2008年 08月 27日 08:35 JST
　　　　　　　 前営業日終値 年初来高値 年初来安値

日経平均.N225　 12778.71 14691.41 11787.51

　　　　　　　　 -99.95 2008年1月4日 2008年3月17日

同9月限<0#2JNI:> 12780

東証株価指数　　　 1229.35

ＴＯＰＩＸ先物　　 1227.5

シカゴ日経平均先物 12825 （ドル建て）

　　　　　　　　　 12815 （円建て）

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　［東京　２７日　ロイター］　きょうの東京株式市場では、日経平均がもみあう見通し。米国景気をにらんで不透明感が強く上値では戻り売りが出やすい一方で、このところのレンジの下値にあたる１万２６００円台は底堅いとみる参加者が多い。引き続き実需の商いが膨らみにくいなかで、先物に連動した取引になりそうだ。

　日経平均の予想レンジは、１万２６５０円─１万２９００円。


　スタンダード・アンド・プアーズ（Ｓ＆Ｐ）／ケース・シラーの６月の主要２０都市圏住宅価格指数が過去最大の落ち込みとなるなど米住宅市場は混迷が続き、米連邦預金保険公社（ＦＤＩＣ）は問題を抱える米銀の数が第２四半期末までに１１７行に増加したと発表するなど米金融セクターへの不安も拭えない。

　株式運用の不振で日本の年金積立金の不足が拡大したとの一部報道も、先行き株式投資のウエート引き下げにつながるのではないかとの懸念を呼んでいる。

　一方で、７月中旬以降の日経平均のレンジの下値が１万２６００円台。薄商いのなかで実需筋が様子見にまわり短期筋による先物の売買が中心になっているため本格的な下攻めが難しく、このところ１万２６００円台では底堅い展開が続いている。

　市場では「きょうの日経平均はレンジ内でもみあう展開になりそうだ。上値では戻り売りが出やすい一方で、原油高を受けて市況関連が物色されそうだ」（大手証券）との声が上がっている。

　「物色の中心は商社や太陽電池関連を含めた広い意味での資源・エネルギー関連。一方、創建ホームズ(8911.T: 株価, ニュース, レポート)の民事再生法適用申請が中堅不動産株や地銀株などを圧迫しそうだ」（国内証券）との見方も出ている。

　ロシアがグルジアの南オセチア自治州とアブハジア自治共和国の独立を承認し米欧の反発を招いていることや、北朝鮮が核施設の無力化作業を中断したことで国際的な緊張が高まっているが、為替が比較的落ち着いていることもあり「きょうの取引には直接大きな影響はないだろう」（かざか証券市場調査部長、田部井美彦氏）という。

http://jp.reuters.com/