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  • from: 花岡 実太さん

    2008年10月30日 21時08分51秒

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    081030 09年3月期利益見通し上方修正の企業が増加、原料安などで

    2008年 10月 30日 19:54 JST
     [東京 30日 ロイター] 円高進行が企業業績を直撃する中、製品の値上げや原料安の効果を背景に09年3月期の利益見通しを上方修正する企業が増えてきた。

     世界経済の減速懸念は輸出数量の減少に結びついている面があるものの、国際商品市況の大幅な下落も呼び、収益に反映されるようなまとまった規模の原料安が国内企業に恩恵をもたらしてる。政府・日銀内には、世界経済減速による輸出へのマイナス効果がコスト減によるプラス効果を上回るとの悲観的な見通しが多いが、個別の企業決算を見ると、こうしたマクロ的見通しとは別の風景が見えてくる。

     30日の株式市場では、後場立会い中に住友金属工業(5405.T: 株価, ニュース, レポート)が2009年3月期の営業利益を従来予想の2300億円から2800億円(前年比0.6%増)に上方修正すると発表、これを受けて同社株は買い人気化した。

     新日本製鉄(5401.T: 株価, ニュース, レポート)が29日に09年3月期の連結経常利益予想をそれまでの4500億円から5600億円(前年比0.7%減)に24.4%の上方修正を発表したが、2社の上方修正はいずれも値上げが浸透する一方で、原料価格の低下メリットが寄与したことが背景にある。

     新日鉄の増田規一郎副社長は29日の会見で「この1カ月間でマーケットは急変している。米国発の金融不安の影響が各国の実体経済にも明らかに波及してきてる」と先行きに対して慎重な見方を示していた。

     しかし、通期で1兆1000億円とみていた原材料価格上昇のコスト負担増は1兆0200億円に縮小。販売価格面では、輸出価格の改善が大きく、通期で8600億円のプラス要因となるなど、原料安と販売価格の改善が収益面でプラスに働く。

     ここにきて商品市況の下落が顕著となっている。原油など19商品の先物相場で構成されるロイター/ジェフリーズCRB指数は、7月3日に高値473.97ポイントを形成した後は下落トレンドを鮮明にし、27日に直近安値となる253.85ポイントまで下落。率にして46%の下げを演じた。

     値上げや原料安が収益に貢献したのは鉄鋼メーカーだけではない。30日に発表した日清製粉グループ本社(2002.T: 株価, ニュース, レポート)の2008年4─9月期連結決算は、連結営業利益が97億9800万円(前年同期比19.3%増)と2割増益を確保。事業別営業利益で製粉事業が52億2700万円(同12.2%増)、食品事業が32億8800万円(同71.4%増)と、いずれも製品価格の値上げによる増収効果から前年実績を上回った。

     また、4─9月期営業利益が従来予想を上回るとともに通期予想を据え置いた富士フイルムホールディングス(4901.T: 株価, ニュース, レポート)では、銀・アルミなど主要原材料価格が低下傾向にあるため「完全とまでいかないが、原料価格の下落によって、円高による(デジタルカメラなど製品輸出分の為替差損による)マイナス分をほぼ相殺できる」(同社の高橋俊雄専務)という。

     円高で苦戦し通期見通しが下方修正に追い込まれた輸出型企業にとっても、値上げや原料安が一段の悪化を食い止める要因となっている。

     日米欧など先進地域の売上高低迷や円高で09年3月期営業利益予想を下方修正した日立建機(6305.T: 株価, ニュース, レポート)では、薄板など資材費は年間で277億円上昇すると想定しているものの、製品価格の値上げが順調に浸透しており、売価変動で304億円のプラスを見込むなど「資材費の上昇は売価に転嫁して相殺できる見通し」(同社の桑原信彦専務)としている。

     同じく通期の営業利益を下方修正したホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)も、銅価格の下落などにより、原材料高騰の影響が第1四半期に想定した数値よりも390億円ほど改善する見通しだ。

     原料価格の下落については、効果が現れるまでにタイムラグが生じる業種もある。その効果が比較的大きいとみられる食品業界からは「本格的に寄与してくるのは来期以降になる」(キッコマン(2801.T: 株価, ニュース, レポート)の染谷光男社長)、「現段階で具体的に効いてくることはない。ただ、来期以降に出てくる可能性がある」(ニチレイ(2871.T: 株価, ニュース, レポート)の中村隆執行役員)などの声もあった。

     株式市場の地合いが軟化している時は、輸出産業の円高デメリットなど悪い材料に株価は反応しがちだった。しかし、相場が落ち着いてきたことで「今後はこれまで評価されていると言い難かった原料安、値上げ効果、内需企業の円高メリットなどが注目される可能性もある。収益悪化を少しでも食い止める材料として、原油などの原料安効果が材料視されていくのではないか」(大手生保系投信運用担当者)との見方も出ている。

    http://jp.reuters.com/

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    金融危機は何だったんだぁーーーー¥
    アホクサ・・・

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