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  • from: orimasaさん

    2009年01月25日 11時27分36秒

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    日本周遊紀行(137)坂梨 「三地方の追分」



    坂梨は、豊後地方と日向地方、そして肥後地方の「追分」である・・、

    田園風景の国道57を行く、阿蘇外輪の山並みが行く手を遮るようである。
    平地を過ぎて山間地に入った頃は既に肥後・熊本県の「波野村」である。 山地といっても褶曲した山様ではなく段々状の斜面になっている。そこは高地冷地ゆえの自然条件を活かした野菜作りの広大な畑が広がる。この辺りは「そば」と「キャベツ」の生産で名高いという。
    国道沿いに「道の駅・波野」があり波野神楽のインフォメーションセンター、「神楽館」が在り、神楽を観賞しながら特産のソバを賞味できるという。
    南に外輪山の「根子岳」の勇姿がひときわ豪快に望める。 道脇に「すずらん自生地」の看板が所々に見られる。 「すずらん」は本州中部以北の高原や北海道に多く自生しているが、九州地域で野性のものが見られるのは珍しい。 急な登りの大曲を登りきると「滝室坂」とあった、見晴らしのようところである。 南へ約1kmの外輪山の絶壁に名所の「古閑の滝」がある。寒期には全面氷結することで知られ、この氷を民家では氷室に蓄え、病人用に保存したことから滝室の地名が生まれたという。
    ヘヤーピンの急カーブから見えてる風景は阿蘇内輪のお馴染みの風景であり、下りきったところが「坂梨」である。 国道沿いの坂梨は今となっては変哲もない田舎の風情のようであるが、往時は豊後街道の宿場町として大いに栄えたところだという。 肥後から来ると豊後街道と日向(野尻)往還の追分け(道が左右に分れる所、分岐点)の地であもり、滝室坂方面(豊後街道)や箱石の峠越え方面(日向往還)を往来する人々の旅人宿や商屋、医者等の屋号を持った家々が軒を連ねて大変賑わい栄えたという。 特に加藤清正公が豊後街道を整備した後、参勤交代は勿論、行商や荷駄を運ぶ旅人が多く往来するようになったともいい、又、肥後と豊後の国境付近でもあったので関所の機能を持った番所も在ったところである。
    現在の国道を50mほど南へ行ったところが旧街道で、国道265(日向往還)が分岐する辺りを中心に、東西に連なる宿場の面影が今も残る。 清水が流れ生け垣や板塀、格子戸や鎧壁の間に常夜灯や軒灯が灯る、そんな風情と人情が「坂梨」に今も残るのである。 地域住民も旧宿場町の風情を残すべく、懸命に努力している姿が覗える。

    阿蘇一の宮、赤水温泉の外輪山荘は先日通過した地点で懐かしい・・、立野のことも先刻記した。 大津から九州道の熊本I・Cへ乗り、ここからから南下して「八代」を目指す。 カーナビには載ってないが九州高速道は八代で九州本道と新しく完成した南九州道の分かれていて、日奈久まで延びているようである。
    沿岸道なのに山が険しく迫ってきているためトンネルが多い、過ぎると「田浦」であった。「道の駅・田浦」があり、時刻的にここで一服しばがら昼食を摂る。道の駅エリアの上部天井には工事中の高速道が在り、日陰になっていて都合がいい、時折吹き寄せるそよ風が気持ちいい。 実は熊本地方は本日、最高気温の32℃を記録している、すでにカンカンで暑いはずである・・!。 尤も、今日が特別暑い日という訳ではない、連日の好天で気温も上昇し、30度前後を記録していて小生も暑さでイササカ閉口しているのである。

    次回は球磨・「人吉」



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