サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
-
from: orimasaさん
2010年07月12日 09時27分06秒
icon
日本周遊紀行(116)鹿島 「鹿島神宮の祭神」
.
日本周遊紀行(116)鹿島 「鹿島神宮の祭神」
「諏訪大社」でも述べたが、「武甕槌神」(タケミカヅチ)とはどの様な神であろうか・・??
「古事記」における神話の「イザナギ」、「イザナミ」の「神産み」において、伊邪那美命(イザナミ)が生んだ火の神・火之迦具土神(ヒニカクヅチノカミ)が元でイザナミは火傷で死んでしまう。
愛する妻を失ったイザナギはその怒りから、迦具土神(カクヅチ)の首を十拳剣(トツカノツルギ:神話での剣)で斬り落としてしまう。
その時に飛び散った火神の血(赤い焔)から刀剣三神の(甕速日神:ミカハヤヒノカミ、速日神:ヒノハヤヒノカミ、それと武甕槌神:タケミカヅチ)が生まれた。
迦具土神は火雷の神ことで、雷神、剣神としての性質を持つ。
武甕槌の「タケ」は猛々しさを表し、「ミカ」は神秘的でいかめしい事を表しているとい。 ミカを「甕(土器)」と見る説もある。
記紀(古事記、日本書紀)の「国譲り神話」(大和の神が、出雲の神を屈服させ、国を奪い取る物語り)によれば、荒ぶる神々の平定のために高天原の神々を葦原中国に派遣したが、ともに大国主神に従って復命せず失敗を重ねる。
天照大神(アマテラス:伊勢神宮)は業を煮やし、そこで、天鳥船神(アメノトリフネ:息栖神社)、武甕槌神(タケミカヅチ:鹿島神宮)と経津主神(フツヌシ:香取神宮)を派遣することにした。(何れも由緒ある「東国三社」の神々)
出雲の稲佐の浜に降り立った彼らは、十拳剣を波間に突き立て、その剣先に胡座をかいて大国主神(オホクニヌシ:出雲大社)に国譲りを迫った。
しかし、大国主神は事代主神(コトシロヌシ:美保神社、恵比須神社)に、この国の全権を任せていると答えた。
武甕槌神は、天鳥船神を使って事代主神を連れ戻し、国譲りを納得させた。
しかし、それに納得しなかったのが建御名方神(タケミナカタ・大国主の子、諏訪大社)であり、暫く睨み合いが続いたが、やがて戦いへと発展してしまう。
だが力の差は歴然であった。 武甕槌神の手は氷柱や剣先に変化し、建御名方神を追い込んで行く。
建御名方神は逃げ出すが、執拗に追跡し信濃国の諏訪湖まで追いつめ、遂に屈服、服従させたのである。
それらを大国主神に伝えると、「もはや何も問題はないでしょう。この国(出雲)を差し上げます」と答えたという。
これが「国譲り神話」の一幕であるが、古代史の観点から見ると、武甕槌は元々常総の「土着神」であったとされている。
武甕槌神の鹿島神宮は、大和政権の東北遠征において重要な拠点だったことから、神話同様、重要な置位に昇格したといわれる。
鹿島神宮の分社が、東北地方に集中していることからも伺える。
武甕槌神が葦原中国平定のため派遣された際、建御名方神が、「然欲爲力競(よし、それなら力比べをしようぜ・・!)」と言った後、武甕槌神の腕を掴んで投げようとした描写がある。
武甕槌神はその際、手をツララへ、またツララから剣(つるぎ)に変えたため掴めなかった。逆に武甕槌神は、建御名方神の手を葦のように握り潰してしまい、勝負にならなかったという。
この事象が、以降の「大相撲」の起源になったとされる伝説がある。
大化改新で有名な中臣鎌足(藤原氏の祖・死の直前,天智天皇から最高の冠位と「藤原」という姓を賜った)の出身も鹿島であり、彼を祖とする藤原氏は武甕槌を氏神として篤く信仰している。
奈良期の768年に、藤原不比等(飛鳥時代から奈良時代初期にかけての政治家、天智天皇の寵臣、藤原鎌足の次男)が武甕槌神を大和の国に勧請し、春日大社の第一殿に祀った。
鹿島神宮は武芸の神としても有名で、剣術の道場にはよく鹿島大神と書いた掛け軸を飾ってある。
引き続き、「鹿島神宮」
【小生の旅のリンク集】
《日本周遊紀行・投稿ブログ》
Googleブログ http://orimasa2.blogspot.com/
FC2ブログ http://orimasa2005.blog101.fc2.com/
C・掲示板 http://www.c-player.com/ac79563/message
FC2 H・P http://orimasa2001.web.fc2.com/
gooブログ http://blog.goo.ne.jp/orimasa2005
yahooブログ http://blogs.yahoo.co.jp/orimasa2001
《 旅の記録 》
【旅行履歴】 http://www.geocities.jp/orimasa2001/kankou1.htm
【日本周遊紀行:東日本編】 http://outdoor.geocities.jp/n_issyuu2005/e-mokuji.htm
【日本周遊紀行:西日本編】 http://outdoor.geocities.jp/n_issyuu2005/w-mokuji.htm
【日本一周・海道を往く】 http://park23.wakwak.com/~orimasa/ (こちらは別URLです)
【日本の世界遺産紀行】 http://orimasa2005.web.fc2.com/
「北海道・知床」 http://outdoor.geocities.jp/n_issyuu2005/siretoko1.htm
「白神山地」 http://orimasa2005.web.fc2.com/ss-1.htm
「紀伊山地の霊場と参詣道」 http://orimasa2005.web.fc2.com/nk-1.htm
「安芸の宮島・厳島神社」 http://orimasa2005.web.fc2.com/itukusima1.htm
「石見銀山遺跡とその文化的景観」 http://orimasa2005.web.fc2.com/ig-1.htm
「ハワイ旅行」 http://outdoor.geocities.jp/orimasa2007/hawai2007.ht
「九州旅行」 http://sky.geocities.jp/orimasa2010/
「沖縄旅行」 http://www.geocities.jp/orimasa2008/
「北海道道北旅行」 http://outdoor.geocities.jp/orimasa2007/hakkaido1.htm
「北海道旅行2005」 http://outdoor.geocities.jp/orimasa2007/hokkaidou2005.htm
《 山歩の記録 》
【山行履歴】 http://www.geocities.jp/orimasa2001/yama1.htm
「立山・剣岳(1971年)」 http://www.geocities.jp/orimasa2001/turugi1.htm
「白馬連峰登頂記(2004)」 http://www.geocities.jp/orimasa2001/hakuba-1.htm
「上高地・明神(2008年)」 http://www.geocities.jp/orimasa2001/myuojin.htm
「北ア・槍-穂高(1968年)」 http://www.geocities.jp/orimasa2001/yariho.htm
「南ア・北岳(1969年)」 http://www.geocities.jp/orimasa2001/kitadake1969.htm
「八ヶ岳(1966年)」 http://www.geocities.jp/orimasa2001/yatu1966-1.htm
「八ヶ岳越年登山(1969年)」 http://www.geocities.jp/orimasa2001/yatuhuyu1.htm
「谷川岳(1967年)」 http://www.geocities.jp/orimasa2001/tanigawa.htm
「丹沢山(1969年)」 http://www.geocities.jp/orimasa2001/tannzawasan.htm
「西丹沢・大室山(1969年) http://www.geocities.jp/orimasa2001/oomurosan.htm
「西丹沢・檜洞丸(1970年)」 http://www.geocities.jp/orimasa2001/hinokihora.htm
「丹沢、山迷記(1970年)」 http://www.geocities.jp/orimasa2001/sanmeiki.htm
「奥秩父・金峰山(1972年)」 http://www.geocities.jp/orimasa2001/kinpu-a.htm
《山のエッセイ》
【上高地雑感】 http://www.geocities.jp/orimasa2001/kamikoti.htm
【上越国境・谷川岳】 http://www.geocities.jp/orimasa2001/kokkyou.htm
【丹沢山塊】 http://www.geocities.jp/orimasa2001/tanzawa.htm
【大菩薩峠】 http://www.geocities.jp/orimasa2001/daibosatu.htm
《 スキーの記録 》
【スキー履歴】 http://www.geocities.jp/orimasa2001/skirist1.htm
.-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
icon拍手者リスト
-
コメント: 全0件