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from: orimasaさん
2011年08月16日 10時06分05秒
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日本周遊紀行(159) 指宿 「ホテルと温泉」
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日本周遊紀行(159) 指宿 「ホテルと温泉」 ,
写真:指宿フェニックスホテル
「砂蒸し湯」の周りで、孫たち3人も素っ裸で・・、
「指宿フェニックスホテル」は、指宿名物・砂蒸し風呂や洞窟露天風呂で人気があるようだ。昨夜は、我が家族一行が到着しだい、これらの名物風呂を堪能した。
娘夫婦と上さんが「川の字」になって砂に埋もれている。
係員に許可をもらって孫3人も素っ裸で川の字の回りを、はしゃぎながら砂を掛け合っている。
「顔に掛けちゃ駄目だよ・・」、
「はーい」、
「ハーイ」、
小生は先日体験したので、今回は遠慮して孫の監視役である。
砂湯は先ず、受付の係りのおばさんに案内され、手早く浅い穴を砂に掘り、頭を乗せる枕代わりに一箇所砂を少し高く盛り、その上にタオルを敷く。
その穴に横たわると、今度は身体の上に砂がかけられていく。
上半身から下半身へ、勢いよく砂を乗せられると下腹部に重さを感じる。
顔以外すべて砂に埋まったら、後はおとなしく10〜15分そのままボーッとしている。
すると、砂はじんわり温かく知らぬ間に汗が出てくる。
低温火傷というのがあるらしく、どんなんだか不明だが、そんな時は身体をモコモコ動かすといいらしい。 砂の重みのせいか、ズキンズキンと自分の脈動を感じるのである。
まあ、この砂の重さと温かさが心地よいのである。
砂むし温泉は、いわば天然のサウナであり、砂の重みはマッサージ効果もあるようで、あつい砂の中に体を横たえるとじわじわと温まり、爽快な汗とともに気分もすっきりリフレッシュできる。
指宿の旅で、思い出一つの体験としては絶妙であろう。
次に、砂を落して広大な室内浴場、露天風呂へと浴槽入浴に移る、孫達とっては遊園地のようなプールである。
幸いにと言うか、この広い浴場に他の客は誰一人居無く、貸切り状態なので気兼ねは不必要であった。
ただ、孫たちが勢いよく突走って、転ぶのが心配だったが。
大浴場、露天風呂とも展望もよく、気持ちよくレフレッシュできた。
指宿温泉は、薩摩半島の南端の海岸沿いに5kmにわたって湧き出る温泉で、豊富な湯量に恵まれ、市内いたる所から湧き出る。
一日の温泉湧出量は約12万t、泉源は約800箇所在ると言わ、源泉温度は60から80度の高温泉で、泉質のナトリウム・塩化物泉は神経痛、筋肉痛、関節痛、胃腸病、肩こり等々に良いとされる。
旅館やホテルが建ち並ぶ温泉街のメインストリートは、フェニックスの街路樹が茂り、年間を通してハイビスカスやブーゲンビリアなどの花が咲き、南国情緒あふれる地域である。
かつては静かな湯治場として親しまれていたらしいが、現在でも町内には10ヶ所程の共同浴場が在り、何れも入湯料200円前後浸かれるという。
今も自炊施設を持つ宿もあり、湯治の長逗留の人も結構いるらしい。
そして、指宿温泉の特徴は、何といっても名物の「天然砂むし風呂」であろう。
摺ケ浜(すりがはま)海岸の砂浜に湧く天然の砂むし湯は、日本唯一の天然砂むし風呂が体験できる温泉地ある。
「砂蒸」そのものも、300年以上の歴史があるといい、近隣の海岸に出て適当に砂を掘れば、場所によっては砂蒸しができる場所がある。
海岸なので海水浴をし、その後、砂蒸しをするという優雅な温水浴ができる。
また、高温の場所に「薩摩芋」あるいは「生卵」を埋めておけば、ふかし芋あるいはゆで卵が出来上がし、味付けは海水で十分であるという。
お風呂の後は楽しい食事である。
ホテルの食事は夕・朝共にバイキング方式で、皆でワイワイ言いながら楽しくガツガツと戴きである。
孫達は爺・婆が世話役で、当の親の娘夫婦は承知したもんで、まかせっきりの素知らぬ顔で箸を口に運んでいる。
もっとも、小生はビール片手に、上の孫とお喋りをしながらの食事で、手は懸からないのであるが。
そんなこんなで、久しく賑やかな一日を家族と共に過ごし、枕を並べて夢路を辿ったのであった。
目覚めると久しぶりの雨の様気である、長々と雨無しのカラカラ渇水期が続ていたので、少々お湿りが欲しいところであるが、家族との楽しい一時である、今日だけは欲しくなかったのが。
孫達は、まるでランダムに転がしたように、アッチャコッチャの寝姿である、夕べの宵っ張りが効いてか未だ未だ(まだまだ)夢の中である、どんな夢かって・・?
幼児も夢見るよネ・・?!。
小生は例によって朝湯である。 上さんも起きてきて一緒に出掛けた。
大浴場から露天風呂の表へ出てみると、柔らかに降る雨は辺りをシットリと湿らせ、庭園の木々は緑を一層光らしている。
朝の入浴は身体を特に洗うことなく、のんびり入って体中の神経の目覚めを待つのである。
サッパリ湯上り後にホテル内をブラついて、後はご一行と朝食である、さすがの孫どもも半睡半眠(半覚半眠・・?)で、時々、ダダも・・!!
次回は、再び「知覧」へ
『九州紀行』は以下にも記載してます(主に写真関係)
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