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from: orimasaさん
2008年04月16日 09時36分43秒
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日本周遊紀行(102) 三陸南部・「気仙沼」
白砂と松の緑で目の保養をし、更に国道45を南下する。
広田湾を見ながら、「宮城県」に入ったようである・・。
三陸名物のリアス海岸を味わえる場所としては唐桑半島もその一つであろう、半島の何れからも、断崖絶壁が広がり、眼下には大小の鋭い奇岩・怪岩が連なる。 半島の東側にある二つの岬、シンボルは巨大な石柱で「折石」という・・、高さ16m、幅3mの大理石の石柱で、荒波の海にヌッとそそり立っている。 なんでも「折れ」と頭につくのは三陸大津波で先端が折れたかららしい・・。
風光明媚な海岸線が続く唐桑半島であるが、その地形から過去に大きな津波の被害を受けてきた地域でもある。
G・S(ガソリンスタンド)に寄り、昼時(ひるどき)なので「何処っか、美味しいラーメン屋はないかね・・、」、「すぐ其処に有りますよ・・、」・・と小生の車のプレートNoを見ながら「気仙沼はフカヒレラーメンですよ・・!」・・。
言われるままに紅いノレンをくぐって早速食してみた、ヌルッとした食感はサッパリ味で良い、汁も実にいい味を出していた。
フカヒレといえば、漁業で栄えた港町・気仙沼が本場である。
ふかひれはサメのヒレを晒して干した白色か淡黄色の半透明状の食品のことで、高級中華料理の材料として知られてる。 フカヒレスープやフカヒレ姿煮として加工され、ふかひれラーメンやふかひれ寿しは気仙沼の味として全国的にも有名である。
栄養価としてもコンドロイチンやコラーゲンが多量に含み、不老長寿、百薬の源と健康食としても優等生である。
気仙沼の見所はやはり大島瀬戸を挟んで、目の前に浮かぶ「大島」であろう。 緑の真珠の島といわれ、気仙沼湾入口の周囲22kmの島で、亀山、十八鳴浜、海中公園、竜舞崎と景観が並ぶ・・。
平成18年、気仙沼市と本吉郡唐桑町が合併し、新気仙沼市が誕生する。
国道45は別名「東浜海道」ともいう、並行して気仙沼線が海岸を行く。
元吉町の大谷海岸から小泉海岸は明るい景観が続く、特に小泉海岸は砂浜の美しいところである。 「白砂青松100選」にも選ばれ、若者がサーフィンに興じていた。
歌津町も緑の濃い街で小さな町域であるが、しかしそれなりの歴史があった。
源頼朝の奥州討伐により藤原氏は壊滅し、その後、歌津一帯は鎌倉・源氏の支配下になり、さらに戦国期、豊臣秀吉時代から伊達氏の所領となる。
伊達藩政以前は、歌津をはじめ三陸一帯の海岸には、一本の黒松もなく、見渡す限り荒涼たる浜で怒涛が岩をかみ、飛沫は遠く飛散して内陸に及び、作物は塩害に晒されたという。 この状態を見て「伊達政宗」が殖産のため防潮林の育成策を打ち出し、それから三百余年の今日まで、種子が次々と飛散して三陸沿岸一体が黒松林で覆われるようになったと伝えられている。
三陸界隈の松林は、自然林ではなく人工林だったのである・・。
南下の途中、緑濃き三陸地域に感心していたが、古人の英知に改めて敬服し、敬意を表したい・・。
志津川町・歌津町は合併協議が順調に進み、来年度「南三陸町」として新たに発足することが決まっている。
次回は、 「石巻」
<font size="2" color="#FF0000">下記URLの巻末で「旅、旅行の案内」致しております、宜しかったらご覧ください・・!!。
http://blog.goo.ne.jp/orimasa2005 『日本周遊紀行』
http://blog.goo.ne.jp/orimasa2001 『旅の記憶』-
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