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  • from: orimasaさん

    2009年01月24日 11時15分59秒

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    日本周遊紀行(136)竹田 「名水の里」



    竹田の町は名水の里として、環境省選定「名水百選」にも選ばれている・・、

    大分から竹田、熊本へ通ずる道の主要路は、国道10号線から国道57号線を行くのが一般的であるが、小生はあえて野津原町の国道442を選択して竹田方面を目指してみた。
    さすがに車の数は少なく、ゆったりした走行が出来る。 山間とはいえ人家は途切れることなく点在していて、いかにも長閑な風景日和である。 内陸へ進むにしたがって道路は未改良区間も多くなり、しかも曲線区間が連続して見通しが悪く幅員も狭小なる。 車がやっと通れるような狭さの道が暫く続くが、これが昔ながらの住人の生活道路でもあろうか。 所々、高速道路の誘致看板が目に付くが、この界隈を予定されている、それにしてもこの一般道路の改良整備することが先決であろう・・?。
    町境を過ぎ朝地町に入って道路もだいぶ良くなり、間もなく国道57号へ合流した。この辺り朝地町のこじんまりとした町並みで、近くは豊肥本線の朝地駅もある。やがて、竹田の町へ入る、この後、国道442号は先刻通った久住高原、南小国、日田市へ向かう、所謂、日田往還道路である。 

    すぐ近くを稲葉川、玉木川といった清流が勢いよく流れてる。 
    水源は無論西方の久住高原、阿蘇外輪といった豊陵な山地・大草原であるが他に、竹田は緒方川、白滝川など阿蘇の山々の水を集めた川が蛇行しながら幾筋も市内を流れている。これらは一部が伏流水となって涵養された地下水が市内のあちこちに豊かに湧出している。
    奥豊後の竹田は名水の里としても有名で、環境省選定「名水百選」に選ばれ、その湧水数は50ヶ所を超え、湧水量は一日6トンを超えるとも云われている。 阿蘇山系の数ある湧水の中でも水質は軟水で常温は16℃と安定した透明さを誇り、美味しさの点では群を抜いているととわれる。 これらの水流はやがて大河の大野川となって、流域を肥沃にしながら大分平野を形造っている。
    大野川は今も流域の竹田市、直入郡、大野郡の穀倉地を潤し、大分平野の豊養な土地を育み潤している母なる川であるが、流域には多くの歴史遺産も多数あり、縄文時代の遺跡も出土しているという。
    江戸期、中流域の犬飼河港は岡藩中川公の参勤交代で犬飼までは陸路、犬飼から大分までは大野川を下るのが常であったという。その影響を受けて一帯は、川筋の物資の集散地としても大いににぎわったという。 古来、大野川の河川流通を通じて、竹田へ文化の波も寄せているという。

    次回は、竹田・岡城・・、



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