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  • from: orimasaさん

    2011年02月25日 10時41分58秒

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    日本周遊紀行(86)琴平 「金毘羅宮・さざれ石」

    .



     日本周遊紀行(86)琴平 「金毘羅宮・さざれ石」   、



    さざれ石と“君が代”由来の銘版



    大門からの参道の突き当たり、円山応挙(江戸時代中期の絵師、「足のない幽霊」を描いた元祖ともいう)の障壁画でも有名な御書院(表、白、裏の各書院;諸儀式や参拝に訪れた人々との応接の場として用いた広大な客殿)の傍に「さざれ石」が鎮座している。

    さざれ石」というのは「細かい石」のことで、鉱物的には長い時間をかけてこれらが集まり堆積して、粘土や砂などと混ざって礫(れき)岩となり、やがて巌(大きな岩)になったものという。

    古来、小粒のものが大きく育つ意味合いで、目出度い「」とされている。
    勿論、我が国歌「君が代」の題材になっていることは承知である。 
    この、さざれ石は他の主要な神社にも鎮座されている所があり、特に京都の護王神社(京都市上京区:京・平安遷都に功績のあった和気清麻呂を祀っている)のものは和歌に詠まれた「君が代」の原点になったものといわれるが・・?。 
    さざれ石」は、その他の主要な神社である出雲大社(島根県)、鶴岡八幡宮(鎌倉)、霧島神宮(九州)にも奉ってあり、又、「君が代」を尊愛する関係先では千鳥が淵戦没者霊園(東京都)やさざれ石公園(岐阜県)というのも在るらしい。


    君が代」について・・、

    わがきみは 
    千代にましませ 
    さざれ石の    
    巌となりて 
    苔のむすまで
      、

    あなたは、千年も万年もおすこやかに長生をお保ちください。細かい石が大きな岩となり、苔が生える先ざきまでも) 新潮日本古典集より


    この歌句が、「国歌・君が代」の大元になったとされている。
    明治憲法では「万世一系の天皇はこれを統治す」とあり、「君が代」は天皇自身を指すとされていた。 
    当時は、この歌の解釈が「富国強兵」に利用されていたが、戦後は国民にある種(軍国主義復活・・?)の思惑で翻弄された。
    現在の「君が代」は、天皇を超えて国民を讃美、讃歌する歌として親しまれていることには間違いないとしている。



    途中、参道石段の土産屋にユニークな、かなり大きめの「石松っつぁん」の人形が置かれていた。 ご存知、広沢虎造の口演「森の石松・金毘羅様代参」に因んで、石松っつぁんを模作したものである。
    石松は次郎長の名代で金毘羅さんへ行くことを頼まれ、大政、小政にも金毘羅代参に行ってくれるよう説き伏せられる。 




    その場の一節・・・、

    『 文久二年の三月半ば、何処も同じ花見時。 次朗長が石松に、讃岐の金毘羅さんまで使いを頼む。悪(わる)の代官と久六を斬った汚れた刀をお山(金毘羅さん)に納めに行くためである。 すぐに行ってきますという石松に、「待て待て、発つのは明日でいい。それから次朗長が頭を下げてのお願いは、お前という人は酒癖が悪いから、旅の間は一滴の酒も飲んでくれるな、いいか・・」「わかりました、つとまらねえから断ります」「俺がこんなに頼んでもいやか?」「いやです・・」「よせ・・!次朗長には六百何十人子分がいるが、俺の言うことをいやだと言うのはお前一人だ、生かしておいちゃためにならねえ、命はもらった、覚悟しろ」「有りがてーな、わっしゃあ、あんたに惚れて子分になったんだ、惚れたあんたに斬られて死ねりゃ本望だ、さっ、斬っておくんねえ」強情っぱり同士が喧嘩している。 となりの部屋で聞いていた大政、小政が石松を呼びつけて、嘘も方便て言葉を知らねえか、判らないようにこっそり飲んでいいから・・と説教し、判った石松は、翌朝、金毘羅さんへ向けて出発する。 四国・金毘羅さんに刀を納め、讃岐の国を後にして、大阪へ戻る石松は、大阪・八軒屋から伏見へ渡す三十石船に乗り込み、船中でのやりとりで、「飲みネー、食いネー、もっとこっちへよんネエー、江戸っ子だってネー」「神田の生まれヨー」の、やりとりは余りにも有名である・・、 だが、その後の石松の運命やいかに・・・??。 』 
    現代の若い人は・・?、無理かな。



    帰路、駐車場の御土産屋で、2000円の七福神の置物を購入し金毘羅宮を後にした。

    金毘羅船々』  四国・讃岐民謡 

    金毘羅船々 
    追風に帆かけて 
    シュラシュシュシュ
    まわれば四国は讃州・那珂郡 象頭山・金毘羅大権現
    一度まわれば

    お宮は金毘羅 
    船神さまだよ 
    キララララ
    時化でも無事だよ雪洞ゃ明るい錨を下して遊ばんせ
    一度まわれば 
     

    昔の女の子は、よく次のような数え歌を歌いながら、お手玉で遊んでいたらしい。
    その中に、「讃岐の金毘羅さん」の歌詞も入っていた。


    わらべ歌風 数え歌
    一番はじめが一宮       六つ村々鎮守様
    二また日光東照宮       七つ成田の不動様
    三また讃岐の金毘羅さん    八つ八幡の八幡宮
    四また信濃の善光寺      九つ高野の弘法様
    五つ出雲の大社        十で東京浅草寺

    次回は、七十五番霊場・「善通寺



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