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from: orimasaさん
2008年03月24日 12時00分44秒
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日本周遊紀行(90) 青森・東通村
主に沿岸地方の「日本一周」を終えて、
概ね、日本の自然風土、歴史文化に触れることが出来た。
今回、特に印象に残った地方、地域の「歴史的側面」や温泉、絶景地等を
ピックアップして、当サイトに紹介致します。
御意見、御感想宜しく・・!!。
周遊は、神奈川県厚木市を出発して、以下の順に巡りました。
『東日本編』: :行程・・・神奈川県(出発地)→山梨県→長野県→新潟県→山形県→秋田県→青森県→北海道一周(時計回り)→青森県→岩手県→宮城県→福島県→茨城県→千葉県→東京→神奈川帰着
(今回より東北・東沿岸を巡ります・・。)
小生、若年よりの『旅』の記録です。
宜しかったらどうぞ・・。
http://www.geocities.jp/orimasa2001/
日本周遊紀行(90) 青森・東通村
<font size="2" color="#0000FF">東北へ再び戻ってきた。
本州・最北部、下北半島の大間へ再び上陸して、次に東部の沿岸地を巡ります。
尚、まさかり(鉞)、斧に似た鉄の刃の部々である恐山や薬研温泉、下風呂温泉は「温泉・観光」の項で別途記載します。
「むつ」の市街地を抜けて、国道279から県道7の小高い丘のような「冷水峠」を越えると「東通村」(ひがしどおりむら)へ入る。
下北半島の頭の先端部分が東通村である。 本州北東端に位置して、津軽海峡と太平洋に面しており、海岸線だけでも約60kmに及び、面積も約300km2と大きな村である。
この雄大な自然から、当然ながら豊富な海・山・里の幸に恵まれている。
しかし、この村のチョットユニークなところは、村は既に100年以上もの歴史をもつが、最近、流行(はやり)の合併の話も無いようで独自の村経営を行っている様なのである。 更に、面白いのは村が誕生して100年もの間、隣の町(田名部=むつ市)に役場・庁舎を置いてあった事で、いわば、居候の役所であったのである。 村が発祥して100周年を記念し、やっと庁舎を地元に設けたという。
歴史といえば、青森県全域にいえる事だが、この地も、超古代人(縄文人)が生活してた痕跡・遺跡が多数発見されている。 特に尻屋地区等北部に集中しているといい、これは北海道との関連も覗えるが・・、南へ下って青森の三内円山の縄文文化にも影響を及ぼしているのかも知れない・・。 しかも、この地に北海道特有の文化と言われる「擦文文化」の跡も発見されているという。
「擦文文化」とは北海道の道中においても記載したが・・、8〜13世紀、北海道全域と東北地方北端に見られる文化で、北海道特有の続縄文文化に当時の本州の文化が刺激を与え、成立したものとされている。 即ち、石器、土器は消滅し鉄器が普及しはじめ、農耕(稲作は含まず)も行われたが、生活基盤はあくまで狩猟・漁労にを置いたもので、近世アイヌ文化の先駆となる文化である。
それらの文化が今に継承されているのだろうか・・?、現在に至って先人から受け継いだ能舞、もちつき踊、神楽・獅子舞等の歴史的伝統文化、民俗文化が今も華開いているという。
車で走っていても、何の変哲も無さそうな人口8000人足らずの寒村に、長大な人類の足跡が残されていたのは驚きであった。
北東端には「尻屋崎」があり、この周辺で目を引くのが、周年、放牧されている津軽馬といわれる「寒立馬」は有名である。
粗食に耐え、寒風吹きすさぶ厳寒の季節、力強く立ちつくす姿は、命の尊さと、たくましさを感じさせるという。
歴史的伝統文化と自然の豊かな東通村だが、この村に既に原始力発電所の誘致が決定しているという。
東通村は歴史ある村であるが、未来志向の村でもあった。
次回は、 六ヶ所村・「原子力発電」
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