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  • from: orimasaさん

    2011年05月12日 11時26分43秒

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    日本周遊紀行(126)阿蘇 「阿蘇神社」

    .

    『九州紀行』は以下にも記載してます(主に写真関係)
    九州紀行」; http://orimasa2009.web.fc2.com/kyusyu.htm
    九州紀行」; http://sky.geocities.jp/orimasa2010/




     日本周遊紀行(126)阿蘇 「阿蘇神社」  、







    写真:阿蘇神社本殿と楼門




    阿蘇山が火の神の象徴で、その祭神が・・、

    宮地の駅前を左折して県道11号線に入った先に、一の宮の「阿蘇神社」へ出た。
    境内の一角に駐車場があり、ほぼ正面に威風堂々の門が構えていて、まずその大きさに驚く、「楼門」と言うらしい。 

    大楼門は全体の造形美に加えて屋根下部の細かい彫刻もすばらしく、日本三大楼門(他に茨城県の鹿島神宮、福岡県の箱崎宮)の一つとされ、屋根は二層式で正式には「二層楼山門式」と云われる。 
    くぐり通路の上には巨大な注連縄(しめなわ)が飾られ、上部には金文字の大額が「阿蘇神社」と標している。

    この文字は、有栖川宮熾仁親王(ありすがわのみやたるひとしんのう:明治維新戦争時の官軍総大将・東征軍の軍歌「宮さん、宮さん、お馬の前で・・・」とは親王のことを指す)の御筆によるという。
    高さ21mの2階建造り。


    楼門をくぐり境内へと入ると格式、風格ある社殿が鎮座する。
    先ず、本殿正面の参拝殿に額ずく。左右を見渡すと社殿の数が多い、その数なんと12神の祭神を祀ってあるという。

    主神・一宮が健磐龍命(タテイワタツノミコト:阿蘇大神)、二宮が阿蘇都媛命(アソツノヒメノミコト:阿蘇大神の妃)、・・・。

    日本の初代天皇である神武天皇(紀元前660年即位)の孫にあたる健磐龍命はこの阿蘇の地に新天地をつくったとされ、創立は孝霊9年(紀元前282年)と言われる。

    阿蘇神社は、阿蘇開拓の祖と言われ歴史、格式とも申し分ない神社である。
    健磐龍尊は現在の京都府である山城国宇治から阿蘇に来たとも伝えられ、神武天皇の勅命により阿蘇に下って鎮西鎮護の大任を果したとされる。 

    健磐龍は健々しく岩が立つ状態を神格化したもので、“立つ”とは自然現象が急に出現する状態を指し、阿蘇山が噴火して火を噴き、火山弾が降ることで阿蘇山に対する霊異から「火の神」とも言われ、この地方を広く「火の国」とも称したという。
    又、水神・治水の神の自然神とも見られ、国造り、農業の神として崇められている。

    その昔、阿蘇の大爆発で裾野のを残して大陥没を起こした。
    やがてそこに水がたまり、外輪山の中は一面湖水で覆われてしまった。
    健磐龍命はこの水を流して作物の取れる豊かな国にしようと考え一蹴りされると、山は一気に崩れて大きな穴があき、水は勢いよく外へ流れ出した。
    その為か、今は緑豊かな田園が広がる肥沃な地になっているという。



    阿蘇神社の参道は拝殿に向かわずに、阿蘇山(高岳・・中岳)に向かって拝殿の横(西方)を真っ直ぐ南方に伸びている(阿蘇神社は全国的にも珍しい横参道という)、つまり、本来の祭神は阿蘇山であるとも言われ、又、阿蘇山-阿蘇神社の北方の延長上に「国造神社」がある。

    この阿蘇山-阿蘇神社-国造神社の南北の一直線を“聖なるライン”と言われてる。
    国造神社(こくぞうじんじゃ)は別名・北宮ともいい、阿蘇神社の北約4キロmの地点で外輪山の内側麓に鎮座している。
    この国造神社と阿蘇神社の直線上に阿蘇五岳の中岳が位置していて、聖なるラインと言われる。 
    祭神は健磐龍命の第一子・国造速瓶玉命(クニノミヤツコハヤミカタマノミコト)といわれ、社は延喜式には905年創建と書かれている。


    阿蘇神社の末社は全国450社を超え、その殆どが熊本県内に存在しているが、明治に定められたの社格の制度では官幣大社(かんぺいたいしゃあ)という最上位の神社に位置していた。
    社殿は総欅の白木造り、「阿蘇式」と呼ばれる他に類のない様式であるという。

    楼門を出て横へ行くと、確かに門前横丁と言われる「横参道」(聖なるライン)商店が並び、中には昔の面影を残す粋な建物も並んでいる。

    次回は、阿蘇・「大観峰




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