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from: 花岡 実太さん
2008年07月29日 14時50分19秒
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080729 日経平均が大幅反落:識者はこうみる
2008年 07月 29日 12:27 JST
[東京 29日 ロイター] 午前の東京株式市場で日経平均は大幅反落。一時、前日比300円を超える下落となった。米国で金融不安が再び強まり原油価格も上昇。対ドルでの円高進行は小幅だったが、銀行や自動車など主力株を中心に売られた。
市場関係者のコメントは以下の通り。
●民間銀行への公的資金投入まで米金融不安は続く
<三菱UFJ証券 投資情報部長 藤戸 則弘氏>
米金融不安を終結させるために何をすべきかという結論は出ている。公的資金の投入だ。米政府系住宅金融機関(GSE)といった半官・半民の企業とは別に、民間銀行に公的資金を投入する道筋をつける必要がある。国民などからの反対も猛烈に出るだろうが断行せねば金融クレジット問題は根本的に解決しない。
一部のマーケット参加者は米金融機関のオンバランス上の数字を見て一喜一憂しているが、決算発表を行ったばかりの米投資銀行大手メリルリンチ(MER.N: 株価, 企業情報, レポート)が追加増資を発表したのをみてもわかるように、問題はオールネットベースでどれだけ損失が発生する可能性があるかという点だ。
日経平均が1万3000円を大きく割り込むようであればバリュエーション面での割安感が強まり信託などからの買いが下支える可能性はあるが上値を追う性質の買いではない。
●参加者不在で値動き荒い、反騰は旧盆明けか
<東海東京証券マーケットアナリスト 鈴木誠一氏>
東京株式市場は参加者不在で値動きが荒いものの、内容があるとはいえない。現物の売買代金が低水準なばかりでなく、先物の売買まで減少している。日本株は積極的に売られているというより、放置されている状態だ。
米国で金融不安が起きたといって、今からポジションを落とす投資家は少ない。すでに有力投資家の多くは現金比率を高めており、次のアクションは買いとみている。機関投資家は9月中間期に向けてパフォーマンスを上げることが要求されるが、この水準で動く必要はないだろう。薄商いの乱高下はしばらく続き、8月の旧盆明けから反騰相場に入るとみている。
●米預金保護のセーフティネットがぜい弱
<日興コーディアル証券シニアストラテジスト 河田剛氏>
米国の預金を保護するためのセーフティネットが意外にぜい弱だ。米連邦預金保険公社(FDIC)の資金残高が意外に少なく、地銀クラスであっても破たんが続くと預金者の不安を招き、取り付け騒ぎに発展する可能性がある。大手金融機関の破たんでなくとも取り付け騒ぎが横に広がれば金融システムリスクにつながることがありえるため、米通貨監督庁(OCC)による米地銀2行を閉鎖したことが米金融セクターの売りにつながったようだ。日本の銀行株もこれに連動して売られる展開になっている。日米株式ともまだ下値不安の強い状態が続いている。
●米国や中国の財政政策に注目
<大和住銀投信投資顧問 上席参事 小川耕一氏>
原油価格は落ち着いてきたが、この恩恵が実体経済に反映されるまでタイムラグがある。一方で、米国では地銀が閉鎖されるなど金融不安はいっこうに後退せず、景気減速感が強まるなか、国内株式市場では自動車などの輸出関連株が売られやすい地合いが続く。
国内ではなんら政策を打ち出す気配がないことからも、先行きは米国と北京五輪後の経済減速が懸念される中国当局の財政政策が焦点となってくるのではないか。特に米国はドル高維持とインフレ対策の両方が課題で、金融政策は引き締め、緩和どちらにも動きづらいため財政政策が頼りとなる。
国内株式市場は海外投資家をはじめ、リアル・インベスターの存在がほとんどない状態。出来高が薄く、指数は先物主導の短期的な売買で上下している。グローバルに市場が荒れている状況下では、日本株よりも割安感のある国も少なくない。海外投資家にとっては、目立った買い材料のない日本株に投資する理由に乏しい。
http://jp.reuters.com/-
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