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  • from: orimasaさん

    2011年05月27日 10時45分02秒

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    日本周遊紀行(133)鉄輪温泉 「双葉荘」

    .

    『九州紀行』は以下にも記載してます(主に写真関係)
    九州紀行」; http://orimasa2009.web.fc2.com/kyusyu.htm
    九州紀行」; http://sky.geocities.jp/orimasa2010/



     日本周遊紀行(133)鉄輪温泉 「双葉荘」   、




    双葉荘と小生の愛車



    小生の貸間、庭の向こうは共同湯「地獄原温泉」



    薬師仏が見守る内湯






    地獄の調理場と利用案内



    鉄輪温泉の「双葉荘」は、人のいい女将さんでもっていると言っても過言ではない・・、

    目覚めて・・!? 、
    否、実際には完全には目覚めてはいない。 半覚半眠の状態で這うように浴室に向かった。 

    湯船の際に腰をドッカと下ろして湯を浴びようとすると、これが又例によって「熱い」・・!、
    蛇口を捻って冷水をガンガン入れる。
    熱い温泉水と冷水を程よく混ざり合った適温水を頭からぶっ掛ける。 
    湯加減が塩梅よくなったところで身体を漬け沈め、ジャブジャブと湯船の湯で顔を洗う頃になって、やっと目が覚めてくるのどである。 

    この辺りの湯(鉄輪温泉)は、概ね一番湯とはこんなもんであろう、一番方が湯温を調整しなくてはならない高温泉の宿命であろう。 
    適度に浸かりながら身体の全細胞がすっかり覚醒したところで、棚の「お薬師さん」に一礼して部屋に戻る。 

    次は地獄釜で朝食を作る、朝食は温泉卵とジャガイモ。
    ジャガイモは既に蒸してあったので温めるだけで、お出掛分をも含めてチョット多めに。 
    玉子は全熟だったら約10分位で出来上がる。
    バターならぬマヨネーズを付けて、生キュウリと一緒に食す。
    これが非常に美味かった。 地獄釜のお陰である。


    軽い朝食の後、早、向かいの共同湯から女性の話し声や洗い場の音が気になったし、お向かいさんに挨拶代わりに、もう一浴びすることにした。
    年増のズウズウしさでステテコと肌着姿で出向いた、幸い通りに人影は無かったが。

    瓦屋根の和風平屋造りで、外観もなかなかの感じである。 
    入り口横に石碑がありその横に待合の長椅子が置かれてあったのも良い。 
    玄関奥にお地蔵さん(一遍上人・・?)が祀ってあり賽銭箱がある、そこに100円玉を一個ソロリと入れて入室する。 
    無人なので入浴料は賽銭箱に入れるという小さいながらも、きちんと管理されていて素朴な外湯である。 

    ここは「地獄原温泉」というが、この平穏な温泉街に相応しくない恐ろしそうな名称で、その由来については先に記したが、昨日訪れた「長者原」(ちょうじゃばる)同様、「じごくばる」と仰しゃるらしい。
    男女別の内湯の入り口は右が男性、左が女性で入るとすぐ脱衣所があり、広くはないがサッパリ小奇麗な浴室にほぼ正方形の浴槽がある、石作りの床がいい。

    普通の銭湯のイメージは湯船の縁が床から高く、足を上げて跨ぐ感じで浸かるというのが多いが、鉄輪周辺では、(宿、渋の湯・・とも)このように床に湯船が埋まってる感じがお風呂の造り特徴の様である、バリアフリー浴槽とでも申そうか。 

    湯は微かに白濁しているようにも見えるが、やはり透明かな・・?、
    湯加減の都合で、投入量はそんなに多くはないが、熱めの湯は肌がスベるようだ。
    長湯は遠慮しながら、湯ったりと雰囲気を味わった後、退出した。泉質は含ホウ酸食塩泉(暖和性低張高温泉)


    さて、今日も天気が良さそうである。 
    本日は特に女性に人気のあると言われる「湯布院」を訪れることにした。 
    湯布院は朝霧に包まれた風景が桃源郷にたとえられる湯の里で、旅行したい場所のナンバー1にもあげられ、特に、黒川温泉と並んで女性に人気のある温泉地だと言われる。 

    宿の主人(女将さん)に・・、
    今日は湯布院へチョット行ってきます」と言うと、
    お天気もいいし結構だね・・男一人じゃもったいないね 」と冗談を返す。
    何なら、お女将さん一緒に行くかい・・? 」、
    ハハハハ・・・暇ならね・・」 


    双葉荘」は独特の温泉施設もさることながら、この女将さんでもっているといっても言い過ぎではない。 
    小生がこの旅荘を知ったのも、ある単独旅行者の青年が10日余り滞在し、宿のことは勿論であるが人の世話を進んでするこの女将さんの事を御袋さんの様に慕い、その人柄に惚れ込んでいる様子を知ったからである。

    ある滞在者の感想文の中に「 貸間の女将さんはとても優しく、短期、長期、分け隔てなく滞在の一人一人を丁寧に気遣っている感じでした。そして、いつもニコニコ穏やかに帳場周辺を漂っています。ダラダラとお世話になってしまった双葉荘ですが、帰る頃には自分の家のような気になってしまい本当に『去りがたし』でした。女将さんにはお土産に浴衣をいただき、おじいちゃんには『電車で食べなさい』と茹でタマゴやミカン、おやつを沢山持たされました。やっぱり双葉荘はいいなぁー、館内に漂う独特の優しい臭いがたまりません。気兼ねなく利用出来る気さくな貸間、長期、短期にかかわらず絶対におすすめです。 また行こう・・! 」・・とあった。 


    宿のパンフレットにも「 長いお付き合いのお客様が多いので毎年同じ時期に同じ方々がお越しになり、炊事場で、地獄釜で、お風呂で、お友達になられています。 湯治客は皆友達ですし、又、来年会いましょうと1年後の再会を楽しみにお別れします。 私達も同じ気持ちです。また、親子、兄弟姉妹等の集まり、お里に帰られるように泊まられる方もいらっしゃいます。荷物を預けて帰られる方もいらっしゃいます。 」・・と、宣伝文句とは承知しているが、これを100%地で行っているのが、ここの旅荘の女将さんなのであり、女将さんを頼ってくる常連客も多いのである。

    鉄輪温泉「双葉荘」  
    http://www.owl.ne.jp/kannawa/futabaso/



    今日は再び、鶴見岳、由布岳の南側を走る九州横断道路(県道11号)を行く。
    いやー、それにしても大曲小曲の急坂が多い、漸く峡霧台の展望地まできた。 
    湯布院の街が眼下に一望でき、山々に囲まれた盆地に沈む湯の町が望める場所として人気スポットでる。 

    今の時期は初夏で薄い霞がかかったように見受けられるが、秋冬の早朝の頃には、湯布院名物の朝霧が町全体を覆う幻想的な様を眺められるという場所でもある。 

    一服してヘヤ―ピン状の坂を下ると、既に観光地らしい洒落た造りの旅館やホテルが見受けられる。

    案内標識に従って観光案内のポイントにもなる駅へ向かった。

    次回、人気の「湯布院





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