2008年 10月 29日 08:28 JST
　　　　　　　 前営業日終値 年初来高値 年初来安値

日経平均.N225　 7621.92 14691.41 7162.90

　　　　　　　　 +459.02 2008年1月4日 2008年10月27日

同12月限<0#2JNI:> 7730

東証株価指数　　　 784.03

ＴＯＰＩＸ先物　　 793.5

シカゴ日経平均先物 8110 （ドル建て）

　　　　　　　　　 7940 （円建て）

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　［東京　２９日　ロイター］　市場関係者によると、きょうの東京株式市場は堅調な展開になると見込まれる。為替が円安に振れていることに加え米国株が急騰したことで、日経平均も戻りの上値を試すとみる声が多い。日銀が利下げを検討していることも市場心理をサポートしそうで、２９日に米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）が利下げを発表するとの期待が強いこととあわせ、日米の政策協調にも関心が集まりそうだ。

　日経平均の予想レンジは、７７００円─８１００円。

　２８日の米国市場では、ダウ工業株３０種.DJIとＳ＆Ｐ総合５００種.SPXが史上２番目の上げ幅を記録。８時２４分現在、ドルは対円で９８円台、ユーロは１２５円台と円安に振れている。

　市場では「日本株が米国株に先行して反発しているため、日経平均は米国株高についてはすでにある程度織り込んでしまっただろうが、円安については追加的に織り込む余地がありそうだ」（かざか証券市場調査部長、田部井美彦氏）との声が上がっている。

　また、関係筋によると、日銀は３１日に開催する金融政策決定会合で、利下げも含めて検討する方向。市場では「利下げによる景気押し上げ効果は限定的」（準大手証券）との声が多い。ただ、欧米の利下げ観測が強いなかで日本が歩調をあわせて政策協調をアピールすることで心理面での効果はあるとの見方もでている。また、欧米との金利差を確保し円高を防ぐ効果もありそうだ。２９日は米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）の政策発表が予定されている。利下げ期待が強いだけに売りにくい面もあり、きょうは戻りの上値を試すとみる声が多い。「ハイテク株や自動車株を中心に買いが先行するだろう」（かざか証券、田部井氏）という。

　ただ、世界景気は悪化の途上にあり、各国がまず利下げで手を打ったとしても「すべてが解決するわけではない」（別の準大手証券）。本格化している決算発表では２００９年３月期業績予想の下方修正が相次いでおり、戻りの上値には限度があるとみられている。

http://jp.reuters.com/