2008年 10月 31日 08:28 JST
　　　　　　　 前営業日終値 年初来高値 年初来安値

日経平均.N225　 9029.76 14691.41 　　7162.90

　　　　　　　　 +817.86 　　 2008年1月4日 2008年10月27日

同12月限<0#2JNI:> 9030

東証株価指数　　　 899.37

ＴＯＰＩＸ先物　　 909.5

シカゴ日経平均先物 9100 （ドル建て）

　　　　　　　　　 8945 （円建て）

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　［東京　３１日　ロイター］　市場関係者によると、きょうの東京株式市場は、しっかりの展開が予想されている。日銀が協調利下げを実施するとの期待が下値を支え、９０００円台を固める展開になるとみられている。金融政策発表後に為替が安定するかどうかに関心が集まっている。

　日経平均の予想レンジは、８９００円─９３００円。

　きょうは日銀の金融政策決定会合。通例は、昼前後に政策が発表されるケースが多い。市場では、米利下げに続いて日銀も０．２５％の利下げを実施するとみられている。

　利下げによる追加的な景気押し上げ効果は乏しいものの、日銀は「欧米との政策協調スタンスをアピールする」（準大手証券）ことで市場からの信頼を確保する見通し。また「日銀の利下げは今回で打ち止めで、米国もせいぜいあと１回。金利差の面からはドル／円の円高余地は乏しくなる」（投信）と、為替の安定効果も注目されている。このため、利下げが見送られた場合は、株価の反動も大きそうだ。

　日銀の利下げを確認したあとは、１１月６日の欧州中銀（ＥＣＢ）の利下げや１５日の金融サミットを待つ展開。政策期待が続くことから利下げ発表後も材料出尽くしにはなりにくいとみられている。一方で、日経平均は３０日までの３日間で１８００円以上値を戻しており、９０００円という心理的な節目をにらんで戻り売りや利食い売りがでてくる可能性はある。また、３連休を控えた週末とあって、午後はポジションを手仕舞う動きもでてきそうだ。

　このため、為替やアジア株をにらみながら、日経平均の９０００円台を固める展開が予想されている。為替が株式市場のテーマになっているだけに、引き続き、輸出関連や新興国関連の主力株が取引の中心になるとみる声が多い。

http://jp.reuters.com/