2009年 03月 24日 08:28 JST
　　　　　　　 前営業日終値 昨年来高値 昨年来安値

日経平均.N225　 8215.53 14691.41 　　　7162.90

　　　　　　　　 +269.57 2008年1月4日 2008年10月27日

同6月限<0#2JNI:> 7150

東証株価指数　　　 791.56

ＴＯＰＩＸ先物　　 699.5

シカゴ日経平均先物 8480 （ドル建て）

　　　　　　　　　 8400 （円建て）

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　［東京　２４日　ロイター］　きょうの東京株式市場で日経平均は続伸する見通し。米政府の不良資産買い取り計画の詳細発表を好感し米株が大幅高となっており、信用不安の後退から銀行など金融株に買いが先行するとみられている。また外為市場ではリスク選好姿勢の回復から円安が進行しており輸出株も堅調な推移が予想されている。上値試しの展開になるとみられるが、買い一巡後は８５００円付近で戻り売りが出て上値を押えられそうだとの見方も出ている。


　日経平均の予想レンジは８３００円─８５５０円。


　「米不良資産買い取り計画」の詳細は米市場で高く評価され、ダウ.DJIとＳ＆Ｐ.SPXは１日としては２００８年１０月下旬以来約５カ月ぶりの大幅な上昇となった。政府と民間投資家による不良資産の買い取りで、銀行の貸し出しや業績および経済全体の回復につながるとの期待が高まり、シティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)やバンク・オブ・アメリカ（バンカメ）(BAC.N: 株価, 企業情報, レポート)などの銀行株が急伸した。


　２３日の東京市場ではやや消化難だったものの、ＧＬＯＢＥＸ（シカゴの２４時間金融先物取引システム）での米株先物の上昇などを手掛かりに前日の日経平均は２６９円高と先取りした形になったが、きょうの市場でも「引き続きセンチメントの改善につながり上値を試す展開になりそうだ」（大手証券情報担当者）とみられている。


　リスク選好姿勢の回復でドルと円が下落。ドル／円は９７円台に戻していることで自動車やハイテクなど輸出株も買われやすいという。２月の米中古住宅販売が６年ぶりの大幅な伸びとなったことも景気回復への期待感を強めている。


　ただ「買い一巡後、日経平均で８５００円付近に接近すれば戻り売りが出やすくなる」（大和証券ＳＭＢＣ・グローバル・プロダクト企画部部長の高橋和宏氏）との見方も出ている。急ピッチの株価反発にテクニカル上の過熱感も出てくるという。海外勢の売り基調も依然継続している。

　前日は公的年金の買い観測が株価反発のひとつの要因となった。市場では「株価の上昇過程でも買ってきたのには、期末を前にリバランスを急いでいるからかもしれない。きょうも買い観測が出るかが注目される」（準大手証券トレーダー）との声が出ていた。


　（ロイター日本語ニュース　伊賀　大記記者）

http://jp.reuters.com/article/stocksNews/idJPnTK024964920090323

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