは、エヴァ以来最大のムーブメントを起こしたアニメ作品だったからしょうがないとは思う。
とは言っても社会現象にまでなった作品とせいぜいオタの一部とその周辺のオタ寄り一般人あたりまでくらいの範囲でヒットした作品じゃちと比べようもない気がする。
個人的にはハルヒは好きな作品なんだが、確かにエヴァよりも作品の力自体でヒットしたという感じはしない。まあエヴァもなんというかうーんな感じではあるんだけど。
でも結局のところある程度ヒットするとそこから先は持ち上げる力に比例して加速度的にヒットが拡大していくんだと思う。それがハルヒではせいぜいネットに嵌ってる人でエヴァの場合はマスコミまで行ってた。つまりそこのところの違いなんじゃないのかなあ。
いやエヴァは面白いし、数あるアニメの中でもトップクラスの作品だとは思うんだけど、エヴァと他の作品の世間での扱いの差程にエヴァと他作品の間に面白さの差があるのか、といわれると多分それ程はないと思うんだよね。まあちと反則的な比較の仕方ではあると思うけど。
あとキャラ的にも綾波なんかは雛形のキャラとしては確かに凄いと思うんだけど、単純に萌えるか的なことで言えばそこまで突出してるか、と言われるとそうでもないと思うんだよね。まあ最初、と考えればやっぱり偉大だし、そういう意味でそこまで手垢にまみれてないキャラということで好まれるのも分かるんだが。
いや何が言いたいかといえば綾波が世間でそれなりに受け入れられるのならば、普通に二次キャラもある程度の域までのキャラなら受け入れられるんじゃないだろうか、ということ。まあ実際綾波が受け入れられてるのかは知らないし、一般に目を向けるんなら、オタ向けと一般向けっていうバランスを上手く取ったキャラじゃないと受けることはないだろうっていう別の問題もあるんだけど。
でもう一つの問題としてエヴァ以降あそこまでヒットした作品が生まれなかったのは、まあエヴァ自体がその後のアニメを変えたということもあるんだろうけど、結局アニメがオタ化かつ細分化したってのもあると思うんだよなあ。
エヴァでアニメブーム→作品数が増大→枠足りねえ→深夜でやりゃいんじゃね?→むしろ深夜アニメがメインに
エヴァでアニメブーム→作品数が増大→色んな作品ができる→視聴者の好みも細分化
こんな感じで。オタ化した上にその必然としてジャンル的に細分化。まあこの好みの細分化ってのは色んな分野で起きてるけど、なんだろう、やっぱりオタってのは先端的なモノでもあるから、その到来が早かったんじゃないだろうか。
で細分化すると、結局全員に受けるものってのは作りにくくなるんだよね。つまりエヴァでオタも進化(もしくは退化)したとも言えるのかも。
まあなんだ、つまり結論はハルヒのヒット具合はマスコミがどの程度持ち上げるかにかかってると思いますよ、ってことですね。
そもそも取り上げるか?という疑問もあるし、取り上げたところで一般人の方々は受け入れるのか?という疑問もあるし、そもそもどの程度の館数で公開するんだ、ということもあるし。
ただ作品自体がぱっと見解り難いってのもあるし(少なくとも何か敵がいるんで倒します的ではない)、そもそも消失を楽しむにはそれまでの話の知識が前提として必要だし、てなことを考えると、やっぱりあんまりヒットは期待できないんだろうな。
俺は観に行くけどね。
最後に作品自体の不安点を上げると、消失はかなり面白い話と言えるんだけど、映画向きでないでしょ。アクションシーンとかほぼないし。
あと原作をそのまま映像にしました的な京アニの長所は映画とは合わない気がするんだよなあ。テレビで基本無料で見れるものならそれは全然いいんだけど、映画で金出して観るってなると、そのまんまってのはあまり魅力的なモノではなくなるんじゃないだろうか。ただかといって下手に手を加えればそれはそれで叩かれる要因にもなる訳で。
まあそういう意味でも消失映画化は結構難しい気はするよ。
俺は観に行くけどね。
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