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日本一周の旅

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  • from: orimasaさん

    2012年08月31日 13時53分35秒

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    新・日本紀行(55)紋別 「遺跡と遺骸」

    .新・日本紀行(55)紋別「遺跡と遺骸」「遺跡」と「遺骸」という、意外な取り合わせ・・!、紋別の市街に入る少し手前に「渚滑川」(しょこつがわ)という清

    .




     新・日本紀行(55)紋別 「遺跡と遺骸」 




    「遺跡」と「遺骸」という、意外な取り合わせ・・!、



    紋別の市街に入る少し手前に「渚滑川」(しょこつがわ)という清流が流れる。 

    その渚滑川を挟んで砂丘地帯に約1キロにわたって続く海岸性原生植物の群落が広がる。 
    ハマナスの群落地として知られ、小さなハス沼を中心にエゾスカシユリ、エゾカンゾウなど50種類ほどの草花が咲く。 

    そのハス沼の際にオムサロ・ネイチャーハウスがあり原生花園の案内と二階はオホーツク海やオムサロ原生花園の展望室になっている。 



    この地、冬は流氷見物のメッカと言われ、巨大な圧力で押されて出来た流氷山脈を見るのに絶好地という。 
    又、国道を挟んで「オムサロ遺跡公園」がある。
    そう、「紋別」は遺跡の街でもある。 

    市内様々な箇所に50数箇所以上あるといい、その中で代表的なのが「オムサロ遺跡」といわれる。


    ・・・・・・・・・・、

    事情で詳細は下記、「新・日本紀行」へ
    http://orimasa2005.blog101.fc2.com/ 

    ・・・・・・・・・・、


    ここの遺跡では、<b>縄文時代からオホーツク文化期、擦文文化期戦前の日本は、軍国主義で国家の政策は軍事最優先として推し進められていた。 

    当然のことながら兵員を確保し、増強されたため成人男子はどんどん徴兵され国内の生産活動に従事する人員が欠乏した。
    そこで、目をつけられたのが中国や朝鮮の人々であり、日本政府は大陸から中国人や朝鮮人を強制連行し、日本国内各地の鉱山や炭鉱、土木作業に従事させた。そして、ここ鴻之舞鉱山も例外ではなかった。


    以来、鴻之舞も同様に徐々に金の採掘量が低下し、それに比例するかのように人口も減少し、過疎化も急激に進行し、当時の最盛期には1万人以上いた町の人口も昭和40年代頃にはゴーストタウンと化し現在に至っているとのこと。


    今では、鴻之舞鉱山跡は紋別の「遺骸」となってその姿を晒しているという。


    次回は、「湧別」





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  • from: orimasaさん

    2012年08月30日 11時50分49秒

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    新・日本紀行(54) 「オホーツク海道」

    .新・日本紀行(54)「オホーツク海道」http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/5f/5b72038c35b82

    .






     新・日本紀行(54) 「オホーツク海道」 



    http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/5f/5b72038c35b8231556f8350d91432974.jpg
    浜頓別・クッチャロ湖




    流氷海道「オホーツク」を往く・・、



    ポロ沼と猿払川付近は既に浅黄色に変色した草紅葉(くさもみじ)が浮島のごとく偏在して、絵の様な美観が漂っている。 
    そして、間もなく「浜頓別」へ達したようである。




    http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/dc/5fa3bc4bee209720f60008315dfc3bcb.jpg
    浜頓別・クッチャロ湖の白鳥(資料)




    浜頓別・クッチャロ湖の白鳥公園、白鳥は未だ来ていないが、10月半ば以降シベリヤより飛来するという。
    正式名は「コハクチョウ」、その数一万数千羽、勿論日本最大の飛来地で「ラムサール条約」にも指定されている。 
    一部はここで越冬するが大部分は本州を南下し山形・新潟・宮城方面へ飛んでいってしまう、ここは中休みの地である。 三月の暖気、ここを中継してオホーツクをこえて、元のシベリヤへ帰って行き繁殖する。




    ラムサール条約」とは・・、

    イランの首都テヘランの北、カスピ海の近くに「ラムサール」という町がある。

    1971年に水鳥と湿地に関する国際会議が開かれ、「特に水鳥の生息地として国際的に大切な湿地に関する条約」が取り決められた。 この条約は、この町の名前をとって「ラムサール条約」と呼ばれる。


    湿地には泥炭地、湖沼、河川、海や入り江、干潟、マングローブ湿地や人工的なダムなどがあり、すなわち水の在るところはみんな湿地であると定義している。 
    ぴかぴかの靴が泥で汚れてしまうために立ち止待ってしまう所、そこから先こそが湿地である」、テッド・ホリス博士(イギリスの生態学者/ラムサール条約の発展に貢献)は言っている。 

    湿地には微生物をはじめ魚や貝、昆虫、鳥、獣、そのにいろいろな植物が育ち繁殖している、このように大切な湿地を世界の国々が守って、特に国を越えて飛んでい水鳥たちを中心にして、湿地の環境を守っていこうという国際条約である。


    1996年6月には93カ国837カ所が、2000年2月には、118カ国1016カ所、2001年2月には、123カ国1060カ所が登録湿地となっている。

    日本は1980年にラムサール条約に入り、釧路湿原が最初の登録湿地になり、次いで1985年に伊豆沼・内沼、1989年にクッチャロ湖、1991年にウトナイ湖などが登録湿地になった。



    今は、人っ子一人いない寂々とした湖岸に、木製の桟橋が沖中へ延びている。
    桟橋の中ほどで、屈んで(かがんで)水中を覗くと藻草が微かに揺れていて、手の平大のモズク蟹・・?が一匹這っていた。 
    水草の茎を差し出すと”両はさみ”で挟んだ。 ソーッと引き上げるとそのまま付いてくる、水面を出たところで片手でヒョイと摘んで桟橋へ載せた。 蟹は気が付いて慌てふためく。
    暫く(といっても、ホンの1分少々だよ、)遊んで離してやった。



    http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/83/a2e6e0568e186ba6d3e9845b81a559c1.jpg
     
    北の果て 我一人来て クッチャロの 

               しばしの休み 蟹とたわむる
    』  小生




    網走から美幌峠を越えた処に「屈斜路湖」がある。 
    韓字読みでクッシャロと呼んでいるが、アイヌ語源の意味ではこちらと同名の「クッチャロ」が元々らしい。
    どちらも同じ意味のアイヌ語から名前がつけられ、クッチャロ湖の語源は、「トー・クッ・チャロ」と言われ、日本語では「沼から水の流れ出る口」、「沼ののどもと」、「沼の出口」という意味になる。


     

    又、この辺り一帯は明治中期には一大金の産地として名を上げた。 
    頓別川の上流部、ウソタン川では今でも砂金探しの観光地になっていて、地図を見ると、砂金山、金ヶ丘、ウソタン砂金地、金山神社等、金にまつわる名称が多く残っている。
    明治33年に浜頓別を流れるウソタン川で発見された重さ768グラムの金塊が、日本最大のゴールドラッシュの始まりであったといわれる。


    ところで、採取高というのは常に極秘とされているために正確な生産高を把握することが難しいといわれているが、地元の『殖民広報』によると砂金採取量は、明治32年をピークに年々減少していると記しながらも、明治32年176貫(660キロ)、33年120貫(450キロ)、34年107貫(401.25キロ)、35年52貫(195キロ)、36年32貫(120キロ)と記録されている。 

    又、『浜頓別町史』は大正7年までの産出高累計550貫(2650キロ)と記している。

    現在のように機械力が駆使されていない時代に2トンあまりの採金は、驚異的な数字であり、ウソタン砂金地がいかに豊富な埋蔵量であったかを物語っている。

    現在でも、ウソタン川近郊には「砂金採掘公園」なるものも在り、 500円の入場を払って砂金掘り体験をすることができる。 
    一日にとれる砂金の量は微量ながら、埋もれている夢とロマンの大きさはゴールドラッシュ時代の昔と変わりないという。 


    毎年8月上旬には「ウソタン砂金フェスティバル」が開催され、又、周辺には砂金採掘全盛時代を忍ばせる石垣や金鉱跡などの遺跡も残っている。





    さて、「オホーツク文化」についてであるが・・、


    浜頓別のクッチャロ湖畔には、「オホーツク人・文化」の遺跡が多く出土しているという。

    更に、枝幸町(えさしちょう)、興部町(おこっぺちょう)界隈も遺跡が多く発掘されている。 
    尤も、当地域に限らずオオホーツク海の沿岸地域は古代遺構が数多く発掘されていて、この地は克って「オホーツク文化」が栄えた地なのである。 
    北海道特有の擦文文化(「手塩」の項で若干述べた)とアイヌ文化の中間に位置し、北海道の北部と東部辺りに7世紀から13世紀にかけてオホーツク海沿岸を中心に栄えた文化といわれる。
    年代は、奈良時代から鎌倉時代の始め頃にあたるとされ、オホーツク文化の担い手をオホーツク人とも呼んでいる。 


    そして、この文化は「アザラシ」と深い関係があるといわれる。 


    アザラシとオホーツク文化・・、

    当時の北方地域の人びとはアザラシの皮や腸を衣服にし、油を食料や明かりにして、肉を食料に骨を釣針やモリ先などにと無駄なく利用している。 
    オホーツク文化より後のアイヌの人びとも同様な暮らしをし、アザラシや魚の油を、ほたて貝に入れて明かりとしたりした。
    つまり、アザラシは当時の人々にとって最も生活に身近な動物だったのである。


    オホーツク人は、ロシアや中国の国境近くのアムール川(黒竜江)の海域をサハリンから南下したと考えられ、彼らは先ず北海道の北部で生活し、しだいに東へ南へと範囲を広げていった。
    その痕跡は東は国後島、南は奥尻島、北は樺太全域に及んでいるが、その後のオホーツク文化はアイヌ文化に取り入れられたともいわれる。


    人々は、アザラシ等の海獣狩猟や漁労を中心とする生活を送り、彼らの遺跡から出土した生活痕からは多くの釣針やモリ先、アザラシやトドや魚などの骨が出て来ている。
    これらの遺跡は海岸そばに限られ、内陸には存在しないという。 
    このことはオホーツク人の生活は海に依存して暮らしており、北海道北部と樺太では漁業に、北海道東部では海獣狩猟に重点があったともいわれる。 
    流氷の影響を受ける道東が冬の漁業に適していなかったためとも考えられている。 


    遺物に描かれた絵や模型から、オホーツク人が舟を操り、捕鯨を行っていたらしい。 
    又、海獣の他に既に豚と犬を飼い、どちらも食用にしていたらしい。 
    ただ、道東では豚飼育は低調だったが、熊(ヒグマ)をはじめとして様々な動物を狩ったとされる。 集落は海岸のそばに置かれ、住居は竪穴式で何十人も収容できる大型の住居や、一つの核家族で暮らしたと思われる小型の住居もあり、大規模住居は中心集落で見られるという。





    『古代人が生活し食べていくのに、オホーツク沿岸ほど良いところはない』 といわれる、おそらく世界一だろうと。


    流氷と共にやって来るアザラシやオットセイなどの海獣はシベリヤやサハリンと酷似していて、流氷は無味漂白のように思えるが、実際は「食の倉庫」であった。 
    オホーツク海の魚貝類をはじめサケ・マスなどの回遊魚は、食」のほうが川を上って向こうからやって来るのである


    又、気候・季節的にみても面白い・・??、

    オホーツク気団という「寒気団」がある、これが発達して東風(コチ)が吹くと稲作がダメージを受ける。 「やませ」である。 

    だが同時に、この北の地域は豊漁になる、大寒流がオホーツクから千島列島を抜けて太平洋に流れ込む、一部は日本海へ向かう。 此れが「親潮」である。

    それにしても「親潮」という名前がいい、北の漁業者が感謝をこめて付けた名だそうで、この海流は栄養に富みサケ・カニ・タラ・ホタテ・ホッキ等魚貝や海藻を育てる。 

    要するに、オホーツク海は稲作社会にとっては恐ろしい海だが、漁民にとっては「親のような海」なのである。


    この現象は、今も変わることはない。



    次回は、<strong>流氷の町・紋別の意外・</strong>・!





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    2012年08月29日 09時47分09秒

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    新・日本紀行(53)猿払 「或る海難事故」

    【北海道・オホーツク海道】稚内⇒⇒⇒⇒根室http://www.youtube.com/embed/r55k_SPooe4新・日本紀行新・日本紀行(5

    【北海道・オホーツク海道】稚内⇒⇒⇒⇒根室





    http://www.youtube.com/embed/r55k_SPooe4
    新・日本紀行    


     新・日本紀行(53)猿払 「或る海難事故」 



    宗谷岬」よりは、いよいよオホーツク海沿岸を南下することになる。 
    気のせいか、オホーツク沿岸は明るく輝いているようにも感じられる。 


    猿払村へ入っても、宗谷丘陵の草原状の伸びやかな風景が凹凸を繰り返しながら、延々と続いている。
    気持ちも周りの風景に馴染んで何となく晴れ晴れとして、小気味良くアクセルを踏んでいる。
    牧場の牛もノンビリ草を食んでいて、いかにも牧歌的な悠々たる世界である。


    海岸の公園(道の駅)に来た。 
    猿払公園にはホテル、サイクリングの拠点、ゴルフやキャンプ場等の施設が整っている道の駅の公園である。
    この中に目を引いたのが、海岸が一望に見通せる所に「インディギルカ号遭難慰霊碑」というのがあった。
    その昔大きな海難事故があったようで、そのための慰霊碑らしい。



    その「インディギルカ号遭難」とは・・?、

    http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/93/dd776a894c55716a88b615a8bd996bc6.jpg


    珍しい形のモニュメントと石碑が据えてある。 
    そして、その石碑には日本語とロシア語で・・、

    『 昭和14年12月12日 ソ連船「インディギルカ号」とそれ
    に乗合せていた人々に最後の時がやってきた
     「イ」号は 秋の漁場を切上げて帰る漁夫及びその家族106
    4名を乗せて カムチャッカからウラジオストークに向って航海
    中 折からの暴風雪に押し流され 乗務員たちの必死の努力も空
    しく 進路を失い 12月12日未明浜鬼志別沖1500メート
    ルのトド岩に座礁転覆 700余名の犠牲者を出す海難史上稀有
    の惨事となった
     
    身をさくような厳寒の海上で激浪と斗い 肉身の名を叫び続け
    ながら力尽きて死んで行った人々のことと その救助に全力を注
    いだ先人たちの美しい心情は 人類のある限り忘れてはならない
     この碑は 北海道はもとより国内の数多くの人々 並びにソ連
    側の海員 漁夫の善意に基く浄財によって 「イ」号と運命を共
    にした人々の冥福を祈るとともに 国際親善ならびに海難防止の
    願いをこめて建立されたものであり 台座の石はソビエト社会主
    義共和国連邦から寄贈された花崗岩である』 

    と記してある。


    昭和14年12月中、寒冷吹き荒ぶ(すさぶ)オホーツク海に、一艘の大型輸送船が咆哮していた・・!、ソ連船インディギルカ号だった。 
    カムチャッカ半島より漁夫等千数百人を乗せてウラジオストックへ向かう途中であり、彼らは鮭・鱒等の魚場の作業を終えて一旦ウラジオへ戻る途中であった。


    ・・・・・・・・・、



    事情で詳細は下記、「新・日本紀行」へ
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    次回は、流氷海道「<strong>オホーツク</strong>」







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    2012年08月28日 09時51分12秒

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    新・日本紀行;北海道 「宗谷岬」

    .新・日本紀行;北海道「宗谷岬」写真:本土最北の地・「宗谷岬」のシンボルマーク(小生が訪れた時刻を指している)遂に、北の果てへ来た、そして稚内から宗谷

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     新・日本紀行;北海道 「宗谷岬」 




    写真:本土最北の地・「宗谷岬」のシンボルマーク(小生が訪れた時刻を指している)






    遂に、北の果てへ来た、そして稚内から宗谷岬に向かう。

    途中、小さな「声間岬」の南に「大沼」がある。
    北海道の南端、函館郊外にも「大沼」があるが、こちらは最北端の大沼である。

    周辺は湿原地帯、秋になると、越冬地への中継点として、また春になるとシベリアへと帰る休息地として約5,000羽の白鳥(コハクチョウ)が飛来する。 
    「白鳥おじさん」こと、吉田敬直氏による個人的な給餌活動によりコハクチョウが呼び寄せられ、日本でも有数の飛来地になったという。 
    さらにはハクチョウのほかマガン、アオサギ、オオワシなど通年100種類以上の野鳥が観察でき、時期になると大沼はどこを見ても白鳥だらけ、野鳥だらけとなり、周辺にはミズバショウの群落も見られるという。


    国道のすぐ横に「稚内空港」が広大に広がる。

    こちらも日本最北のジェット化空港として、利尻及び礼文の離島生活路線、あるいは道北と札幌を結ぶ路線の基地として地域にとって重要な役割を果たしている。

    丘陵高所には、お馴染みとなった風力発電の風車が並ぶ。 
    最北の地は、風が強い町なのである。 冬は雪が降りだすと即、吹雪なってしまい、夏も風のせいで暑く感じないと。
    調べてみると・・、この辺りは北海道の中で最も風の強い地方らしく、1年のうち毎秒10m以上の強い風が吹く日は何と130日にのぼるという。 

    宗谷の地は、低層山脈のなだらかな丘陵性の地形で、ほかには遮るものが何もないことから強風が直接吹いてくる。 
    その風を利用して稚内市はデンマーク製の風力発電を導入しているという。 

    1基当たり1億4000万もするらしく、現在、17機稼動中という、金額は・・??。 この風力発電が、今問題になっている環境問題の一つの解決策になればと思うのだが・・?。



    海面より少々高目を、「宗谷岬」を目指して進む・・、

    岬先端に、鋭三角のモニュメントが天を指していて、見字盤には「日本最北端に地」と記されている。
    三角錐のデザインは北国のシンボルである北極星の一稜をモチーフにしているという。

    駐車場横の売店の出入り口も三角屋根を模ってあり、その正面には「宗谷岬・時刻13時25分・日本最北端・気温21.0℃・北緯45度31分14秒・日付平成16年9月27日」と記してあった。

    岬には「間宮林蔵」の立像があり、そこから樺太(現実はサハリン)は微かに遠望できた。距離にして43kmは決して遠くない距離であるが、しかし今は遠い・・?。 





    その間宮林蔵が、樺太が大陸でなく島である事を発見するのは1800年初の事であった。

    江戸後期、ロシア軍艦が蝦夷北方にしばしば現れるようになり、合わせて事件を頻繁に起こすようになる。 その為幕府は、北方警備のため宗谷に守備要員を派遣し、その中に松田伝十郎がいた。 
    更に幕府は、伝十郎と間宮林蔵に樺太の調査を命じている。又、当時1800年前後にヨーロッパで「サハリンが島であるのか、半島であるのか」の論争が起こっていて、それらに決着を図るべく幕府天文方は松田と間宮をサハリンに派遣し、探検させたとも云われる。

    林蔵は幼少より数理にあかるく、日本地図の親・「伊能忠敬」の門人になる。 
    忠敬は上総(かずさ・千葉県)、間宮林蔵は下総(しもふさ・茨城県)の出身でいわばお隣同士であった。 

    忠敬は、林蔵のことを「非常の人」と世間に告げていた。 
    林蔵は、その後北方・千島等を測量するため、伝十郎とともに小船でサハリンの最南端シラヌシに上陸する。 

    両人は東西に分かれて、林蔵は東より北上し、海上あるいは陸上より調査を行なっている。 林蔵は一旦帰国するが、直ぐまた二度目の調査に出かけている。


    1808年、西海岸を探検した松田は、海峡最狭部に達し、ここが海峡であることを確認し、間宮も松田に合流して、同様に海峡を確認した。
    併せて翌1809年、間宮は、現地人の船で海峡を越えて大陸に渡り、この地域の詳細な調査を行いながら、そのまま大陸に渡り黒竜江を上って満州(中国東北部)にまで達している。 


    日本では、大陸と樺太の海峡を「間宮海峡」と呼んでいるが、一般には「タタール海峡」(韃靼海峡)と称しているようである。 
    又、海峡の最短部は距離で7km程度であり、そこを間宮海峡と呼ぶ場合もあるようだ。

    明治8年、条約により樺太全島はロソア領になり、千島全島は日本領になった。 
    その後、日露戦争で樺太南部は日本領に成ったが、太平洋戦争の敗戦で全てを失った恰好になっている。



    岬の右側に「宗谷岬」の歌碑が有り、そこから絶えず曲歌が流れていた。



    『宗谷岬』  歌:千葉紘子

    流氷融けて 春風吹いて
    ハマナス咲いて カモメも啼いて
    遥か沖ゆく 外国船の
    煙も嬉し 宗谷の岬
    流氷融けて 春風吹いて
    ハマナス揺れる 宗谷の岬


    幸せ求め 最果ての地に
    それぞれ人は 明日(アシタ)を祈る
    波もピリカの 子守のように
    想い出残る 宗谷の岬
    流氷融けて 春風吹いて
    ハマナス揺れる 宗谷の岬



    海道沿いに「最北・・」と謳った看板の商店や民宿が目立った。

    この旅の現時点までは、「北上」と名打ったが、これから先は「南下」である。 何故「北上」で、「南下」と称するのは定かでないが、きっと地球の緯度の関係かも知れない・・?。

    因みに、日本海側は夕陽・日の入り・日没なのに対して、コレからのオホーツク海・太平洋は旭日・日の出・日昇等となる。
    北海道は知らないが、一時期本州では裏日本、表日本などと称していた。 小生はこの呼名は余り好きではないが、最近では「裏日本」という呼称は差別的用語に当たるとかで、使われてないようだが・・?。


    「日本周遊紀行」の内、宗谷岬からはオホーツク海、太平洋岸を南下することのなる。
    次回からも御期待下さい。

    稚内の関連リンク
    <a href="http://outdoor.geocities.jp/n_issyuu2005/d-8-k.htm">「宗谷岬」</a>
    <a href="http://outdoor.geocities.jp/n_issyuu2005/d-8-2.htm">稚内 「野寒布岬」</a>
    <a href="http://outdoor.geocities.jp/n_issyuu2005/d-8-2.htm">稚内 「九人の乙女の碑」</a>
    <a href="http://outdoor.geocities.jp/n_issyuu2005/d-8-3.htm">稚内 「氷雪の門」</a>



    次回からは、「<strong>猿払</strong>」





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    2012年08月28日 09時44分01秒

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    新・日本紀行 北海道 「サロベツ原野」

    .新・日本紀行北海道「サロベツ原野」北海道最北の地・「サロベツ原野」と原野に立つ森繁久弥氏の句碑天塩町から道道106号線に入ると、しばらくは日本海へ注

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     新・日本紀行 北海道 「サロベツ原野」 



    北海道最北の地・「サロベツ原野」と原野に立つ森繁久弥氏の句碑




     
    天塩町から道道106号線に入ると、しばらくは日本海へ注ぐ天塩川の左岸を走り、日本海とは微妙に距離を置いたところを北上する。

    天塩川は、日本海と並行しながら延々と南下するように流れていて、そして天塩町の北端でやっと日本海へ流れ込むのである。 
    この河は北方の幌延町辺りで日本海へ向っているのだが、直前まで来て砂丘に阻まれ、今度は海岸線沿いを 凡そ10km も南下するためである。

    その天塩川が南下しているところを、道道106号線が並行して北上しているのである。 
    北海道・北端の地へ至る最後の道であり、道としての最後の導(しるべ)でもある。
    5km ほど北上したところで道は左へカーブし、天塩川を渡る。 
    満々と水を湛えた川は全くの自然のままで、いかにも大自然の北海道をイメージさせるのに充分である。

    天塩川と日本海を分け隔てている浜砂丘へと「天塩河口大橋」を渡る、ここからは左手には「利尻富士」が見え隠れしている。 
    ひたすら日本海沿いを北上することになるが、道道106号線の第一幕は、天塩川を渡って浜砂丘へ出ると遠くに見えてくる有名な風車である。 


    色々なCMや広告写真などで使われているらしいが、日本とは思えない雄大な風景の中に溶け込むように在るのが風車の列である。 
    又、ここが道道と天塩川とが並行してきた最後の地点でもあり、離れる場所でもあるのだが。
    風車の数は 29基あまりあって、横一列に日本海に向けて立っている。

    東北の北部地方あたりから、あちこち風車のある景色は拝見しているが、ここほど圧倒的な風車の景色はなかったように思う。 
    このあたりは見る目にも風が強い地域であることが想像でき、環境に優しい自然エネルギーは北海道の風景にもぴったりである。



    その風車の列を過ぎると、いよいよ「サロベツ原野」へ入る。
    原野は、余りにも広大な為か南側を下サロベツ原野、北側を上サロベツ原野と称しているらしい。
    道は、北への真っ直ぐな道が淡々と進む、本当に「ひたすら」という言葉が似合うほどに続く。 しかも、対向車には殆ど会うこともなく、どこまで続くのだろう、と思うくらいに続く。

    左右は、サロベツ原野とは言うけれど、ウネリのような低い丘陵地が続いているようであり、時節柄、枯れた色合いが、その寂寥感に輪をかける。 
    しかしながら道路は全くの平坦で、直線が無限の彼方まで延びて姿を消しているのである。


    周囲は丘陵地から次第に原野らしく平原の様相になってきて、左に時折、真っ青な北の海が見渡せる。 
    地図を見ると道路はいかにも海岸、波打ち際を走っているように思われるが、実は7〜80m陸側に位置していて、その間は同様に原野になっているのである。 
    草原の所謂、枯れ草文様の中に緑の縞模様が見られ、次第に原生花園・原生湿原と言われる様態に変化してきているようだ。


    「サロベツ原生花園」と青海に幽かに浮かぶ山・「利尻岳」の三角錐の姿を眺めながらの快適なドライブウェイは続く。 
    定規を当てた様な真っ直ぐに延びた一本の道、思わず踏むアクセルに力が入るが、スピードに乗って通り過ぎてしまうにはにはもったいない程の景観が連続している。

    「利尻・礼文・サロベツ国立公園」の広く爽やかな風景を存分に味わいたい・・!!。 
    北海道の北の果ての短い夏はすでに終わり、すでに晩秋の気配が漂よい、緑の湿原は褐色の大地に変わっていたが、しかし青い海、澄んだ空は変わることがない。


    間もなくサロベツ原生花園の浜勇知園地の見晴休憩地に来た。 

    道道:稚内天塩線の唯一のパーキングであり、ここで一息入れ、散策を楽しむ。
    「こうほねの家」という木造の洒落た休憩施設があった。 屋上からは、日本海にそびえ立つ利尻富士が見られ、美しい夕日も見られる絶好のビューポイントでもある。

    「こうほね」という妙な名であるが・・?、
    小屋の裏に広がる池塘に浮かぶ水生植物の名前のことで、その名をこうほね・河骨と称する。 睡蓮(すいれん)科の一種で、可憐な黄色い花を付ける。 
    川などに生え、水中にある根茎が白くゴツゴツして骨のように見えるので河骨と称しているようである。
    河骨の根茎は「川骨(せんこつ)」の名で漢方薬としてよく用いられ、二つ割りにして干して、止血剤や浄血剤、強壮剤として使われるという。



    処々に僅かに真赤なハマナスの花が咲き、移り行く季節を惜しんでいる様である。 
    「 ハマナスの花の色は北へ来るほど赤味が増す 」といわれる。


    森繁久弥氏も映画ロケで訪れたようで、園地に歌碑が刻んであるった。

    『 浜茄子の 咲きみだれたる サロベツの
                砂丘の涯の 海に立つ富士
     』


    「富士」とは、無論、利尻富士のことである。


    ここサロベツ原野は北緯45度丁度で北半球の緯度ではど真ん中にあたるらしい。 
    又、この地は大陸風景・満州平原(中国東北部で旧日本の支配地)に相似していることから、「人間の条件」、「戦争と人間」、「不毛地帯」等の映画の撮影の舞台にもなったとか。 

    森繁久弥は、この原野でどのような題材の映画をロケしたのか定かでない。 
    もしかしたら、映画のロケではなく周遊に来ていたのかもしれない。
    いずれにしても、このサロベツ原野の美観溢れる絶景の地に到って肝を奪われ、思わず一句ひねったのかもしれない。

    サロベツ原野、特にここの湿原地帯は日本低地における代表的な湿原といわれ、高層湿原から中間湿原へ移行するといわれる植物が多く咲き誇り、モウセンゴケ、ショジョウバカマ、ツルコケモモなどの花々が、季節を華やかに咲き競うという。  
    そこに広がる日本最北の湿原には、寒冷地植物群が100種類以上も植生しているといわれる。


    気がつくと道標に「稚内26km」とあった。
    北端の地の稚内や宗谷岬へはあと一息である。


    次回は、 北端の最終章「宗谷岬






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    2012年08月25日 09時38分20秒

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    新・日本紀行;北海道 「雄冬岬と神居岩温泉」

    .新・日本紀行;北海道「雄冬岬と神居岩温泉」http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/46/dc675a21692

    .






     新・日本紀行;北海道 「雄冬岬と神居岩温泉」 




    http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/46/dc675a216920ac55d47b1937a134f1c5.jpg


    http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/56/3aa87cacda41d5e0dfe7b44e298f66cf.jpg
    北海道最西端の「ダイヤモンド道路」と称される「雄冬岬」とパーキングエリア






    北海道の最西端の地・「雄冬岬」、


    札幌から日本海側の海岸沿いを留萌まで走る国道231号は、難関だった「雄冬岬」の部分が開通してから留萌方面へは相当近道になったらしい。

    石狩街道をまっすぐ北上し、その後20数kmは海岸沿いを走ることになり、厚田までは比較的平坦な海岸線であるが、その後は切り立った崖っぷちのような部分でトンネルもも多く、深い山の中を走る様である。この道路を別名「ダイヤモンド道路」とも呼ばれるという。


    ・・・・・・・・・・・・・・・、



    事情で詳細は下記、「新・日本紀行」へ
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    次回は、 「<strong>サロベツ原野</strong>」





     


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    2012年08月25日 09時28分11秒

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    新・日本紀行; 小樽 「小樽運河」

    .新・日本紀行;小樽「小樽運河」「小樽運河」余市から国道5号線にのって「小樽」へ入り、いきなりあの有名な「小樽運河」へヒョッコリ出た。ここは小樽でも最

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     新・日本紀行; 小樽 「小樽運河」 




    「小樽運河」




    余市から国道5号線にのって「小樽」へ入り、いきなりあの有名な「小樽運河」へヒョッコリ出た。

    ここは小樽でも最大の観光スポットであろう、好天でしかも今日は気がつけば日曜日(平成16年9月26日)とあって大層な人出である。 

    以前、「冬の小樽」を訪れた時、小樽運河を中心とした界隈で、雪の路端に小さなキャンドルを灯した「雪明りの道」を、ソゾロ歩きした幻想的な景色を思い出した。


    小樽運河で顕著なものは、何と言っても向こう岸に並ぶ古き「倉庫群」であろう。

    ・・・・・・・・・・、


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    2012年08月18日 09時56分12秒

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    新・日本紀行;温泉編 函館「湯の川温泉」

    .新・日本紀行;温泉編函館「湯の川温泉」http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/32/50f15675dd885

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    新・日本紀行;温泉編 函館「湯の川温泉」




    http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/32/50f15675dd8853573c8fd8ad8c09be03.jpg
    汐見橋より見た「湯の川温泉」の夕景




    函館の癒し場・「湯の川温泉」へ、

    先程予約しておいた本日の宿・「湯の川温泉」へ向う。 
    夕刻も深まった函館市内は時間帯のラッシュ時で、首都圏並みの渋滞気味であった。
    市街地より沿岸に沿って東へ凡そ5km程であろうか、町内の一角、海岸沿いに温泉タウンはあった。

    湯の川温泉は「函館の奥座敷」、「北海道三大温泉」の一つに数えられるとともに、道内でも指折りの古湯という。 

    ・・・・・・・・・・・・・・、


    事情で詳細は下記、「新・日本紀行」へ
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    次回は、「知内、福島」





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    《 旅の記録 》

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    「白馬連峰登頂記(2004)」 http://www.geocities.jp/orimasa2001/hakuba-1.htm
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    「八ヶ岳越年登山(1969年)」 http://www.geocities.jp/orimasa2001/yatuhuyu1.htm
    「谷川岳(1967年)」 http://www.geocities.jp/orimasa2001/tanigawa.htm
    「尾瀬紀行(1973年)」 http://orimasa2007.web.fc2.com/
    「大菩薩峠(1970年)」 http://orimasa2007.web.fc2.com/daibo0.htm
    「丹沢山(1969年)」 http://www.geocities.jp/orimasa2001/tannzawasan.htm
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    「西丹沢・檜洞丸(1970年)」 http://www.geocities.jp/orimasa2001/hinokihora.htm
    「丹沢、山迷記(1970年)」 http://www.geocities.jp/orimasa2001/sanmeiki.htm
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    「山旅の記」 http://orimasa2007.web.fc2.com/yamatabi-ki.htm    
    「山の歌」 http://orimasa2007.web.fc2.com/yama-uta.htm 
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    【上越国境・谷川岳】 http://www.geocities.jp/orimasa2001/kokkyou.htm
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    2012年08月17日 09時13分07秒

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    新・日本紀行(52)稚内 「氷雪の門」

    .新・日本紀行(52)稚内「氷雪の門」http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/d0/99f326626cdb2b

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    新・日本紀行(52)稚内 「氷雪の門」



    http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/d0/99f326626cdb2bac3a874394401c22f1.jpg
    同様に稚内公園(望郷の丘)に立つ「氷雪の門」



    さて次に「氷雪の門」とは、戦後、樺太における邦人の苦難の過去、歴史を示した慰霊の碑である。


    ソ連軍の侵攻を知った樺太の日本人は、北海道へ緊急避難することを決め輸送を始めた。
    この時は、あの北支満州へ侵攻したのと同様に、樺太でも大混乱を極め、港へ着くまでは様々な苦労が有ったと言われる。 

    先ず、ソ連の潜水艦が出没、留萌沖では「小笠原丸」などが魚雷攻撃で沈没、1800人の犠牲者が出した。


    樺太・大泊港はソ連軍によって封鎖されるまで77000人が北海道へ渡ったが、残された人々も多いという。 

    ・・・・・・・・・・・・・、


    事情で詳細は下記、「新・日本紀行」へ
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    この後は同じコース(函館から)で「<strong>温泉と観光</strong>」を訪ねます。



     


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    2012年08月16日 09時50分27秒

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    新・日本紀行(52)稚内 「九人の乙女の碑」

    .新・日本紀行(52)稚内「九人の乙女の碑」http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/2a/56b65cf6693

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     新・日本紀行(52)稚内 「九人の乙女の碑」 



    http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/2a/56b65cf6693ac51b611e26dedba0c582.jpg
    稚内公園(望郷の丘)に立つ「九人の乙女の碑」



    野寒布岬を後にして、海岸に沿いを「稚内」の市街地へ向かう。
    最北のJR駅である「稚内」を見物して、昼食を購入し、休憩のため見晴らしの良い稚内公園へ向かった。

    この見晴らしの良い高台は「稚内公園」であるが、ここの丘は別名を「望郷の丘」と呼ばれているようだ。 
    公園の北端の樺太(からふと:サハリン)を望むところに、「氷雪の門」という二本の柱のモニュメントが有り、ほぼ並んで「九人の乙女の碑」が碑文とともに立っている。 

    乙女の碑は別名「北のひめゆり」と言われ、所謂、九人の乙女の戦争犠牲者を碑している。

    その「九人の乙女」のことであるが・・、

    日露戦争の勝利によって明治38(1905)年、ポーツマス条約により日本領となった樺太(からふと:サハリン)には、炭鉱や工場などで働く多くの日本人が住んでいた。 


    ・・・・・・・・・、



    事情で詳細は下記、「新・日本紀行」へ
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    次に同じく稚内・「氷雪の門」、




     


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